最終更新日:2024/06/13

彼女はピアノを演奏するのに普通でない才能を持っています。

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She has an uncommon talent for playing the piano.

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元となった辞書の項目

uncommon

形容詞

『普通でない』,めったにない,並はずれた

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彼女はピアノを演奏するのに普通でない才能を持っています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: uncommon

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): not common; rare, unusual, infrequent

意味(日本語): 一般的ではないこと、めずらしいこと、まれなこと

「uncommon」は「まれな」「珍しい」「普通ではない」というニュアンスを持つ形容詞です。時々見かける「rare」「unusual」とほぼ同じ意味合いですが、「少し特別感がある」「予想外の要素を含む」といった含みをもつことがあります。


  • 活用形(比較級・最上級):


    • 比較級: more uncommon

    • 最上級: most uncommon


  • 関連する形容詞以外の品詞:


    • 副詞: uncommonly (めずらしいくらいに)

    • 名詞: uncommonness (まれであること)


  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)


    • B2(中上級): ある程度専門的・複雑な内容を理解し、自分でもある程度正確に表現できる段階の単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 接頭語: un- (「否定」「反対」の意味を持つ)

    • 語幹: common (「一般的な、普通の」という意味)


「common(普通の)」に「un-(~でない)」が付いて「uncommon(普通でない)」という意味になります。


  • 派生語や類縁語:


    • common → commonly (副詞: 一般的に)

    • uncommon → uncommonly (副詞: めずらしいほど)

    • rarity (名詞: 珍しさ) - 意味の上で関係する


  • よく使われるコロケーション(10個):


    1. uncommon skill(めずらしい技量)

    2. uncommon talent(まれな才能)

    3. uncommon approach(通常とは異なるアプローチ)

    4. uncommon kindness(めずらしいほどの優しさ)

    5. uncommon condition(珍しい状態)

    6. uncommon situation(めずらしい状況)

    7. uncommon sense(常識外れの感覚/珍しい感覚)

    8. uncommon occurrence(珍しい出来事)

    9. uncommon disease(珍しい病気)

    10. uncommon phenomenon(珍しい現象)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「common」はラテン語の “communis”(共有する、共同の)から来ています。これに古英語の接頭語「un-」が付いて「~でない」という意味を加え、「uncommon」=「普通でない」「まれな」となりました。


  • ニュアンス:

    「uncommon」には「珍しさ」「意外性」を強調する響きがあります。「単に数が少ない」というよりも、「期待外れに普通でない」「ちょっと特別」のような感覚を含むことが多いです。


    • 使用上の注意:

    • 会話でもよく使われますが、やや落ち着いた響きがあり、カジュアルにもフォーマルにも対応できます。

    • 口語の「rare」や「unusual」よりも、少しだけ文語寄りの印象を与える場合があります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての使い方:

    名詞を修飾する形容詞です。


    • 例: “He has an uncommon talent for music.”(彼は音楽に関してまれな才能を持っている。)


  • 使用シーン:


    • フォーマル: ビジネス文書や研究論文などでも正式に使われる。

    • カジュアル: 会話でも使えるが「rare」「unusual」に言い換えることも多い。


  • イディオムや構文:


    • “It is not uncommon to + 動詞の原形”

    • 「~することはめずらしくない / よくあることだ」という少し回りくどい表現。

    • 例: “It is not uncommon to miss the last train in Tokyo.”



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文(3つ)


  1. “It’s quite uncommon to see him in such a cheerful mood.”

    (彼があんなに上機嫌なのは、かなり珍しいよ。)


  2. “Finding a parking spot on this street at noon is uncommon.”

    (この通りで正午に駐車スペースを見つけるのは珍しい。)


  3. “It’s not uncommon for kids to lose their appetite when they're stressed.”

    (子どもがストレスで食欲をなくすのは、よくあることだ。)


(2) ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “It’s uncommon for our company to grant extended leave, but we made an exception this time.”

    (我が社が長期休暇を与えるのは珍しいのですが、今回は特別に許可しました。)


  2. “An uncommon strategy can sometimes lead to major breakthroughs in the market.”

    (めずらしい戦略が、市場で大きな成果をもたらすこともあります。)


  3. “It’s uncommon to receive such thorough feedback after a presentation.”

    (プレゼン後にここまで詳細なフィードバックをもらえるのは珍しいです。)


(3) 学術・アカデミックな文脈での例文(3つ)


  1. “This type of data inconsistency is not uncommon in large-scale research.”

    (大規模研究ではこの種のデータ不整合は珍しくありません。)


  2. “Detailed records from this period are quite uncommon due to the lack of written documentation.”

    (この時代の詳細な記録は、文書資料の不足によりかなり珍しいです。)


  3. “It remains an uncommon phenomenon, but further study might reveal broader implications.”

    (依然として珍しい現象だが、さらなる研究によって広範な影響が明らかになるかもしれない。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. rare(まれな):数量が極端に少ない・めったにない

    2. unusual(ふつうではない):少し変わっている、期待とは異なる

    3. infrequent(頻度が低い):時間的にあまり起きない

    4. exceptional(例外的な):特筆すべきほど優れている、または例外的

    5. unique(唯一無二の):全く他にない特異性


  • 反意語 (Antonyms)


    1. common(一般的な、よくある)

    2. ordinary(平凡な、通常の)

    3. usual(いつもの、通例どおりの)

    4. frequent(頻繁な)


ニュアンスの違い:


  • “uncommon”は「意外と数が少なく、珍しい」という微妙なトーン。

  • “rare”は「めったに存在しないほど少ない」。

  • “unusual”は「よくある状況から外れている」。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記:


    • イギリス英語 (BrE): /ʌnˈkɒm.ən/

    • アメリカ英語 (AmE): /ʌnˈkɑː.mən/


  • アクセント:

    「un-COM-mon」のように、真ん中の “com” の部分に強勢がきます。


  • よくある発音の間違い:


    • 日本語の「ア」っぽく「アンコモン」と一気に濁すのではなく、子音の /k/ と母音 /ɒ/ /ɑː/ をはっきり意識するとうまく発音できます。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “uncommom” と打ち間違えて “o” を一個落とすエラーが起こりやすい。

  • 「not uncommon」の混乱: 二重否定ではありませんが、「めずらしくない=よくある」という意味なので、訳し間違えに注意が必要です。

  • 試験対策: TOEICや英検では、同義語や反意語を問う問題、あるいは文脈から「珍しさ」を表す表現を選ばせる問題で出る可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「un-」は「~ではない」という接頭語、一方「common」は「一般的な」。 そのため「uncommon」は「一般的ではない=珍しい」と覚えられます。

  • 「めずらしいこと=アンコモン (uncommon)」とセットでイメージすると覚えやすいです。

  • フラッシュカードやアプリの単語帳で「rare / unusual / uncommon」など、近い意味の単語と一緒にまとめて学習すると使い分けのニュアンスをつかみやすいです。


以上が「uncommon」の詳細解説になります。日常会話・ビジネス・アカデミックなど、いろいろな場面で「珍しいさま」を表現する際に便利な単語ですので、上手に使い分けてみてください。

意味のイメージ
uncommon
意味(1)

普通でない,めったにない,並はずれた

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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