元となった辞書の項目
waterproof
解説
以下では、英単語「waterproof」について、できるだけ詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
英単語: waterproof
品詞: 形容詞(場合によっては他の品詞としても使われることがあります)
意味(英語): “Not allowing water to pass through; impervious to water.”
意味(日本語): 「水を通さない、防水の」という意味の形容詞です。たとえば「雨に濡れても大丈夫な」イメージの単語です。
「服や生地などが水を通さない」「壁や屋根を水が浸透しないようにする」といったニュアンスです。雨の日に使うコートや時計などでよく“waterproof”と表記されていたら、「防水設計済みですよ」ということを示しています。
主な活用例
- 形容詞: waterproof (変化しない形容詞なので比較級や最上級は通常ありません)
- 動詞: waterproof (例: to waterproof a jacket「ジャケットを防水加工する」)
- 名詞: waterproof (例: “He wears a waterproof.”という文脈で、「防水服」を指すこともあります)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
B1レベル前後の英単語としては比較的分かりやすく、日常生活で頻繁に登場する単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- water: 水
- proof: ~を通さない、耐えられる
これらが組み合わさって「水を通さない」という意味を作っています。
関連語や類縁語
- water-resistant: 「耐水性の」(完全に防水ではなくある程度水をはじく程度の意味)
- watertight: 「水が漏れない」(容器やシールなど、非常に厳格に水を通さないニュアンス)
よく使われるコロケーション・フレーズ10選
- waterproof jacket(防水ジャケット)
- waterproof coat(防水コート)
- waterproof fabric(防水布)
- waterproof shoes(防水靴)
- waterproof material(防水素材)
- fully waterproof(完全防水)
- waterproof lining(防水の裏地)
- to waterproof a building(建物を防水加工する)
- waterproof sealant(防水用シーラント)
- waterproof watch(防水時計)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語の “water” と、中英語の “proof” の組み合わせがもとになっています。
- “proof” には「耐える」「証明する」などの含みがあり、昔から「~を通さない」「試験に耐えうる」という用法がありました。
ニュアンスと使用時の注意点
- “waterproof” は「水を絶対に通さない」という意味に近く、比較的主張が強い形容詞です。そのため「水がしみこみにくい程度」というニュアンスの “water-resistant” とは異なり、本当に濡れても問題ないときに使われやすい言葉です。
- 日常会話でもビジネスでも使われる、わりとカジュアルな表現ですが、ややフォーマルな文脈でも通用します。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞: waterproof + [名詞] という形で、「防水の〜」という意味になります。たとえば “waterproof jacket,” “waterproof cover” など。
- 可算/不可算: 形容詞として使用する場合は可算・不可算の区別は特に関係しませんが、名詞として使うときは「防水服」などの可算名詞として扱うことがあります。
- 動詞: to waterproof something(例: “to waterproof a building”“to waterproof a jacket”)というパターンで、「~に防水処理を施す」という他動詞として使われます。
主な構文例
- (主語) + is + waterproof.
例: “This coat is waterproof.” - (主語) + waterproof + (目的語).
例: “They waterproof the roof.”
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I just bought a waterproof phone case for my vacation.”
(休暇用に防水のスマホケースを買ったんだ。) - “Are these shoes really waterproof? My feet got wet.”
(この靴、本当に防水なの? 足濡れちゃったよ。) - “I need a waterproof jacket for hiking in the rain.”
(雨の日のハイキング用に防水ジャケットが必要だよ。)
ビジネスシーンでの例文
- “Our company is developing a new waterproof smartphone model.”
(弊社は新しい防水仕様のスマートフォンを開発中です。) - “We should ensure that all outdoor products are fully waterproof.”
(全てのアウトドア製品を完全防水にする必要があります。) - “The new packaging design includes a waterproof seal for shipping.”
(新しい梱包デザインには、配送用の防水シールが含まれています。)
学術・専門的な文脈での例文
- “The waterproof membrane significantly reduces water ingress in buildings.”
(防水膜は建物への水の侵入を大幅に減らす。) - “These waterproof coatings are tested under various pressure conditions.”
(それらの防水コーティングは、さまざまな圧力条件下でテストされている。) - “Researchers are examining waterproof textiles made from nanofibers.”
(研究者たちはナノファイバー製の防水テキスタイルを調査している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- water-resistant(耐水性の)
- 防水ほど強い意味ではなく「多少は水を防げる」レベル。
- 例: “This watch is water-resistant up to 30 meters.”
- 防水ほど強い意味ではなく「多少は水を防げる」レベル。
- watertight(完全に水を通さない)
- 防水とは似ていますが、特に容器・構造的に「水の侵入が物理的に不可能」というニュアンスが強い。
- 例: “A watertight compartment prevents any water leakage.”
- 防水とは似ていますが、特に容器・構造的に「水の侵入が物理的に不可能」というニュアンスが強い。
反意語
- porous(穴を通しやすい、多孔性の)
- 水や空気を容易に通す性質がある。
- 例: “This porous material allows water to seep through.”
- 水や空気を容易に通す性質がある。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA(アメリカ英語): /ˈwɔːt̬.ɚ.pruːf/
- IPA(イギリス英語): /ˈwɔː.tə.pruːf/
アクセント位置: “wa”-ter-proof (最初の “wa” の部分にやや強勢が置かれます)
よくある間違い:
- アクセントを “water-PROOF” と後ろに大きくずらす場合がありますが、通常は単語の最初の音節に強勢があります。
- “water-” の “t” 音がアメリカ英語ではやや弱まり “d” に近くなることがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “waterprof” “waterprrof” などと誤った綴りに注意。
- 同音異義語との混同: “proof” の部分を間違えると “roof” など別の単語になってしまうので注意。
- 試験対策: TOEIC や英検でも、日用品や製品の機能を表す文脈で “waterproof” が選択肢に入ることがあります。「完全防水なのか、部分的防水なのか」などの微妙なニュアンスを区別できるとリーディング問題でも役立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “water++proof”: “水を証明する” というよりは「水の侵入を証明するほど防いでくれる」というイメージで覚えると「防水」という意味に結びつけやすいです。
- “roof” に似た “proof” がくっついて 「屋根のように水を通さないイメージ」でイメージすると覚えやすいかもしれません。
- “waterproof” と “water-resistant” の違いをセットで理解すると混乱しにくくなります。
以上が「waterproof」の詳細解説です。雨の日に役立つアイテムなどに必ず登場する単語なので、日常生活でもよく目にするはずです。心に留めつつ、どんなシーンでも自在に使いこなしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
防水の,水を通さない