最終更新日:2024/06/13

車の損傷は目に見えて明らかでした。

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The damage to the car was visibly evident.

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元となった辞書の項目

visibly

副詞

目に見えて;明白に,ありありと

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解説

1. 基本情報と概要

単語: visibly

品詞: 副詞 (adverb)

意味 (英語)


  • 「can be seen or noticed in a clear or obvious way」

意味 (日本語)


  • 「はっきりと目に見えて、明らかにわかるように」

「visibly」は、「目で見て明らかにわかる」というニュアンスを持った副詞です。「例えば、誰かが緊張しているときに、それが表情やしぐさなどで目に見えてわかる」といった状況で使います。

活用形

副詞なので時制や人称による変化はありません。形容詞形はvisible(目に見える)、名詞形はvisibility(可視性)などがあります。

他の品詞になった場合の例


  • 形容詞: visible (例: The sign was clearly visible from the road.)

  • 名詞: visibility (例: The visibility was poor due to the thick fog.)

難易度 (CEFR レベルの目安)


  • B2(中上級)

    読んで意味はつかめるかもしれませんが、「visibly upset」などの形で、感情の動揺が外見からはっきりわかる、というような微妙なニュアンスを扱うため中上級レベルとして考えられます。

2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • visible (形容詞) + -ly (副詞を作る接尾語)


    • 「visible」は「見える」を意味する形容詞で、これに副詞化する「-ly」がついた形が「visibly」です。


他の単語との関連性(派生語)


  • visible (形容詞): 見える

  • visibility (名詞): 視認性、可視性

  • invisible (形容詞): 目に見えない

コロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. visibly shaken(目に見えて動揺している)

  2. visibly upset(明らかに動揺している)

  3. visibly relieved(はっきりとほっとしている)

  4. visibly nervous(見てわかるほど緊張している)

  5. visibly moved(目に見えて感動している)

  6. visibly uncomfortable(明らかに居心地が悪そう)

  7. visibly tired(はっきりと疲れが見える)

  8. visibly shaken up(はっきりと動揺している)

  9. visibly distraught(明らかに取り乱している)

  10. visibly pleased(目に見えて嬉しそう)

いずれも「本人の表情や態度で、その状態がわかる」という意味合いが共通点です。

3. 語源とニュアンス

語源

「visibly」の元となる「visible」はラテン語の「vidēre(見る)」が語源です。


  • 「vidēre」→「visibilis (見える可能性がある)」→「visible」→「visibly」

歴史的には、「目で見られる範囲」「感知できる」などの意味合いがこめられてきました。

ニュアンス・注意点


  • 「visibly」は「目に見えてわかる」という意味を強調するときに使います。

  • 感情が外見や動作からはっきりと伝わる場合などに用いられ、感情表現で使われることが多いです。

  • 口語でも文章でも使われますが、人の感情や状態を描写するときに便利です。

  • フォーマル・カジュアルいずれでも使用されますが、ニュース記事や書き言葉でもよく見かける副詞です。

4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞であるため、動詞や形容詞、または文章全体を修飾します。

  • 「visibly + [形容詞/過去分詞]」の形で状態を描写する表現が多いです(例: visibly upset, visibly shaken)。

  • フォーマル/カジュアルどちらでも問題なく使えますが、やや落ち着いた文章やレポート、ニュースで見ることの多い印象です。

一般的な構文


  1. S + V + visibly + [形容詞/感情表現]

    例: She was visibly upset by the news.

  2. S + V + visibly + [動詞](あまり多くはありませんが、動詞を修飾する場合もあります。)

    例: He visibly hesitated before signing the document.

「visibly」は他動詞自動詞の区別には直接関わりません。

名詞としては使われません。可算・不可算の区別もありません。

5. 実例と例文

① 日常会話 (3例)


  1. She was visibly annoyed when her phone kept ringing during dinner.

    「夕食の最中に何度も電話が鳴って、彼女は目に見えてイライラしていた。」


  2. He seemed visibly tired after running the marathon.

    「マラソンを走った後、彼ははっきりと疲れているように見えた。」


  3. My sister was visibly disappointed when we canceled the trip.

    「旅行をキャンセルしたとき、妹は明らかにがっかりしていた。」


② ビジネス (3例)


  1. The CEO was visibly pleased with the sales report.

    「CEOは売上報告書に目に見えて満足そうだった。」


  2. She was visibly relieved when the project finally ended on schedule.

    「プロジェクトが予定どおりにやっと終わったとき、彼女は明らかにほっとした様子だった。」


  3. He was visibly surprised by the sudden resignation of the manager.

    「マネージャーの突然の辞任には、彼は明らかに驚いていた。」


③ 学術的な文脈 (3例)


  1. The results were visibly different, indicating a significant change in the data.

    「結果は明らかに異なっており、データに大きな変化があることを示していた。」


  2. After adding the reagent, the solution became visibly cloudy.

    「試薬を加えた後、溶液は目に見えて濁った。」


  3. His theory was visibly influenced by earlier works in the same field.

    「彼の理論は同じ分野の以前の研究から顕著な影響を受けていた。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. noticeably


    • 「目立って、明らかに」という意味。状況や変化がはっきり認識できる場合に使う。


  2. clearly


    • 「はっきりと、明確に」。より癖のない一般的な言い方。


  3. obviously


    • 「明らかに」。主観的な「当然でしょ」というニュアンスも含む。


反意語 (Antonyms)


  • 副詞で「見えなく / はっきり分からなく」という場合は「invisibly」ですが、実際にあまり使われません。むしろ形容詞で「invisible」が「見えない」の反対語として頻出します。

  • また、「imperceptibly(知覚できないほどに)」は「気づかれないほどに、かすかに」という反意的な方向の表現になります。

これらは「はっきり見える/分かる」か「見えにくい/分かりにくい」という観点で使い分けます。

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • visibly: /ˈvɪz.ə.bli/

アクセント


  • 最初の[vɪz]の部分にストレスがあります。

  • 音節分けは “VIS-i-bly” という感覚です。

アメリカ英語とイギリス英語


  • アメリカ英語 (GA) /ˈvɪz.ə.bli/

  • イギリス英語 (RP) /ˈvɪz.ɪ.bli/


    • アメリカ英語では“ə”に近い音で発音されることが多く、イギリス英語では“ɪ”と発音される場合が多いです。


よくある発音の間違い


  • 「ビズィブリー」など「s」と「z」を混同しないように注意します。

  • 第二音節を強く発音しすぎたり、逆に弱くしすぎたりしがちなため、最初の音節にストレスを置きつつ、残りをはっきり発音しましょう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミスで「visable」などと書かないように注意してください(形容詞「visible」のスペルで注意)。

  • 同音異義語はありませんが、類似スぺリング「visually (視覚的に)」と混同しないようにしてください。

  • TOEICや英検などで、感情表現を強調する副詞の問題として出題される可能性があります。状況・文脈から「目に見えてわかる」か「単に明確に伝わる」という違いを区別できることが大切です。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「visible」という単語のあとに「-ly」をつけただけ、という覚え方でOKです。「visible」は「見える」という意味なので、そこに副詞化を示す「-ly」がついて「見た目にはっきりわかる」というイメージを持ちましょう。

  • 「visibly」と「video」の語源がどちらも「vidēre (ラテン語で“見る”)」から来ていると知っておくと、類推しやすいかもしれません。

  • 「はっきり見える様子」を示す言葉なので、使う状況(感情、態度が外に現れているシーン)をイメージすると馴染みやすくなります。


以上が副詞「visibly」の詳細な解説です。感情や状態が目に見えてわかるときに便利な副詞なので、ぜひ覚えて使ってみてください。

意味のイメージ
visibly
意味(1)

目に見えて;明白に,ありありと

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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