twisted
形容詞「twisted」の詳細解説
1. 基本情報と概要
英語表記: twisted
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): Something that is bent or curled in an unnatural shape, or figuratively, something that is distorted or perverted.
意味(日本語): 物理的にねじれた・ゆがんだ、あるいは比喩的に「ひねくれた」「ゆがんだ」「倒錯した」のような意味です。たとえば、「twisted rope(ねじれたロープ)」のように形が実際に曲がっている状況にも使いますし、「twisted sense of humor(ひねくれたユーモア感覚)」のように、考え方などが通常と大きくずれていることにも使われます。
「twisted」は、物理的にも比喩的にも「ねじれている」というニュアンスを表す形容詞です。日常的にも使う単語で、やや強調した言い方として「すごく歪んでいる」ニュアンスを持つことがあります。
- 活用形: 形容詞なので変化はあまりありませんが、動詞“twist”から派生しているため、動詞としては “twist (原形) – twisted (過去形/過去分詞形) – twisting (進行形)” の形があります。
- 他の品詞に変化した場合の例:
- 動詞: twist (~をねじる)
- 名詞: a twist (ねじれ、ひねり)
- 動詞: twist (~をねじる)
CEFRレベル: B2 (中上級)
・「twisted」は基礎形容詞「twist」の派生で、日常会話だけでなく、比喩的にも幅広く使われます。B2レベルの語彙として扱うのが適切です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: twist
- 接尾語: -ed
- これは動詞の過去形・過去分詞形を形容詞として用いる形です。
関連する単語や派生語
- twist (動詞/名詞): ねじる、ねじれ
- twisting (形容詞的に使う場合もある): ねじれている途中の、その動作を示す
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- a twisted rope
- (ねじれたロープ)
- (ねじれたロープ)
- a twisted ankle
- (ねんざした足首)
- (ねんざした足首)
- a twisted mind
- (ひねくれた考え、倒錯した発想)
- (ひねくれた考え、倒錯した発想)
- twisted logic
- (ゆがんだ論理)
- (ゆがんだ論理)
- a twisted sense of humor
- (ひねくれたユーモア感覚)
- (ひねくれたユーモア感覚)
- twisted fate
- (いたずらな運命、ねじれた運命)
- (いたずらな運命、ねじれた運命)
- twisted metal
- (ぐにゃりと曲がった金属)
- (ぐにゃりと曲がった金属)
- a twisted expression on someone’s face
- (ゆがんだ表情)
- (ゆがんだ表情)
- twisted perspective
- (ゆがんだものの見方)
- (ゆがんだものの見方)
- twisted thriller (in movies or books)
- (どんでん返しの多いスリラー、陰鬱で歪みのあるスリラー)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- 「twist」という単語は中英語の “twisten” (編む、ねじる)に由来し、更に古英語の “twist” (ひも、ロープ)に遡ります。もともとは「糸やロープなどを編む・よる」意味を持っていました。
- 「twist」という単語は中英語の “twisten” (編む、ねじる)に由来し、更に古英語の “twist” (ひも、ロープ)に遡ります。もともとは「糸やロープなどを編む・よる」意味を持っていました。
歴史的使用:
- 初期は文字通り「糸やロープをよる・ねじる」行為を指していましたが、次第に比喩的に「考え方や状況がねじれている」という意味合いでも使われるようになりました。
ニュアンスや注意点:
- 「ねじれている」という強調があるため、やや刺激的・強い表現です。「単に曲がっている」だけでなく「異常にゆがんだ」というイメージを与える場合もあります。
- カジュアルにもフォーマルにも使えますが、比喩表現としてはややカジュアル・口語的な印象を与える場合もあります。
- 「ねじれている」という強調があるため、やや刺激的・強い表現です。「単に曲がっている」だけでなく「異常にゆがんだ」というイメージを与える場合もあります。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞 (adjective)
- 主に名詞を修飾して、「twisted + 名詞」という形で用いられます。
- 例: twisted wires (ねじれた電線), twisted interpretation (ゆがんだ解釈)
- 主に名詞を修飾して、「twisted + 名詞」という形で用いられます。
Idiom / Expressionの例
- “get (someone) twisted up”: 人を混乱させる、感情をぐちゃぐちゃにする
- “twisted around someone’s little finger”: 誰かに手玉に取られる(比喩的)
- “get (someone) twisted up”: 人を混乱させる、感情をぐちゃぐちゃにする
使用シーンのポイント
- 物理的か比喩的かで意味が変わるので、文脈包合的に判断します。
- フォーマルな文書でも使えますが、「形がねじれている」という直接的な描写に使われることが多いです。比喩的に「ひねくれた」「倒錯した」を表現するときは、文学や会話的文脈でよく見られます。
- 物理的か比喩的かで意味が変わるので、文脈包合的に判断します。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“I found a twisted branch on the ground—it looked like it had grown in loops.”
- 「地面でねじれた枝を見つけたんだ。ループ状に成長してたみたい。」
“That horror movie had such a twisted plot, I couldn’t stop thinking about it.”
- 「あのホラー映画、ストーリー展開がすごく歪んでいて、ずっと頭から離れないよ。」
“Be careful with that cable, it’s all twisted up.”
- 「そのケーブル気をつけて、ぐるぐるに絡まってるからさ。」
ビジネスシーンでの例文(3つ)
“The wire in the prototype is twisted, causing a short circuit.”
- 「試作品の配線がねじれていて、ショートを引き起こしています。」
“We need to address any twisted communication between departments to avoid misunderstandings.”
- 「部署間でのゆがんだコミュニケーションは誤解を避けるために解消する必要があります。」
“His interpretation of the data seems twisted, so we should verify the results.”
- 「彼のデータ解釈はやや偏っているようです。結果を検証したほうがいいでしょう。」
学術的・専門的な文脈での例文(3つ)
“The DNA molecule has a famously twisted double-helix structure.”
- 「DNA分子は有名な二重らせんというねじれた構造を持っています。」
“In topology, a twisted torus can illustrate complex multi-dimensional properties.”
- 「トポロジーの分野では、ねじれたトーラスが複雑な多次元的特性を示す例となります。」
“A psychologically twisted character often adds depth to literary works.”
- 「心理的に倒錯したキャラクターは、文学作品に深みを与えることが多いです。」
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語 (Synonyms)
- bent (曲がった)
- warped (ゆがんだ)
- contorted (捻じ曲がった、ねじれた)
- distorted (歪んだ)
- gnarled (節くれだった、ねじれた)
- bent (曲がった)
これらは物理的にねじれたり歪んだりしている様子を表す点で似ていますが、 “gnarled” は特に木の枝など自然物の節くれた歪みを表現するときに使われるなど、それぞれ微妙なニュアンスが異なります。 “twisted” は物理だけでなく比喩的に「倒錯した」という感覚が強い点が特徴です。
- 反意語 (Antonyms)
- straight (まっすぐな)
- uncurled (カールしていない)
- unbent (曲がっていない)
- straight (まっすぐな)
これらは「ねじれていない」や「歪んでいない」状態を示します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈtwɪs.tɪd/
- アクセントの位置: 最初の “twist” に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- 大きな違いはほぼありませんが、アメリカ英語は /ˈtwɪs.tɪd/ の “t” をやや強く発音し、イギリス英語では少し滑らかに発音することがあります。
- 大きな違いはほぼありませんが、アメリカ英語は /ˈtwɪs.tɪd/ の “t” をやや強く発音し、イギリス英語では少し滑らかに発音することがあります。
- よくある発音の間違い:
- “twisted” の “tw” を「チュ」と読んでしまう場合や、最後の “-ed” を /ɪt/ のように誤って発音するケースがあります。
- 正しい発音では “twi-stid” のイメージで発音すると自然です。
- “twisted” の “tw” を「チュ」と読んでしまう場合や、最後の “-ed” を /ɪt/ のように誤って発音するケースがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “twissted” や “twsited” のように間違えることがあるので注意。
- 同音異義語との混同: ほとんどありませんが、 “twister”(竜巻などを指す単語)と混同しないようにしましょう。
- 文脈の取り違え: “twisted” は「ねじれた」「ひねくれた」と幅広い意味を持つため、物理的か比喩的か文脈で区別が必要です。
- TOEICや英検での出題傾向: ビジネス文脈での「誤解を招く(twisted communication)」などの表現が出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「Twist + ed = ねじれた」 とするイメージで覚えると理解しやすいです。
- 「ツイストダンス (twist)」で腰をひねる動作をイメージすると、「twisted」のニュアンスを思い出しやすいでしょう。
- 比喩的な意味(道徳的・心理的に「ねじれている」)として使う場合は、ホラー映画やサスペンス小説など「どんでん返し」や「歪んだ性格」をイメージすると覚えやすいです。
以上が形容詞「twisted」の詳細解説です。物理的にも比喩的にも使える便利な単語なので、文脈に合わせて使い方をマスターしましょう。