proud
以下では、英単語「proud」についてできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英単語: proud
品詞: 形容詞(adjective)
意味(英語)
• feeling deep pleasure or satisfaction as a result of one’s own achievements, qualities, or possessions, or those of someone with whom one is closely associated
意味(日本語)
• 自分自身や近しい人の業績・能力・所有物などに深い満足感や喜びを感じている様子
「“proud”は、自分や自分と関係のある人の成し遂げたことを誇りに思っているニュアンスを表す形容詞です。相手を褒めたり、自分や他人の成果に満足している様子を表すときに使います。」
主な活用形
• 比較級: prouder (より誇り高い)
• 最上級: proudest (最も誇り高い)
他の品詞形
• 名詞形: pride (誇り)
• 副詞形: proudly (誇らしげに)
※ 例: I take pride in my work. (私の仕事に誇りを持っています)
She smiled proudly. (彼女は誇らしげに微笑んだ)
難易度 (CEFR レベル目安)
• A2 (初級)〜B1 (中級)
日常英語でよく出てくる単語でありながら、使い方によってはニュアンスを少し理解する必要があるので、A2からB1あたりと考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
「proud」は接頭語や接尾語がついてできた構造ではなく、語幹そのものが「誇り高い」という意味をもっている単語です。
他の単語との関連性
- pride (名詞, 誇り)
- proudly (副詞, 誇らしげに)
- prideful (形容詞, 高慢な/誇りに満ちた) ※やや文語/古風な響き
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- be proud of ~
~を誇りに思う - feel proud of oneself
自分自身を誇らしく感じる - proud moment
誇らしい瞬間 - proud achievement
誇りとなる業績 - proud parent
誇らしげな親 - stand proud
誇らしげに立つ - proud heritage
誇りとなる遺産・文化 - proud tradition
誇り高い伝統 - proud to say …
…と誇りを持って言う - make someone proud
誰かを誇らしくさせる
3. 語源とニュアンス
語源
「proud」は、中英語 (Middle English) の “proud” からきており、古フランス語の “prud” や “prouz” に由来するとされています。当初は “brave(勇敢な)” のような意味合いを含むこともありましたが、現在の英語では主に「誇りに思う」というニュアンスで定着しています。
ニュアンスや使用時の注意点
- 「proud」はポジティブな文脈で「誇らしく思う」「自慢に思う」と使えますが、度が過ぎると「高慢な」「自惚れた」というネガティブな印象を与える可能性もあるため文脈に注意が必要です。
- 口語・文章ともに使われます。カジュアルにもフォーマルにも出てきますが、フォーマルな文脈では「We are proud to announce~」などビジネス的なお知らせの場面でよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
「proud」は形容詞なので補語(be動詞の後など)や名詞を修飾する前に置かれます。
例: I’m proud of you. / She is a proud person.「be proud to + 動詞」: 「~することを誇りに思う」「光栄に思う」
例: I’m proud to be part of this team.「proud of + 名詞/代名詞/動名詞」: 「~を誇りに思う」
例: He’s proud of his daughter. / They are proud of making progress.度を超えて「高慢な」というネガティブな意味で使われる場合には文脈に注意する必要があります。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I’m so proud of you for passing the exam!”
→「試験に合格して本当に誇りに思うよ!」 - “Don’t be too proud to ask for help.”
→「助けを求めることを恥ずかしがらないで。」 - “She’s proud of her new painting.”
→「彼女は自分の新作の絵を誇らしく思っている。」
ビジネス (フォーマル)
- “We are proud to announce our new product line.”
→「このたび新製品ラインを発表できることを誇りに思います。」 - “The manager felt proud of the entire team’s dedication.”
→「管理職はチーム全体の献身ぶりを誇りに感じた。」 - “I’m proud to have collaborated with such talented colleagues.”
→「才能ある同僚たちと協力できたことを誇りに思います。」
学術・アカデミック
- “Scholars are proud of the rigor in their research process.”
→「研究者たちは自分たちの研究過程の厳密さを誇りに思っている。」 - “He remains proud of his thesis, even after many years.”
→「彼は歳月が経っても自分の論文を誇りに思い続けている。」 - “Our university is proud of the contributions made by alumni in various fields.”
→「本学は卒業生がさまざまな分野において行っている貢献を誇りに思います。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- arrogant (傲慢な)
「proud」がポジティブにも使われるのに対し、「arrogant」は周囲を見下すような高慢さを示し、ネガティブなイメージが強い。 - haughty (高慢な)
「arrogant」と似ており、相手に対して上から目線で接する態度を示す。 - pleased (嬉しい)
「proud」は「誇り」の感情が強いが、「pleased」は「嬉しく思う」という軽めの感情を表す。
反意語 (Antonyms)
- ashamed (恥じている)
「ashamed」は何かを恥ずかしく思ったり、申し訳なく思う気持ちを表す。 - humble (謙虚な)
「proud」と対比されることも多い。自分を誇示せず、低姿勢、謙遜のニュアンス。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- /praʊd/
強勢(アクセント)
- 英語の単音節語なので、アクセントはそのまま「proud」全体にかかります。
アメリカ英語とイギリス英語の違い
- 大きな違いはありません。アメリカ英語でもイギリス英語でも /praʊd/ と発音されます。ただし、地域や話し手によって若干母音の色合いが異なる場合があります。
よくある発音ミス
- r を発音し忘れて /paʊd/ のように聞こえる場合や、日本語の「プラウド」に引っ張られて「プラード」のように伸びてしまう間違いが見られることがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “proud” を “poud” や “pround” と書いてしまうミスに注意。
- 同音異義語: 特に同じ発音の単語はありませんが、「proud」と「crowd(群衆)」のように母音が似ている単語を混同しないようにしましょう。
- 試験対策: TOEICや英検などでも、感情表現やビジネスメール文などに出てくる可能性があります。「I’m proud to 〜」の定型表現はビジネスシーンでよく見られるので覚えておくことをおすすめします。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「proud」は「pride(誇り)」とセットで覚えよう: “proud”は形容詞、名詞は“pride”。
- スペリングは「pr + ou + d」→「p(プ) + r(る) + ou(アウ) + d(ド)」と音読しながら覚えると間違いにくいです。
- “proud”を聞いたら、自信に満ちた表情や、胸を張っているイメージを思い浮かべるといいでしょう。
以上が英単語「proud」の詳細な解説です。使い方やニュアンスを押さえ、ぜひ会話でも積極的に取り入れてみてください。
(人が)得意な,誇らしげな
(人が)誇りを持った,自尊心のある
(人が)高慢な,威張った
《名詞の前にのみ用いて》(物事が)誇るに足る,みごとな