元となった辞書の項目
percentage
解説
名詞 “percentage” の詳細解説
1. 基本情報と概要
英単語: percentage
品詞: 名詞 (noun)
語義 (英語): A proportion or share expressed as a fraction of 100.
語義 (日本語): 「パーセンテージ」は、100分率、つまり「全体のどれくらいの割合か」を示すために使われる名詞です。たとえば「10%」は「全体の10/100」であることを意味します。日常会話でもビジネスでも、数字の比較や割合を表す時に幅広く使われる単語です。
活用形: 名詞なので、ふつう動詞のように時制変化はありません。
- 単数形: percentage
- 複数形: percentages
- 単数形: percentage
他の品詞例:
- percent (名詞/形容詞/副詞) : 例えば「80 percent (80%)」のように使われる。
- 派生形として percentile (名詞) などもありますが、これは統計用語で「割合順で並べたときの位置」を指します。
- percent (名詞/形容詞/副詞) : 例えば「80 percent (80%)」のように使われる。
難易度 (CEFRレベル): B1 (中級)
- 割合を表す機会は多いですが、初心者にはやや抽象的なのでB1レベル程度としています。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: per- (本来は「~につき」という意味を持つ接頭語に近い存在。ただし本単語で直接「per-」として機能しているわけではなく、語源的要素としての「per (~につき)」が含まれています)
- 語幹: cent (ラテン語由来で「100」を意味する)
- 接尾語: -age (「状態」「結果」「率」などを示す名詞化接尾語)
他の単語との関連性
- percent (前述の通り、同根語で「パーセント」「百分率」)
- cent (「100セント=1ドル」の通貨単位の“cent”や、“century”=100年など、同じ語幹を持ちます)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- high percentage(高い割合)
- low percentage(低い割合)
- small percentage(ごくわずかな割合)
- large percentage(大きな割合)
- percentage rate(パーセント率・利率)
- percentage increase(増加率)
- percentage decrease(減少率)
- percentage point(パーセンテージポイント)
- a certain percentage(ある一定の割合)
- percentage of total(合計のうちの割合)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
ラテン語の「per centum (1あたり100)」がもとになっており、英語ではそれが“percent”として取り入れられ、さらに名詞形の“percentage”が形成されました。 - ニュアンスや使用時の注意点:
- 「数字の割合」を示すのにほぼ必ず使われる便利な単語です。
- 数値の大小を比較するときによく「高い・低い」などの形容詞と合わせて使われます。
- フォーマル・カジュアルどちらにも使いやすい単語ですが、ビジネスのプレゼンや会議資料などフォーマルな状況では特に頻度が高い傾向があります。
- 「数字の割合」を示すのにほぼ必ず使われる便利な単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 / 不可算名詞:
“percentage”は通常可算名詞として扱われますが、実際に複数の割合を話題にするときは「percentages」と複数形で扱います。
例: “There are several different percentages to consider here.” - 使用シーン:
- 日常会話でも使われるが、特に報告書・統計・ビジネス文書などで多用されます。
- 日常会話でも使われるが、特に報告書・統計・ビジネス文書などで多用されます。
- 文法構文上の注意:
“percentage”の後に“of + 名詞”が続いて「~の割合」という表現をよく作ります。(例: “The percentage of women in the workforce is increasing.”)
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “What percentage of your salary do you save every month?”
┗「毎月、給料の何パーセントを貯金してるの?」 - “A small percentage of my friends still don’t have smartphones.”
┗「友だちのうち、ほんの少しだけスマホを持っていない人がいるんだよ。」 - “The battery percentage on my phone is down to 10%.”
┗「スマホのバッテリー残量が10%まで減っちゃった。」
(2) ビジネスでの例文
- “We need to increase the percentage of our sales in the eastern region.”
┗「東部地域での売上割合を増やす必要があります。」 - “The percentage of staff working remotely has grown significantly this year.”
┗「リモートワークをしているスタッフの割合は今年大幅に増えました。」 - “Could you provide the exact percentage for our profit margin?”
┗「利益率の正確なパーセンテージを教えていただけますか?」
(3) 学術的・専門的文脈での例文
- “The study shows a high percentage of respondents prefer online learning.”
┗「調査によると、多くの回答者がオンライン学習を好むことがわかります。」 - “A significant percentage of the variance can be explained by this factor.”
┗「分散の大部分は、この要因によって説明できます。」 - “Researchers compared the percentage of patients who recovered within 30 days.”
┗「研究者たちは30日以内に回復した患者の割合を比較しました。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms):
- proportion (割合)
- 数値に限らず全体に対してどのくらいの部分か、幅広く使える。
- 数値に限らず全体に対してどのくらいの部分か、幅広く使える。
- ratio (比率)
- 2つの対象を比べるときに使う。パーセンテージでない場合も多い。
- 2つの対象を比べるときに使う。パーセンテージでない場合も多い。
- fraction (分数、部分)
- 数学的に「分数」を指すが、比喩的に「ほんの一部」というニュアンスも含む。
- proportion (割合)
反意語 (Antonyms):
- (直接的な反意語はありませんが) absolute number(絶対値)など、「具体的な数」を表す語が間接的に対比されることがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA: /pərˈsɛntɪdʒ/
- アメリカ英語 (GA): [pər-sén-tɪj] (「パーセンティッジ」のような音)
- イギリス英語 (RP): [pə-sén-tɪdʒ] (「パセンティッジ」に近い音)
- アメリカ英語 (GA): [pər-sén-tɪj] (「パーセンティッジ」のような音)
強勢 (アクセント) の位置: “-sen-” の部分にアクセントがあります。
よくある発音間違い:
- “percentage”を“percent”だけで言ってしまう。
- “per-cent-age”と区切らずに「パーセンテージ」とカタカナによって微妙にドイツ語っぽい濁り音になってしまうことがあるが、英語では[t]音がしっかり出ます。
- “percentage”を“percent”だけで言ってしまう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “percantage”や“persentage”などの誤りが多いので要注意。
- 正しいつづりは「p-e-r-c-e-n-t-a-g-e」です。
- 正しいつづりは「p-e-r-c-e-n-t-a-g-e」です。
- “percent”との使い分け:
- 「パーセンテージ」がどれくらいなのか“数字”を直接表す時は“percent” (例: “50 percent”)。
- 「割合(率)」として名詞扱いしたい時は“percentage” (例: “The percentage of votes”).
- 「パーセンテージ」がどれくらいなのか“数字”を直接表す時は“percent” (例: “50 percent”)。
- 試験対策:
- TOEICや英検でも、グラフや表を説明するパートなどで出題されることがあります。“percentage”を正しく発音・スペルできること、また“percent”との使い分けに気をつけましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のヒント:
- “per” = 「~ごとに」 + “cent” = 「100」 + “age” = 名詞化 → “100ごとに計算した数字”というイメージで「割合」とリンクしましょう。
- “per” = 「~ごとに」 + “cent” = 「100」 + “age” = 名詞化 → “100ごとに計算した数字”というイメージで「割合」とリンクしましょう。
- イメージ:
- パーセント (%) のマークをイメージして、そこから「率」「割合」という概念を思い浮かべると覚えやすいです。
- パーセント (%) のマークをイメージして、そこから「率」「割合」という概念を思い浮かべると覚えやすいです。
- 勉強テクニック:
- “percent” と “percentage” のつづり・使い分けを例文の中でセットで暗記すると混同しにくくなります。
- “percent” と “percentage” のつづり・使い分けを例文の中でセットで暗記すると混同しにくくなります。
以上が名詞“percentage”に関する詳細な解説です。割合や数値を扱うあらゆる場面で役立つ単語ですので、ぜひしっかり使いこなしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
百分率,割合
意味(2)
《複数形で》見込み,確率