She always puts others' needs before her own, showing how unselfish she is.
unselfish
1. 基本情報と概要
単語: unselfish
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): not concerned with one’s own advantage, but rather caring about others.
意味(日本語): 自分の利益よりも他者を思いやり、利他的である様子を表す単語です。たとえば、他人のために何かを進んでしてあげる、見返りを求めない姿勢のことを「unselfish」と言います。
- 「unselfish」は相手を優先して考えられる、思いやりのあるニュアンスを持っています。
- 「自分ばかりでなく他人にも配慮する」といった場面で使われます。
活用形:
- 原形: unselfish
- 比較級: more unselfish
- 最上級: most unselfish
※形容詞なので動詞のような時制による活用はありません。
他の品詞形:
- 「selfish」は形容詞(「利己的な」)ですが、そこに “un-” が付いた形です。
- 名詞形としては「unselfishness」(利他主義・無私の心)が挙げられます。
- 副詞形としては「unselfishly」(無私に、惜しみなく)が存在します。
CEFRレベル: B2(中上級)
- “unselfish” は日常会話でもよく登場する単語ですが、ニュアンスやスペリングをしっかり理解するにはある程度の英語力が必要なため、中上級レベルと考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語 (prefix): 「un-」
- 「〜でない」「反対の意味」を表す接頭語。
- 「〜でない」「反対の意味」を表す接頭語。
- 語幹 (root): 「selfish」
- 「自分中心な」「自己中心的な」という意味の形容詞。
「un-」が付くことで「自分中心でない」「他者中心である」という意味が表現されます。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選
- unselfish act
- (利他的な行為)
- (利他的な行為)
- an unselfish gesture
- (思いやりのある行為・仕草)
- (思いやりのある行為・仕草)
- unselfish devotion
- (無私の献身)
- (無私の献身)
- unselfish love
- (見返りを求めない愛)
- (見返りを求めない愛)
- entirely unselfish
- (完全に利他的な)
- (完全に利他的な)
- unselfish attitude
- (利他的な態度)
- (利他的な態度)
- display unselfishness
- (利他性を示す)
- (利他性を示す)
- unselfish contribution
- (自己犠牲的な貢献)
- (自己犠牲的な貢献)
- act unselfishly
- (利他的に行動する)
- (利他的に行動する)
- show unselfish concern
- (他者への思いやりを示す)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「selfish」は中英語の “self + -ish” がもとで、「自分を中心に考える」意味を持つようになりました。そこに「逆の意味」を付加する “un-” がついて「他者を優先する」意味になりました。
微妙なニュアンス:
- 「unselfish」は「他者への配慮・優しさ」「寛大さ」「思いやり」を感じさせるポジティブな言葉です。
- ただし “unselfish” と言うときは大抵、他人のために何かをするという非常に好意的な状況を想定します。日常会話でもフォーマルでも使えますが、「本当に見返りを求めない」といった強調にもなるため、文脈によってはかなりプラスイメージが強い表現です。
- 「unselfish」は「他者への配慮・優しさ」「寛大さ」「思いやり」を感じさせるポジティブな言葉です。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞なので、そのまま名詞を修飾します。
例) an unselfish person, unselfish behavior - 特別な注意点:
- 不可算名詞などとの相性には特に制約はありませんが、同義語とのニュアンスに注意して使うとよいです。
- 不可算名詞などとの相性には特に制約はありませんが、同義語とのニュアンスに注意して使うとよいです。
イディオムとして固まったフレーズは少なめですが、文中で「He is unselfish enough to 〜」などの形で使われることがあります。
フォーマル/カジュアル両方で使える言葉ですが、内容はポジティブなので、手紙やスピーチでも好印象を与える語として用いられます。
5. 実例と例文
① 日常会話
“He always shares his snacks with everyone. He’s so unselfish.”
- (彼はいつもお菓子をみんなと分け合うんだ。本当に思いやりがあるよ。)
“She gave up her seat for the elderly passenger. That was unselfish of her.”
- (彼女はお年寄りに席を譲ったんだ。あれは本当に思いやりがある行動だね。)
“Thank you for being unselfish and letting me borrow your laptop.”
- (あなたのノートパソコンを貸してくれて、本当に助かったわ。思いやりがあるね。)
② ビジネス
“Your unselfish support has helped the whole team achieve our goal.”
- (あなたの惜しみないサポートのおかげで、チーム全体が目標を達成できました。)
“He showed unselfish leadership by giving credit to his colleagues.”
- (彼は同僚に功績を譲るという形で、利他的なリーダーシップを発揮しました。)
“An unselfish manager often inspires employees to perform better.”
- (利他的なマネージャーは、しばしば従業員のやる気を高めるのに大きく貢献します。)
③ 学術的な文脈
“Research suggests that unselfish behavior can strengthen social bonds.”
- (研究によると、利他的な行動は社会的な絆を強める可能性があるとされています。)
“Many cultures value unselfish acts as a cornerstone of moral development.”
- (多くの文化において、利他的な行為は道徳の発達の要とされています。)
“Philosophers debate whether truly unselfish motives exist or if all actions have underlying self-interest.”
- (哲学者たちは、本当に純粋な利他動機が存在するのか、それともすべての行動には自己利益が潜んでいるのか、という点を議論しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (synonyms)
- altruistic (利他的な)
- 「unselfish」とほぼ同義ですが、より学術的・哲学的な響きが強い。
- 「unselfish」とほぼ同義ですが、より学術的・哲学的な響きが強い。
- generous (寛大な)
- 「unselfish」に近いですが、「気前が良い」とモノやお金などを分け与える際にも多く使われる。
- 「unselfish」に近いですが、「気前が良い」とモノやお金などを分け与える際にも多く使われる。
- selfless (自己を顧みない)
- 「unselfish」よりも「自己を犠牲にする」というニュアンスが強い。
- 「unselfish」よりも「自己を犠牲にする」というニュアンスが強い。
- altruistic (利他的な)
反意語 (antonyms)
- selfish (利己的な)
- self-centered (自己中心的な)
- egocentric (自分本位の)
- selfish (利己的な)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˌʌnˈsɛlfɪʃ/
- アメリカ英語もイギリス英語もほぼ同様ですが、イギリス英語では /ʌ/ の音がわずかに異なることがあります。
- アメリカ英語もイギリス英語もほぼ同様ですが、イギリス英語では /ʌ/ の音がわずかに異なることがあります。
- 強勢 (アクセント): 「un-sel-fish」の「sel」の部分にアクセントがきます。
- よくある間違い: “unselfish” の “self” 部分を /self/ でしっかり発音する。速く言うと「アンセルフィッシュ」のように聞こえがちなので注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「unselfish」の “l” と “f” の順番が逆になって「unsef-lish」とならないように気をつけましょう。
- 似た発音との混同: “unselfish” と “unselfconscious” はまったく違う意味なので混同しないように。
- 試験対策: TOEICや英検などでは、文法問題よりも読解やリスニングの文脈で、「他者への配慮」という意味合いを読み取らせる問題で登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のヒント:
- 「un- (〜でない)+ selfish(利己的)」=「自己中心的ではない」→「他人を大切にする」。
- 「un- (〜でない)+ selfish(利己的)」=「自己中心的ではない」→「他人を大切にする」。
- イメージ: 「自分を差し置いて他人に手を差し伸べるイメージ」。
- 勉強テクニック:
- 自分が「誰かに何かを無私でしてあげた」というシーンを思い浮かべて「I’m being unselfish」をイメージ。本当に誰かのためになった経験を思い出すことで単語をしっかり定着させましょう。
以上が形容詞 “unselfish” の詳細解説です。自分のことばかりではなく他人のためを思える態度を表す、ポジティブで温かい印象の単語です。
利己的でない,私心のない,寛大な