worldview
1. 基本情報と概要
単語: worldview
品詞: 名詞 (noun)
CEFRレベル: B2(中上級)
- B2(中上級): 日常的な話題だけでなく、抽象的な話題や専門的な内容にもある程度対応できるレベル
英語での意味:
- “worldview” は「世界観」を指し、人々が世界をどのように認識し、理解し、解釈しているかというビジョンやフレームワークを表す言葉です。
日本語での意味:
- 「世界観」のことで、自分の生まれ育った文化や信念体系、経験などに基づいて世界をどのように見るか、理解するかを表す言葉です。哲学や宗教、学問など幅広い分野で使われます。「どういうふうに世界をとらえているか」を示す際に使われるため、価値観や信条を話す文脈でよく登場する単語です。
主な活用形:
- 名詞なので基本的には “worldview” の単数形と “worldviews” の複数形があります。
- 単数形: worldview
- 複数形: worldviews
- 単数形: worldview
他の品詞形:
- 「worldview」は通常名詞のみですが、形容詞として使う場合には “worldview-related” などと複合語として表現することがあります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- world: 「世界」
- view: 「見ること」「見方」「視点」
“worldview” は「世界 + 見方」という意味合いを組み合わせた形です。
派生語や類縁語
- worldly (形容詞): 「世俗の、世間の」
- viewpoint (名詞): 「視点」
- perspective (名詞): 「観点、見方」
- global perspective (フレーズ): 「世界規模での観点」
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- broaden one’s worldview
- (人)の世界観を広げる
- (人)の世界観を広げる
- cultural worldview
- 文化的な世界観
- 文化的な世界観
- personal worldview
- 個人的な世界観
- 個人的な世界観
- philosophical worldview
- 哲学的な世界観
- 哲学的な世界観
- religious worldview
- 宗教的な世界観
- 宗教的な世界観
- a shift in worldview
- 世界観の変化
- 世界観の変化
- clash of worldviews
- 世界観の衝突
- 世界観の衝突
- worldviews collide
- 世界観が衝突する
- 世界観が衝突する
- to shape one’s worldview
- (人)の世界観を形成する
- (人)の世界観を形成する
- traditional worldview
- 伝統的な世界観
- 伝統的な世界観
3. 語源とニュアンス
語源
- 英語の “world” と “view” を組み合わせた複合語で、19世紀頃から使われ始めたとされます。ドイツ語の “Weltanschauung” (ヴェルトアンシャウング) を英語に翻訳したものが由来ともいわれています。
ニュアンス
- 「深い考え方の土台」としてのニュアンスを持つため、哲学的・学術的文脈や宗教観を論じる際にもしばしば登場します。個人レベルだけでなく、社会・文化レベルでの思想を示す場合にも幅広く使われます。
- 口語というよりは、文章やスピーチ、討論などフォーマルな場面で使われることが多いです。ただし、日常会話でも「理念」「考え方」を大きくまとめて言いたいときに用いることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞です。
- Singular: a worldview
- Plural: worldviews
- Singular: a worldview
一般的な構文例
- “Someone’s worldview” の形で「誰々の世界観」と表現するのが一般的です。
- 例: “Her worldview has been shaped by her travels.”
- 例: “Her worldview has been shaped by her travels.”
イディオムや表現
- 明確なイディオムは少ないですが、しばしば “to challenge one’s worldview”「〜の世界観に疑問を投げかける」という表現が使われます。
使用シーン
- フォーマルな文書、スピーチ、学術的議論で見られるが、カジュアルな会話でも「自分の世界観」というニュアンスで使われることがあります。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“I realized my travels really changed my worldview.”
- 「旅行をして、本当に自分の世界観が変わったことに気付いたよ。」
“My parents’ worldview is different from mine, but we respect each other.”
- 「両親の世界観は私とは違うけれど、お互いに尊重し合っているよ。」
“Talking to people from various backgrounds broadens your worldview.”
- 「いろいろな背景を持つ人と話すことで、世界観が広がるね。」
ビジネスでの例文(3つ)
“Our diverse workforce contributes to a broader company worldview.”
- 「私たちの多様な従業員層が、企業としてのより広い世界観に貢献しています。」
“We aim to understand our international clients’ worldview to tailor our services.”
- 「私たちは国際的な顧客の世界観を理解し、それに合わせてサービスをカスタマイズすることを目指しています。」
“A global worldview is essential for success in today’s market.”
- 「今日の市場で成功するには、グローバルな世界観が不可欠です。」
学術的な文脈での例文(3つ)
“Philosophers often debate how one’s worldview is formed and transformed over time.”
- 「哲学者たちは、世界観がどのように形成され、時とともに変容していくのかについてしばしば議論します。」
“Sociologists study how cultural background influences an individual’s worldview.”
- 「社会学者は、文化的背景が個人の世界観にどのような影響を及ぼすかを研究します。」
“This study aims to compare the worldviews of different religious communities.”
- 「本研究は、異なる宗教コミュニティの世界観を比較することを目的としています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- perspective (視点)
- “perspective” はより広い範囲で「物の見方」を指し、必ずしも人生全体や哲学的概念に限定されません。
- “perspective” はより広い範囲で「物の見方」を指し、必ずしも人生全体や哲学的概念に限定されません。
- viewpoint (見解)
- 個別のテーマや問題に対する「見解」を指すことが多く、より限定的です。
- 個別のテーマや問題に対する「見解」を指すことが多く、より限定的です。
- outlook (見通し・展望)
- 将来に対する見通しや態度を表すニュアンスがやや強いです。
反意語
- はっきりとした「反意語」はありませんが、強いて挙げるなら “narrow-mindedness”(狭量な考え方)と対比すると、 “worldview” としての広い見方を示す場合があります。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA:
- アメリカ英語: /ˈwɝːld.vjuː/
- イギリス英語: /ˈwɜːld.vjuː/
- アメリカ英語: /ˈwɝːld.vjuː/
アクセント:
- “WORLD” の部分に強勢がかかりやすく、「ワーldビュー」のようになります(英語母語話者は全体を比較的フラットに読むことも多い)。
- “WORLD” の部分に強勢がかかりやすく、「ワーldビュー」のようになります(英語母語話者は全体を比較的フラットに読むことも多い)。
よくある間違い:
- “world” の “r” 発音を曖昧にしないように注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “worldveiw” として “v” と “i” をひっくり返してしまうミスがよくあるので注意してください。
- “worldveiw” として “v” と “i” をひっくり返してしまうミスがよくあるので注意してください。
- 同音異義語との混同
- 直接の同音異義語はありませんが、「word view」と誤記してしまうことがあります。
- 直接の同音異義語はありませんが、「word view」と誤記してしまうことがあります。
- 試験対策
- TOEICや英検などのリーディングで、ビジネス文章やエッセイなどに登場するケースがあります。意味を正確に理解し、文脈から“世界観”として訳せるようにしましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「world」と「view」を分けて、頭の中で地球儀を思い浮かべながら、それを覗き込む(“view”)イメージを持つと覚えやすいです。
- スペルは “world + view” とシンプルに考えて一語でくっついている、と押さえておくとミスを防ぎやすいです。
- 新しい文化や考え方に触れるたびに、こんな感じで “worldview” が広がっていく映像をイメージすると、単語そのものの意味を体感的に理解できます。
以上が「worldview」の詳細解説です。世界や人生をどう捉えているか話したいときに、ぜひ使ってみてください。
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