最終更新日:2024/06/12
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perhaps

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元となった辞書の項目

perhaps

副詞

ひょっとしたら, ことによると, おそらく / たぶん

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明日はひょっとしたら雨が降るかもしれません。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: perhaps

品詞: 副詞(adverb)

意味(英語): “maybe,” “possibly,” “it could be that …”

意味(日本語): 「もしかすると」「ひょっとしたら」「多分」といった意味合いを持ちます。

「まだはっきり分からないけれど、可能性としてはあり得る」というニュアンスが強い単語です。

CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • A1: 超初心者

  • A2: 初級

  • B1: 中級 ←ここに位置する単語と考えられます

  • B2: 中上級

  • C1: 上級

  • C2: 最上級

1-1. 活用形

副詞のため動詞のような変化形はありません。


  • 原形: perhaps

  • 他の品詞:基本的に “perhaps” は副詞として使われ、形容詞や動詞などには変化しません。

2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • per-haps が成り立ちに含まれているように見えますが、現代英語としては明確な接頭語・接尾語の区別がされていない形で一語になっています。

    • “hap” はもともと “運、偶然” を表す語(root)にあたり、“per” は元々フランス語由来で「…によって」という接頭語的なニュアンスを持っていますが、現代英語としてはひとかたまりとなっています。


2-1. よく使われるコロケーションや関連フレーズ(例と日本語訳)


  1. Perhaps you’re right.(たぶんあなたが正しいのかもしれない)

  2. Perhaps we should wait.(私たちは待つべきかもしれない)

  3. Perhaps I'll join you.(もしかしたら一緒に行くかもしれない)

  4. Perhaps it'd be better not to go.(行かない方がいいかもしれない)

  5. Perhaps it's a good idea.(それはいいアイデアかもしれない)

  6. Perhaps he knows the answer.(彼は答えを知っているかもしれない)

  7. Perhaps we can reschedule.(予定を変更できるかもしれない)

  8. Perhaps I'm mistaken.(私が間違っているのかもしれない)

  9. Perhaps they didn't notice.(彼らは気付かなかったのかもしれない)

  10. Perhaps it's too late for that.(それには遅すぎるかもしれない)

3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 中英語の “perhap” から来ており、“hap”(偶然)とフランス語的要素の “per” が結びついたもの。

    • “hap” は「偶然、機会」などを表す古い語からきています。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 不確定さ を表すので、「おそらく〜」「ひょっとすると〜」と何かを控えめに述べたいときや、確信はないが可能性があるときに使います。

    • 口語・文章どちらでも広く用いられますが、あくまで “maybe” よりも少しだけかしこまった感じの印象を与えることがあります。カジュアルからフォーマルまで、幅広く使用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞として、文頭や文中で使われることが多いです。


    • 文頭: “Perhaps he will come tomorrow.”

    • 文中: “He will perhaps come tomorrow.”


  • どこに置いても意味は同じですが、主語の前・間に入ることで若干強調の度合いが変わる場合があります。

  • 口語では “maybe” とほぼ同義で使われますが、“perhaps” のほうがややフォーマルではあります。

5. 実例と例文

5-1. 日常会話での例文


  1. “Perhaps I’ll watch a movie tonight if I have time.”

    (時間があれば、今夜映画を見るかもしれないよ。)

  2. “Shall we go out for dinner? Perhaps we could try the new restaurant.”

    (夕食に出かけない?新しいレストランを試してみるのもいいかもしれない。)

  3. “I’m not sure which color to choose. Perhaps blue would be nice.”

    (どの色を選べばいいか分からないな。青がいいかもしれない。)

5-2. ビジネスシーンでの例文


  1. “Perhaps we should finalize the budget before making any further decisions.”

    (さらに意思決定をする前に、予算を確定させるべきかもしれません。)

  2. “Perhaps it would be better to discuss this matter in person.”

    (この件は直接会って話したほうがいいかもしれません。)

  3. “Let’s consider the feedback we received; perhaps we can improve our proposal.”

    (受け取ったフィードバックを考慮して、提案を改善できるかもしれません。)

5-3. 学術的な文脈での例文


  1. “Perhaps the results of this experiment indicate a new trend in the data.”

    (この実験結果は、新たな傾向を示しているのかもしれません。)

  2. “One might argue that the figures are inconclusive; perhaps further research is necessary.”

    (この数値は決定的ではないと主張する人もいるかもしれません。さらなる研究が必要かもしれません。)

  3. “Perhaps a comparative analysis would yield more precise findings.”

    (比較分析を行えば、より正確な知見が得られるかもしれません。)

6. 類義語・反意語と比較

6-1. 類義語(Synonyms)


  1. maybe(多分)


    • よりカジュアルで、口語的


  2. possibly(ひょっとすると)


    • “perhaps” よりもややフォーマル度が高い場合もある


  3. could be(~かもしれない)


    • 助動詞を用いた別の言い回し


  4. it’s possible that(~の可能性がある)


    • 文章寄り、確率を示す表現


6-2. 反意語(Antonyms)


  • “certainly” (確実に、きっと)

  • “definitely” (間違いなく)

  • “surely” (確かに)

    いずれも「疑いなく〜」「はっきりしている」といった、確信を持った表現。

7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号): /pərˈhæps/ (アメリカ英語)、 /pəˈhæps/ (イギリス英語)

  • アクセント位置: “-haps” の部分に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語での違い: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では [pərˈhæps]、イギリス英語では [pəˈhæps] と母音の微妙な発音差があります。

  • よくある間違い: “per-haps” と区切って発音しづらい人もいますが、一連の副詞として滑らかに発音します。中間の “r” を強く巻きすぎないよう注意が必要です。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “perhapse” や “perhasp” など誤字が多い。s の位置に注意。

  • 同音異義語との混同: 直接の同音異義語はありませんが、“perhaps” と “per chance”(perchance) が混同される場合も稀にあります。

  • 試験での出題傾向:


    • TOEICや英検で、文中の副詞穴埋め問題として “maybe” “perhaps” “possibly” の選択を迫られる場合があります。確定度合い(確信の度合い)が問われる場合に注目すると解きやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “hap” が「偶然(luck/chance)」の意味を含んでいることを思い出し、「偶然かもしれない」というふうにイメージすると「不確かな可能性がある」というニュアンスを覚えやすくなります。

  • “perhaps” は “per + hap + s” と分解すると、フランス語的なニュアンスの「~によって」と「偶然」がミックスされた語であるとイメージしてください。

  • スペルを間違えがちな人は「per + hap + s」と3つに分けて覚えるとミスが減りやすいです。


以上が “perhaps” の詳細な解説です。文頭や文中で、不確定な可能性を示したいときに自然に使えるようになると、より洗練された英語表現が身につきます。

意味のイメージ
perhaps
意味(1)

おそらく,ことによると,ひょっとしたら,たぶん

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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