最終更新日:2025/07/23

彼は自分のビジネスを始めようと何度も挑戦したが、うまくいかなかった。

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He made several unsuccessful attempts to start his own business.

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元となった辞書の項目

unsuccessful

形容詞

不成功の,失敗の;(…に)失敗する《+in+塁(do・ing)》

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彼は自分のビジネスを始めようと何度も挑戦したが、うまくいかなかった。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: unsuccessful

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語):

• not achieving or not having achieved the desired goal or result.

意味(日本語):

• 目標や望まれる結果に達しなかった、成功しなかった。

「unsuccessful」という単語は、「やろうとしたことがうまくいかなかった」「目標や願望を達成できなかった」という意味合いです。ビジネスシーンや日常会話でも、「試したけれどうまくいかなかった」という状況を説明するときに使われます。失敗というと強い表現に聞こえるかもしれませんが、「何らかの成果を得られなかった」というニュアンスで幅広く使えます。

活用形:

形容詞なので、基本的に比較級や最上級をとる場合は more unsuccessful / most unsuccessful となります。しかし、「あまりに成功していない」という階級的な言い回しはやや不自然なので、日常ではあまり使われません。フォーマルな比較文脈で出会うことは稀にあります。

他の品詞形:


  • successful (形容詞) 「成功した」

  • success (名詞) 「成功」

  • succeed (動詞) 「成功する」

CEFRレベルの目安:


  • B2(中上級):日常会話からビジネス、学術的な内容まで多岐にわたり、自然に使いこなせるとB2レベルといえます。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語: un- (「否定」「反対」の意味)

語幹: success (「成功」)

接尾辞: -ful (「〜に満ちている」「〜の特徴を持つ」の意味)

ただし、形容詞となった場合の「-ful」は、ここでは成功の状態を表すものに「un-」で打ち消しをしているイメージです。よって “unsuccessful” は「成功の状態を持たない → 成功していない」という意味になります。

関連・派生語:


  • success (成功)

  • successful (成功した)

  • unsuccessfully (副詞:成功していない、うまくいかない形で)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個):


  1. unsuccessful attempt → (失敗した試み)

  2. unsuccessful plan → (うまくいかなかった計画)

  3. unsuccessful candidate → (落選した候補者)

  4. unsuccessful negotiation → (不調に終わった交渉)

  5. unsuccessful effort → (成果が得られない努力)

  6. remain unsuccessful → (成功しないままでいる)

  7. prove unsuccessful → (結果として失敗に終わる)

  8. unsuccessful campaign → (うまくいかなかったキャンペーン)

  9. unsuccessful business venture → (失敗に終わった事業)

  10. had been unsuccessful in (doing something) → (〜するのに失敗していた)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • “success” はラテン語の “successus” (続いて起こること、結果) に由来します。

  • “successful” は「成功の状態にある」という形容詞です。

  • “un-” は否定や反対の意味の接頭語として、古英語やゲルマン系言語から引き継がれました。

歴史的にも「un- + 成功状態」という形で、「成功に達していない」という意味を明確にしています。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「fail (失敗する)」と比べると、やや控えめな表現になることもあります。 “We were unsuccessful this time” と言うと、「今回はうまくいかなかった」というニュアンスで、「大失敗した」というほど強くはありません。

  • 口語・文章いずれでも利用可能で、ニュートラルな語感です。カジュアルからフォーマルまで幅広く使われます。


4. 文法的な特徴と構文

形容詞としての使用例:


  • be unsuccessful in + 動名詞/名詞

  • prove unsuccessful

  • remain unsuccessful

フォーマル、カジュアルともに使われ、文頭に副詞をつけて “Sadly, the plan was unsuccessful” のようにも使えます。

名詞・動詞との区別:


  • 形容詞:un*successful* → “He was unsuccessful.”

  • 名詞:success → “He achieved great success.”

  • 動詞:suc*ceed* → “He managed to succeed.”

形容詞なので、そのあとの名詞や、補語として使われることが多いです。


5. 実例と例文

5.1 日常会話(カジュアル)


  1. “I tried baking a cake, but it was unsuccessful—it collapsed in the oven.”

    (ケーキを焼いてみたけど、失敗しちゃった。オーブンの中で潰れたよ。)

  2. “My attempt to fix the TV was unsuccessful, so I’ll call a professional.”

    (テレビを直そうとしたけど上手くいかなかったから、専門家を呼ぶことにするよ。)

  3. “She was unsuccessful in convincing me to go hiking early in the morning.”

    (彼女は、早朝にハイキングに行くよう私を説得できなかったよ。)

5.2 ビジネスシーン(ややフォーマル)


  1. “The negotiation with the client was ultimately unsuccessful, so we decided to revise our proposal.”

    (クライアントとの交渉は結果的にうまくいかなかったので、提案書を修正することにしました。)

  2. “After several unsuccessful product launches, the company shifted its strategy to focus on quality control.”

    (何度か製品のリリースが失敗に終わった後、会社は品質管理に注力する方針に転換しました。)

  3. “He was unsuccessful in securing the contract, but he learned valuable lessons for next time.”

    (彼は契約を獲得することに失敗したが、次に活かせる重要な教訓を得た。)

5.3 学術的な文脈(フォーマル)


  1. “The researchers’ initial attempts to replicate the results were unsuccessful under the given conditions.”

    (研究者たちの当初の試みは、与えられた条件下では結果を再現できなかった。)

  2. “Despite numerous trials, the experiment remained unsuccessful until additional variables were controlled.”

    (多くの実験を重ねても、他の要因を制御するまでは成功しなかった。)

  3. “His hypothesis was deemed unsuccessful due to insufficient supporting data.”

    (彼の仮説は、裏付けとなるデータが不十分であるために成り立たなかったと判断された。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. failed (失敗した)


    • “failed” はよりストレートに「失敗した」という印象を与えます。


  2. fruitless (成果がない)


    • 成果につながらなかったというニュアンスが強調される単語です。


  3. unproductive (生産的でない)


    • 時間や労力を使ったわりに結果が得られなかったという印象。


  4. ineffective (効果がない)


    • 頑張ったが効果や効力に結びつかなかった。


反意語 (Antonyms)


  1. successful (成功した)

  2. effective (効果的な)

  3. fruitful (成果のある / 実りの多い)


7. 発音とアクセントの特徴

音声記号 (IPA):

• アメリカ英語: /ˌʌnsəkˈsɛsfəl/

• イギリス英語: /ˌʌnsəkˈsɛsfəl/

強勢の位置:


  • “un-SUC-cess-ful”のように、「suc」の部分にアクセントがあります(secの音が強調される)。

よくある発音の間違い:


  • “un-success-ful” の “suc” を /sʌk/ と曖昧に発音してしまう。実際は “sək” となりますが、アクセントで母音がはっきりするケースもあり、 /sək/ と /sɛk/ の中間のように聞こえる場合もあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリング間違いが起きやすい単語です。 “unsuccesful” のように、後半の “-cces-” が抜けるケースがよくあります。

  • 同音異義語はとくにありませんが、「success」と「succeed」の綴りの違いに慣れていないと書き間違えをしやすいです。

試験対策(TOEICなど):


  • ビジネス文脈で「失敗」「成功の有無」を問う問題で登場することがあります。

  • 「unsuccessful negotiation」「unsuccessful bid」のようなビジネス表現で出やすいので要注意です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ

「un-」で「打ち消す」、そして「success (成功)」に「-ful (いっぱいの、満ちている)」が合わさっていると覚えると良いでしょう。

「“success” に “-ful” をつけて『成功に満ちた』が “successful” で、頭に “un-” がつくと『成功に満ちていない』、つまり『成功しなかった』」というイメージで捉えられます。

スペリングのポイント:


  • success (最後の “c” がダブル “cc”) + ful (f-u-l) → successful

  • そこに “un-” を足して → unsuccessful

イメージとしては、「success」にバツ印(✕)がついた状態を思い浮かべるのも覚えやすいかもしれません。

以上が形容詞“unsuccessful”の詳しい解説です。学習の際に参考にしてみてください。

意味のイメージ
unsuccessful
意味(1)

不成功の,失敗の;(…に)失敗する《+in+塁(do・ing)》

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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