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tremendously
1. 基本情報と概要
単語: tremendously
品詞: 副詞 (adverb)
英語の意味: extremely, immensely, or in a very great degree.
日本語の意味: 「ものすごく」「非常に」「とてつもなく」という程度を強調する副詞です。大きさや重要性などがとても大きいことを強く表します。「予想をはるかに超えてすごい」というニュアンスです。
この単語は「tremendous(とてつもなく大きい・すごい)」という形容詞から派生した副詞で、感情や規模、影響などがとてつもなく大きい、非常に強い度合いを表現する際に使われます。
- 形容詞形: tremendous (とてつもなく大きい)
- 副詞形: tremendously (ものすごく)
- 名詞形: tremendousness (非常に大きいこと)
CEFRレベル目安: B2(中上級)
「very」や「extremely」などの強調表現の代わりに、ややフォーマルあるいは強い印象をあたえたいときに使える表現です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- tremend-: ラテン語の「tremere(震える)」が語源。
- -ous: 形容詞を作る接尾語(tremendous)。
- -ly: 形容詞から副詞を作る接尾語(tremendously)。
関連単語・派生語
- tremendous (形容詞): とてつもなく大きい・すごい
- tremendousness (名詞): とてつもなく大きいこと
- tremendously (副詞): ものすごく・非常に
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- tremendously successful(非常に成功した)
- tremendously important(とても重要な)
- tremendously large(とてつもなく大きい)
- tremendously helpful(非常に役に立つ)
- tremendously grateful(とても感謝している)
- tremendously improved(飛躍的に改善された)
- tremendously beneficial(非常に有益な)
- tremendously excited(とてもわくわくした)
- tremendously popular(非常に人気がある)
- tremendously powerful(非常に強力な)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の「tremere(震える)」が由来で、「(恐ろしさや大きさで)震えるほどの」という意味をもともと持っていました。そこから「非常に大きい、圧倒的な」という意味が派生し、副詞形として「ものすごく」を表すようになりました。
ニュアンス:
- 「very」や「extremely」に比べて、より感情的・強調的な響きがあります。
- カジュアルな文脈でも、ややフォーマルな文脈でも使えますが、「tremendously」は少し強めの表現のため、丁寧な文書やスピーチで「非常に」を強調したいときによく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 副詞(adverb)なので、形容詞や動詞、他の副詞を修飾します。
- 「tremendous」の副詞形にあたります。
- フォーマルな場面、スピーチ、書面、またはカジュアルでもインパクトを与えたいときに使用されます。
一般的な構文例:
- “tremendously + 形容詞” 例: “tremendously happy” (ものすごく幸せ)
- “tremendously + 動詞” 例: “increased tremendously” (飛躍的に増えた)
5. 実例と例文
5.1 日常会話での例文
- I’m tremendously grateful for all your help.
(あなたの助けにとても感謝しています。) - That new movie is tremendously popular these days.
(あの新作映画は最近、とても人気があります。) - I enjoyed the party tremendously last night.
(昨晩のパーティーは本当にすごく楽しめたよ。)
5.2 ビジネスシーンでの例文
- Our sales figures have grown tremendously over the past quarter.
(私たちの売上高はこの四半期で飛躍的に伸びました。) - The new marketing strategy has proven to be tremendously effective.
(新しいマーケティング戦略が非常に効果的であることがわかりました。) - Your contribution to this project is tremendously valuable.
(このプロジェクトへのあなたの貢献は非常に貴重です。)
5.3 学術的な文脈での例文
- The findings from the study have expanded our knowledge tremendously.
(その研究結果は私たちの知識を飛躍的に拡大しました。) - This new methodology can tremendously reduce the margin of error.
(この新しい手法は誤差を大幅に減らすことができます。) - The professor’s lecture tremendously influenced my perspective on the subject.
(教授の講義は私のその科目に対する考え方に非常に大きな影響を与えました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- extremely(極めて)
- enormously(非常に大きく)
- immensely(非常に)
- greatly(非常に・大いに)
- 「tremendously」は「fear(恐れ)」のニュアンスを少し感じさせる語源を持ち、感情面の強調が強い場合に使いやすい
- 「extremely」は幅広い状況で使える万能型
- 「enormously」「immensely」はサイズや数量を少しイメージさせる
- 「greatly」はフォーマルな言い方で「影響(impact)」が強調される際に使われることが多い
反意語(Antonyms)
- slightly(わずかに)
- insignificantly(ごく些細に)
- minimally(最小限に)
7. 発音とアクセントの特徴
IPA表記: /trɪˈmɛn.dəs.li/
- アクセント(強勢)は「men」の部分にきます: tri-MEN-dous-ly
アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- 大きな音の違いはありませんが、アメリカ英語では “r” をよりはっきり発音し、イギリス英語では少し弱めになる場合があります。
- 母音の違いも地域差はあるものの、大きく変化しない単語です。
よくある発音ミス:
- 「tri」部分を「tree」と言ってしまうなど。子音と母音の区切りを意識し、「トリ・メン・ドス・リー」の4拍をしっかり分けて発音しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “tremendously” は “-dou-” の部分を “-dOU-” と間違えやすい。
- 「tremendous」と混同しがちなので、後ろの “ly” をつけ忘れず、副詞として使う場合は “tremendously” を使う。
- 中国語話者や日本語話者の場合、語尾の “-ly” を発音しづらいことが多いので注意。
- 試験対策: TOEICや英検などでは、語彙難易度を上げる選択肢に出てくることがあります。特に「very」の多用を避けて多彩な表現を使う問題などで使われやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “tremendously” は “tremendous” に “-ly” が付いた形副詞、とイメージして、語源の “trem- (震える)” から、「震えるほど大きな」イメージをもっておくと定着しやすいです。
- 強調表現をバリエーション豊かにしたいときに使うとよいでしょう。
- スペリングは “tre-men-dous-ly” と、拍を区切って覚えるとミスを防ぎやすくなります。
学習者の皆さんは、普段の会話やライティングで「very」だけに頼らず、いろいろな強調表現を身につけると、英語表現がより豊かになります。ぜひ「tremendously」を使って、気持ちやサイズ感の大きさを表現してみてください。
途方もなく;恐ろしく;とても,非常に