accompany
動詞 “accompany” を徹底解説
1. 基本情報と概要
英語: accompany
日本語: 同行する、付随する、伴奏する
品詞: 動詞 (他動詞)
- 例: “I will accompany you to the station.”
(「駅までご一緒しますね。」)
意味の解説
「accompany」は「誰かと一緒に行く」「ついていく」「付き添う」という意味で使われます。また、音楽に関しては「伴奏をする」という意味でも用いられます。
・たとえば、人と一緒に旅行したり、場所に行くときは「同行する」というニュアンスがあります。
・音楽では、主旋律に合わせてピアノやギターで”伴奏する”イメージがあります。
学習者にとっては「go with」や「join someone」というイメージで覚えやすいでしょう。ややフォーマル寄りの単語なので、ビジネスやかしこまった場面でも使われやすいです。
活用形
- 原形: accompany
- 三人称単数現在形: accompanies
- 現在分詞 / 動名詞形: accompanying
- 過去形: accompanied
- 過去分詞: accompanied
他の品詞形
- 名詞形は直接的にはありませんが、派生語として以下の形容詞があります:
- accompanying (形容詞): 「付随する」「同行している」
- 例: “The accompanying documents” (「添付の書類」)
- accompanying (形容詞): 「付随する」「同行している」
CEFRレベル
- 目安: B2(中上級)
- 日常会話以上の文脈やビジネス、学術内容でも登場が期待される単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: “ac-” (ラテン語由来で「〜へ」「共に」というニュアンス)
- 語幹: “company” (仲間、同伴などの意味が基になっている)
- 接尾語: なし(“company” に接頭語 “ac-” がついて “accompany” という形になっています)
関連語や派生語
- “companion” (名詞): 仲間、連れ
- “company” (名詞): 会社、仲間、同席
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- accompany someone to (場所)
(人を〜へ連れて行く) - accompany by car / accompany in a car
(車で同行する) - accompany on piano
(ピアノで伴奏する) - be accompanied by a friend
(友人が一緒についてくる) - be accompanied by music
(音楽を伴う / 音楽が付随する) - accompany a document / letter
(書類 / 手紙に添付する) - accompany a patient
(患者に付き添う) - accompany a client
(顧客に同行する) - “Please accompany me.”
(「ご一緒してください。」) - “Accompany the main dish with salad.”
(メインディッシュにサラダを添える)
注意: (10) のように、「料理にサラダを添える」という文脈で「accompany」を使うこともあります。
3. 語源とニュアンス
語源
- 「accompany」は古フランス語の “acompagner” に由来し、さらにラテン語の “ad-”(〜へ)+ “companion”(仲間)から来ています。「誰かと一緒に行く」という意味がもともと根底にあります。
ニュアンス
- 「誰かと一緒に」「付き添う」という柔らかい響きがあります。カジュアルに「go with」でもOKですが、ややフォーマルな印象のある語です。
- 音楽では「伴奏をする」という特別な意味があるため、文脈に注意が必要です。
使用シーン
- フォーマル / セミフォーマル (ビジネス文章や公的文書などでよく使われる)
- 口語でも使われるが、「go with」などの方がよりカジュアルな印象を与えます。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞として使われ、目的語に「同行する対象」や「伴奏する対象」がきます。
例: “I will accompany you.” (目的語: you)“accompany” + 目的語 + 前置詞 “to/into/through …” などとなりやすいです。
例: “She accompanied her mother to the doctor’s office.”口語構文としては「come with me」の意味を「accompany me」と言ってもよいですが、フォーマルさが増します。
イディオム的用法
- “accompany something with something” : 「(何かに)〜を添える」、「同時に付ける」
例: “We often accompany sushi with soy sauce.”
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Could you accompany me to the store? I don’t want to go alone.”
(お店まで付き合ってくれない? 1人で行きたくないの。) - “I’ll accompany my friend on a road trip this weekend.”
(今週末は友達と一緒にドライブ旅行に行くんだ。) - “My brother accompanied me when I was looking for a new apartment.”
(新しいアパートを探している時、兄が一緒に来てくれた。)
ビジネスでの例文(3つ)
- “I will accompany our guests to the conference room.”
(お客様を会議室までご案内します。) - “Please find the attached file accompanying this email.”
(このメールに添付ファイルをお付けしています。) - “Our sales representative will accompany you to the factory tour.”
(当社の営業担当が工場見学にご同行いたします。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “The phenomenon is often accompanied by a sudden drop in temperature.”
(その現象はしばしば急激な気温低下を伴います。) - “In many cases, increased stress levels are accompanied by sleep disturbances.”
(多くの場合、ストレスレベルの上昇は睡眠障害を伴います。) - “These research findings are accompanied by detailed data in the appendix.”
(これらの研究結果には付録に詳細なデータが添付されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- go with (一緒に行く)
- よりカジュアルな感じ。
- よりカジュアルな感じ。
- escort (エスコートする)
- よりフォーマルでかしこまった印象、護衛やガイドのニュアンスが強い。
- よりフォーマルでかしこまった印象、護衛やガイドのニュアンスが強い。
- attend (付き添う、出席する)
- “accompany” よりも「参加・出席」の意味も強い。
- “accompany” よりも「参加・出席」の意味も強い。
反意語 (Antonyms)
- leave (去る)
- 「同行せずに去る」「その場を離れる」といった対照的なイメージ。
- 「同行せずに去る」「その場を離れる」といった対照的なイメージ。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /əˈkʌm.pə.ni/
- イギリス英語: /əˈkʌm.pə.ni/
アクセントの位置
- “a*ccom*pany” の “com” のところに強勢があります (ə-KUM-puh-nee)。
よくある発音の間違い
- つづりの “accompa-” をあやまって “accompany” の “pan” を強く読んでしまうエラーが散見されます。アクセントは真ん中の “com” にあることを意識しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “acompony” “acommpany” など、’c’ の重複や ‘m’ の抜けなどに注意が必要です。
- 同音異義語: 類似のものは特になく、混同されにくいですが、“accompany” と “company” の区別を誤って“company”のつもりで“accompany”と書いてしまうケースがあります。
- TOEICや英検などでも、「書類に同封する」「誰かに付き添う」などの文脈で出題されることがあります。フォーマルな文書表現に関しても見覚えがあるとよいでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「company (仲間)」に “ac-” (共に) が加わるイメージで「仲間として一緒に行く」=「同行する」と覚えると定着しやすいです。
- スペリングは “ac + company” と分解して考えると間違いにくいです。
- 音声イメージ: “a-kám-puh-nee” とリズムをつけて口ずさむと覚えやすいでしょう。
以上が、動詞 “accompany” の詳細解説です。フォーマルな場面から日常会話まで、シチュエーションに応じたうまい使い分けをぜひ身につけてください。
…‘に'伴って起こる;(…を)…‘に'半わせる,添える《+名+with+名》
〈歌・歌手〉‘の'伴奏をする
〈人など〉‘に'同行する,随行する,ついて行く(go with)