WH-疑問文: Which ...?
「どちら」を聞きたいときの疑問詞 which
WH-疑問文:「Which ...?」の使い方
「Which」は、複数の選択肢がある中で「どちら」「どの~」などを尋ねたいときに使います。文の中で主語(~が)として使われる場合と、目的語(~を)として使われる場合があるため、それぞれの用法を押さえましょう。
1. 「Which」が主語になる場合
「Which」が文の主語となり、「どちらが~ですか?」という形になります。「Which」の直後に動詞(多くはbe動詞や助動詞など)が続きます。
例1: Which is better, this or that?
「どちらがより良いですか? こちらですか、それともあちらですか?」
→ 「Which」が主語なので、動詞 is が直後に来ます。例2: Which is yours?
「どちらがあなたのものですか?」
→ 「Which」は「あなたのもの」という概念を尋ねる主語になっています。
2. 「Which」が目的語になる場合
「Which」が文の目的語となり、「どちらを~しますか?」という形になります。多くの場合、Which do you …? などのような疑問文の形を取ります。
例1: Which do you choose?
「どちらを選びますか?」
→ 「Which」が「choose」の目的語になっています。例2: Which do you like better?
「どちらのほうが好きですか?」
→ 「Which」が「like」の目的語になっています。
3. 「Which + 名詞」の形
「Which + 名詞」の形で、「どの~?」と尋ねることもできます。このとき、「名詞」部分で具体的な選択肢の分類を提示し、質問をより明確にします。
例1: Which book do you recommend?
「どの本をおすすめしますか?」例2: Which color do you prefer?
「どの色を好みますか?」
このように、聞き手がどれかを選ぶよう求めるときに「Which + 名詞」を使うと、質問内容がはっきり伝わります。
4. 「Which」と「What」の違い(参考)
「Which」は「複数の選択肢が明確にある状態」で「どちら」や「どの~」を尋ねる場合に使われます。一方、「What」は「何か詳しい情報を問う」場合や「そうした選択肢が定まっていない」場合に使うことが多いです。
- 例:
- Which movie do you want to watch?
→ 候補(映画A、映画Bなど)がある程度はっきりしている場合。 - What do you want to watch?
→ 何を見たいのか、ジャンルや作品など具体的な選択肢が定まっていない場合。
- Which movie do you want to watch?
まとめ
- 「Which」は、複数の選択肢の中から選ぶ場合に用いられ、
- 文の主語として使われる場合は Which + 動詞
- 文の目的語として使われる場合は Which + do/does/did + 主語 + 動詞
- 名詞を伴う場合は Which + 名詞 + 疑問文の形
- 文の主語として使われる場合は Which + 動詞
- 「Which」か「What」かは、「選択肢がはっきりしているかどうか」で使い分けると理解しやすいです。
上記を踏まえて、それぞれの文章に合わせた適切な「Which」の使い方をマスターしましょう。