workman
1. 基本情報と概要
単語: workman
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): a man who performs manual labor or skilled work, especially in construction or maintenance
意味 (日本語): 特に建設現場や整備などの手作業に従事する男性労働者を指す語です。「仕事に携わる男性」を指し、主に身体的または技術的な作業を行うニュアンスがあります。
活用形:
- 複数形: workmen
他の品詞形:
- 「workman」の形容詞形は存在しませんが、近い意味で“workmanlike”という形容詞があります(「職人らしい、手際の良い」の意味)。
- なお、「workman」を一般化した形として「worker」(名詞) もあります。
CEFRレベル (目安): B2 (中上級)
「workman」は多くの文章や会話の中でも見られますが、日常的には「worker」などの単語が使われがちです。工事現場や修理現場など、専門領域に関連した文脈でB2レベル程度の知識があれば理解できます。
2. 語構成と詳細な意味
- 語根: “work” (働く、仕事)
- 接尾語: “-man” (男性や職業を表すときに用いられる)
“workman”は直訳すると「仕事をする男」という意味合いで、伝統的に肉体労働をする男性を指す語として使われてきました。ジェンダーニュートラルな表現を好む現代では「worker」「laborer」が使われることも多いです。
関連語や類縁語
- workmanlike (形容詞): 職人らしい、手際の良い
- workmanship (名詞): 技量、腕前
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- skilled workman = 熟練工
- unskilled workman = 非熟練工
- construction workman = 建設作業員
- a team of workmen = 作業員のチーム
- workman’s wage = 作業員の賃金
- workman’s tools = 作業員の工具
- a hired workman = 雇われた作業員
- local workmen = 地元の作業員たち
- workman in overalls = 作業服を着た作業員
- plumbing workman = 配管工の作業員
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の“weorc”(work)と“mann”(man)が組み合わさっており、中世から「作業をする男性」を指して用いられていました。
- 歴史的使用: 伝統的に職人や建築労働者など手作業をする人を指すので、古い文献で頻繁に見られます。
- ニュアンス・注意点:
- 近年は「workman」という言葉の主体が男性であることから、ジェンダーニュートラルな表現を重視する場面では使用が避けられる傾向があります。
- 文章においては職業的に専門性のある作業員を指す場合が多く、カジュアルな会話ではあまり登場しません。
- ことわざで “A bad workman always blames his tools.” (できの悪い仕事人はいつも道具のせいにする) という表現があり、文章や引用で見かけることもあります。
- 近年は「workman」という言葉の主体が男性であることから、ジェンダーニュートラルな表現を重視する場面では使用が避けられる傾向があります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: workman は一人の作業員を指すので可算名詞として扱います。複数形は workmen。
使い方:
- プロフィール紹介や肩書きとして “He is a skilled workman.”
- 所属・所属先を示す場合 “He works as a workman at the construction site.”
- プロフィール紹介や肩書きとして “He is a skilled workman.”
フォーマル / カジュアル:
- ややフォーマルまたは古風な響きがあります。現代のカジュアルな会話では「worker」や「laborer」を使うことが多いです。
- 公文書や古い小説では“workman”が登場する場合があります。
- ややフォーマルまたは古風な響きがあります。現代のカジュアルな会話では「worker」や「laborer」を使うことが多いです。
イディオムや構文
- A bad workman always blames his tools.
→ 「未熟な人は何かと道具のせいにする」ということわざ。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“I saw a workman fixing the broken fence in our yard.”
- 「うちの庭の壊れた柵を修理している作業員を見かけたよ。」
- 「うちの庭の壊れた柵を修理している作業員を見かけたよ。」
“The workman asked if we needed any more repairs.”
- 「その作業員は、ほかに修理が必要な箇所がないか尋ねてきました。」
- 「その作業員は、ほかに修理が必要な箇所がないか尋ねてきました。」
“I asked the workman how long the job would take.”
- 「私は作業員に、その作業がどのくらいかかるのか尋ねました。」
(2) ビジネスシーンでの例文
“We’ve hired a skilled workman to renovate the office layout.”
- 「オフィスのレイアウトを改装するために熟練工を雇いました。」
- 「オフィスのレイアウトを改装するために熟練工を雇いました。」
“Please ensure that the workmen follow the safety guidelines.”
- 「作業員が安全ガイドラインに従うようにしてください。」
- 「作業員が安全ガイドラインに従うようにしてください。」
“The contractor assigned two workmen to handle today’s maintenance tasks.”
- 「請負業者は、今日のメンテナンス作業を担当するために2名の作業員を割り当てました。」
(3) 学術的・専門的文脈での例文
“In the 19th century, the role of a workman was crucial in building industrial railways.”
- 「19世紀においては、産業鉄道を建設する上で作業員の役割は非常に重要でした。」
- 「19世紀においては、産業鉄道を建設する上で作業員の役割は非常に重要でした。」
“Historical records show that skilled workmen were essential in medieval cathedral construction.”
- 「史料によると、中世の大聖堂建築には熟練工が不可欠だったことがわかります。」
- 「史料によると、中世の大聖堂建築には熟練工が不可欠だったことがわかります。」
“The study examines how workmen organized labor unions during the early 20th century.”
- 「この研究は、20世紀初頭に作業員がどのように労働組合を組織したかを検証しています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
worker (労働者)
- より一般的。「男性・女性・どちらも含めた労働者」全般を指せる。
- より一般的。「男性・女性・どちらも含めた労働者」全般を指せる。
laborer (肉体労働者)
- 肉体労働を強調するときに使われる。やや力仕事のイメージが強い。
- 肉体労働を強調するときに使われる。やや力仕事のイメージが強い。
craftsman (職人)
- 技巧や手先の器用さ、とくに“一人前の職人”というニュアンスを強調するときに使われる。
- 技巧や手先の器用さ、とくに“一人前の職人”というニュアンスを強調するときに使われる。
artisan (職人)
- 手作業の芸術性や伝統工芸に重点を置いた表現。
- 手作業の芸術性や伝統工芸に重点を置いた表現。
反意語
- “employer” (雇用主)
- 作業を指示する側の立ち位置なので、workmanとは対になる概念。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈwɜːrk.mən/ (米: /ˈwɝːk.mən/)
- 強勢(アクセント): 「work」の部分に強勢があります (“WÓRK-mən”)。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな差はありませんが、アメリカ英語では “r” を強めに発音する傾向があります。
- よくある誤り: “work” の母音を短く発音してしまったり、語尾 “-man” を “-men” と混同しないように注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “workman”を「workmen」(複数形) と混同しやすいので注意。
- 同音・類似語との混同:
- “workmen” (複数形) と “workman” (単数形) の混同
- “workmanship” (「技量・出来栄え」) との取り違え
- “workmen” (複数形) と “workman” (単数形) の混同
- 試験対策: TOIECや英検などではあまり頻出単語とはいえませんが、文章内の単語を正しく理解する必要があるリーディングパートなどで出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源イメージ: “work” + “man” = 「仕事をする男性」。非常に直截的に意味が伝わる合成語です。
- 覚えるコツ: 「work」に「-man」がついた形と理解することでスペルを間違えにくくなります。
- 短いことわざで繰り返し: “A bad workman always blames his tools.” を覚えてしまえば、この単語のスペルと意味を同時に記憶しやすいです。
以上が、名詞 “workman” の詳細解説です。古風な印象がありますが、文脈によってはまだ使われることがありますので、ぜひ参考にしてください。
=workingman
《形容詞を伴って》仕事の…な人