最終更新日:2024/06/11
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firmly

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元となった辞書の項目

firmly

副詞

堅く/ しっかりと / 確固として

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彼女は自分の能力を堅く信じています。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: firmly

品詞: 副詞 (adverb)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 同じ“firm”の派生形としては、形容詞 “firm” (しっかりとした) や動詞 “firm (up)” (強化する) などがあります。

英語での意味:


  • “In a firm manner; strongly or resolutely.”

日本語での意味:


  • 「しっかりと」「断固として」「堅く」

    「相手の意見に流されず、自分の立場をきちんとキープするような印象の単語です。物理的にもしっかり固定している様子や、意志が揺らがない状態を表します。」

形容詞・他品詞との対応


  • 形容詞: firm(しっかりとした)

  • 動詞: firm (up)(強化する、安定させる)

  • 副詞: firmly(しっかりと、断固として)


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹 (root): “firm”


    • 「しっかりした」「堅固な」という意味を持つラテン語 “firmus” に由来。


  • 接尾辞 (suffix): “-ly”


    • 形容詞を副詞に変化させる典型的な接尾辞です。


よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. firmly believe → (〜と) しっかりと信じる

  2. hold firmly → しっかりと握る

  3. stand firmly → 堅固に立つ/立場を変えない

  4. remain firmly opposed → (〜に) 断固反対である

  5. press firmly → 強く押す

  6. grab firmly → しっかりとつかむ

  7. anchor firmly → 堅固に固定する

  8. speak firmly → きっぱりと話す

  9. establish firmly → 確立する/定着させる

  10. grip firmly → しっかり握る


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “firmus” (強固な、堅い) に由来。英語の “firm” という形容詞を基にした副詞形が “firmly” です。

  • 長い歴史の中で「堅実」「揺るぎない」ニュアンスを保ち続け、物理的にも精神的にも「しっかりしている」ことを強調する言葉です。

  • 使用時の注意点:


    • 物理的な場面(「しっかり握る」「きつく固定する」)から、抽象的な場面(「断固たる態度を取る」)まで幅広く使えます。

    • フォーマル・カジュアル問わず使える汎用性の高い単語ですが、意味合いが比較的強めなため、ニュアンスをしっかり理解して使いましょう。



4. 文法的な特徴と構文


  • 用法:


    • 副詞として、動詞や形容詞、他の副詞を修飾します。

    • 「どのように行うか」、「どの程度か」といった、行為や状態の強さ・確かさを示すのに用いられます。


  • 例:


    • I firmly believe that … (私は強く…と信じている)

    • She held the handle firmly. (彼女は取っ手をしっかりと握った)


  • 可算/不可算: 副詞なので名詞の可算・不可算の区別はありません。


  • フォーマル/カジュアル: どちらでも使えますが、意志の強さを表す場合はフォーマルな文章やスピーチでもよく使われます。



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “Please hold the dog’s leash firmly so he doesn’t run away.”

    「犬が走り出さないように、リードをしっかり握ってね。」


  2. “She always closes the door firmly to make sure it latches.”

    「彼女はドアがちゃんと閉まるように、いつもしっかり閉めるんだ。」


  3. “I firmly told my little brother not to touch the stove.”

    「弟にストーブには触るなと、きっぱり注意したよ。」


ビジネスシーン(ややフォーマル)


  1. “I firmly believe this new strategy will boost our sales.”

    「この新しい戦略が売上を伸ばすと確信しています。」


  2. “We must firmly establish our presence in the global market.”

    「グローバル市場における当社の存在感をしっかり確立しなければなりません。」


  3. “Please confirm that the device is firmly attached before shipping.”

    「出荷前に装置がしっかり取り付けられているかをご確認ください。」


学術的な文脈(フォーマル)


  1. “The results of the experiment firmly support the hypothesis.”

    「その実験結果は仮説を強く裏付けるものとなっています。」


  2. “Researchers must firmly adhere to ethical guidelines.”

    「研究者は倫理的ガイドラインを厳守しなければなりません。」


  3. “These findings firmly indicate a need for further investigation.”

    「これらの知見は、さらなる研究の必要性をはっきり示しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. securely (安全に、しっかりと)


    • 物理的に安全かどうかに焦点がある。


  2. steadfastly (ゆるぎなく、断固として)


    • 信念・立場が全く揺らがない、といったニュアンスが強い。


  3. resolutely (断固として、毅然と)


    • 心構えや態度が揺るがない様子が強調される。


反意語


  1. loosely (ゆるく)

  2. tentatively (仮に、試しに/弱気な感じも含む)

  3. weakly (弱く、不十分に)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記:


    • アメリカ英語: /ˈfɝːm.li/

    • イギリス英語: /ˈfɜːm.li/


  • 強勢 (アクセント):


    • “firm” の部分にアクセントが置かれます。

    • “-ly” は軽く発音します。


  • よくある発音の間違い:


    • “fir” を「ファー」とのばしてしまうケース。正しくは「ファーム(米:ファー( r )ム)」、「ファーム(英:ファ( r )ム)」というイメージで発音すると良いでしょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “firmly” を “firmily” や “firmley” と書き間違えることがあるため注意。

  • 同音異義語との混同: “farmly” という単語は存在しないが、“fabric” や “farm” と混同する例がまれに見られます。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、副詞の正確なニュアンスと位置を問う問題が出題される可能性があります。特に文法問題で動詞や形容詞との組み合わせに注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ:

    “Firm” は「固い、強固な」という印象。そこに “-ly” がつくことで、動作や意志が「しっかりと固い、確信をもって」行われるイメージを持つと覚えやすいです。

  • 覚え方のコツ:


    • “firm” = 「固い、揺るがない」+ “-ly” = 副詞 → 「断固たる態度でしっかりと」。

    • 「フィルム」のような発音を意識するときに “r” の音を忘れずアクセントを“firm” に置く練習がおすすめ。


以上が副詞 “firmly” の詳細解説です。自分の気持ちや意志を「しっかり形にして伝える」イメージで、ぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
firmly
意味(1)

しっかりと

意味(2)

確固として

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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