最終更新日:2024/06/13

嵐が都市に予知しない被害をもたらしました。

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The storm caused unforeseen damage to the city.

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元となった辞書の項目

unforeseen

形容詞

予知しない,思いがけない(unexpected)

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解説

1. 基本情報と概要

単語: unforeseen

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): not anticipated or expected

意味(日本語): 予期しなかった、思いがけない、予測できなかった

「unforeseen」は、予期していなかった出来事や状況などを表すときに使われます。突然起こったり、事前の見込みがなかったりするニュアンスがあります。

活用形

英語の形容詞は時制による変化はありませんが、比較級・最上級を作る場合は以下のようになります。もっとも一般的には「more unforeseen」「most unforeseen」と表現しますが、日常的にはあまり使われないかもしれません。


  • 比較級: more unforeseen

  • 最上級: most unforeseen

※「unforeseen」は形容詞として使われますが、名詞形は直接的にはありません。似た表現としては「unforeseeability (unforeseeableの名詞形)」などがあります。

他の品詞形


  • 動詞: foresee(「予見する」「予測する」)


    • 現在形: foresee

    • 過去形: foresaw

    • 過去分詞: foreseen


  • 形容詞: unforeseeable(「予測不可能な」)

  • 名詞: foresight(「先見の明」)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)レベル


    • 「foresee」はB2レベル程度で学習する語彙であり、その派生形「unforeseen」も同程度の難易度と考えられます。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 (prefix): un-(「否定」や「〜でない」を意味する)

  • 語幹 (root): fore(「前もって」) + see(「見る」)

  • 接尾語 (suffix): なし


    • ただし、「foresee」の過去分詞形「foreseen」に否定の接頭語「un-」がついた形と理解するとわかりやすいです。


関連語・派生語


  • foresee (動詞): 予測する、予見する

  • foreseen (過去分詞/形容詞): 予測された

  • unforeseeable (形容詞): 予測不可能な

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. unforeseen circumstances(予想外の状況・事態)

  2. unforeseen event(予期しない出来事)

  3. unforeseen consequence(思いがけない結果)

  4. unforeseen expense(予想外の出費)

  5. unforeseen difficulty(思いがけない困難)

  6. unforeseen complication(不測の複雑化)

  7. unforeseen challenge(予期しない挑戦)

  8. unforeseen delay(思わぬ遅延)

  9. unforeseen problem(予測不能の問題)

  10. unforeseen risk(思いも寄らないリスク)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「foresee」という動詞(「予測する」)の過去分詞形「foreseen」に、否定や逆を示す接頭語「un-」がついた形です。

  • 「foresee」は「fore (前もって) + see (見る)」が語源で、「事前に見る→予測する」という意味。

  • そのため「unforeseen」は「事前に見られなかった→予想外の」という意味になります。

ニュアンス


  • 「unforeseen」は何かが起こったとき、「本来は予測できるかもしれなかったが結果的に予測できなかった」という含みがあります。

  • フォーマル・カジュアルどちらでも比較的使用頻度が高く、公的な書類やビジネス文書でもよく登場します。

  • 口語でも使えますが、「unexpected」や「unanticipated」に比べるとややフォーマルな印象を与えます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞: 形容詞のみとして使われ、「予測できなかった事柄」にかかる形容詞句として利用します。

  • 「unforeseen + 名詞」の形で、「予測されなかった◯◯」という表現が最も多い用法です。

  • 文書(フォーマル)・スピーチ・日常会話(カジュアル)など、幅広い文脈で使用できます。

使用上の注意


  • 他動詞・自動詞といった区別は形容詞ですので関係ありません。

  • 名詞としての利用は基本的にありません。


5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “I couldn’t attend the party due to some unforeseen problems at home.”

    (家で思いがけない問題が起きて、パーティーに行けなかったんだ。)

  2. “We had to change our picnic plans because of the unforeseen rain.”

    (予期しなかった雨のせいで、ピクニックの予定を変更しなきゃいけなかった。)

  3. “The car broke down on the way, which was totally unforeseen.”

    (途中で車が故障した。まったく予想していなかったよ。)

(B) ビジネスでの例文


  1. “Due to unforeseen circumstances, we need to postpone the product launch.”

    (不測の事態により、製品の発売を延期しなければなりません。)

  2. “The project has run into unforeseen complications and will require more funding.”

    (プロジェクトで思わぬ複雑化が起こり、追加の資金が必要です。)

  3. “Please update the risk assessment to account for any unforeseen scenarios.”

    (あらゆる予想外のシナリオに対応するため、リスク評価を更新してください。)

(C) 学術/フォーマルな文脈での例文


  1. “The researchers encountered unforeseen variables that impacted the study’s results.”

    (研究者たちは研究結果に影響を及ぼす予期せぬ変数に直面した。)

  2. “Such catastrophic outcomes were unforeseen during the initial phase of the investigation.”

    (このような壊滅的な結果は、調査の初期段階では予測されていませんでした。)

  3. “The theory failed to address several unforeseen phenomena in practical applications.”

    (その理論は、実際の応用でいくつかの予想外の現象に対応できませんでした。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. unexpected(予期しなかった)


    • 「unforeseen」よりカジュアル。あまり考えていなかった結果として起きるイメージ。


  2. unanticipated(予期していなかった)


    • 「unforeseen」とほぼ同じレベルのフォーマル度だが、やや硬い印象。


  3. surprising(驚くべき)


    • 意外性に重点があり、「驚き」を含意。


反意語 (Antonyms)


  1. expected(期待された、予測された)

  2. anticipated(予期された)

  3. foreseen(前もって予見されていた)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˌʌnfɔːrˈsiːn/ (アメリカ英語: アンフォーシーン)


    • イギリス英語の場合も同様に /ˌʌnfɔːˈsiːn/ と表記されることが多い


  • アクセント: “-seen” の部分に強勢が置かれることが多いです。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: /ʌn-fɔr-ˈsiːn/(フォーの音がやや短め)

    • イギリス英語: /ʌn-fɔː-ˈsiːn/(フォーの音が伸びる)


  • よくある発音のミス: “unfore-seen” の最後の母音を /iː/ ではなく /ɪ/(イに近い短い音)で発音してしまうケース。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「unforseen」や「unforeseened」など、スペルを誤ること。


    • 正: un·for·seen

    • 途中の「e」を落とさないように注意。


  2. 同音異義語との混同: “unforeseen” と “unforeseeable” の混同


    • unforeseen → すでに起こった・ある事態に焦点

    • unforeseeable → 未来に対して「予測不可能な」というニュアンス


  3. 同意表現”unexpected”との誤解: 厳密には大きな違いはありませんが、”unforeseen”のほうがややフォーマルかつ「予測の可能性はあったかもしれないができなかった」というニュアンスが強いです。

  4. 試験対策: TOEICや英検などでもビジネス関連文書や記事中の「不測の事態」の表現として出題されることがあります。覚えておくと得点につながりやすい単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「un-(否定)」 + 「foresee(予見する)」 →「予見できなかった」→「予想外の」

  • 「unexpected」と似てはいますが、「見通しが立たなかった」というニュアンスをイメージすると覚えやすいです。

  • スペリングは「un-for-e-seen」と区切って覚えるとミスが減ります。

  • 「unforeseen circumstance」というフレーズは非常に定型的なので、セットで覚えるのがおすすめです。


以上が形容詞「unforeseen」の詳細な解説です。予測できず、想定外の事態に直面した際によく使われる表現ですので、ビジネスや学術論文でも非常によく見かける単語です。ぜひ、実際のコミュニケーションでも活用してみてください。

意味のイメージ
unforeseen
意味(1)

予知しない,思いがけない(unexpected)

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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