最終更新日:2024/06/14

ラケットをしっかりにぎりなさい。

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Hold the racket tight.

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元となった辞書の項目

tight

副詞

《話》堅く,しっかりと / (締め方が)きつく,きっちりと / (睡眠などが)ぐっすりと

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解説

1. 基本情報と概要

単語: tight

品詞: 副詞(ただし、形容詞としてもよく使われます)

CEFR レベル: B1(中級)


  • B1: 日常的な会話や文章の中で頻繁に登場し、ある程度の文脈理解が必要。

意味(英語)


  • 「firmly」「securely」「closely」「with little or no slack」

意味(日本語)


  • 「しっかりと」「きつく」「ピタッと(すき間なく)」

  • 例えば、「ロープをしっかり結ぶとき」や「何かを手でぎゅっとつかむとき」などに使われます。人や物に対して「ゆるみがないようにぴったりと」というニュアンスを表します。

活用形


  • 副詞としては形が変わらず “tight” のままです。

  • 形容詞の場合も同じつづり “tight” ですが、品詞と文中での役割が変わるので注意してください。

他の品詞例


  • 形容詞: tight(例: a tight schedule = 余裕のないスケジュール)

  • 動詞形はありませんが、派生語として “tighten” (動詞: 〜を締める) があります。

  • 副詞形は正式には “tightly” が一般的ですが、カジュアルな表現で “hold tight” のように副詞 “tight” が使われることがあります。


2. 語構成と詳細な意味

“tight” は接頭語・接尾語の付かないシンプルな語形ですが、以下の派生語があります。


  • tighten (動詞) : 〜を締める、〜をきつくする

  • tightly (副詞) : しっかりと、ぴったりと

  • tightness (名詞) : 締まり具合、きつさ

よく使われるコロケーションと関連フレーズ(10個)


  1. hold tight → しっかりとつかむ

  2. tie it tight → しっかりと結ぶ

  3. sit tight → じっと待つ・そのまま待機する

  4. press tight → しっかり押しつける

  5. keep it tight → きつい状態を保つ(例: 気を引き締めておく)

  6. pull tight → 引っ張ってぴんとする

  7. fit tight → ぴったりはまる

  8. wrap tight → しっかり巻く・包む

  9. close it tight → しっかり閉める

  10. hang on tight → しっかりつかまる


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “tyht” または “tīht” に由来するとされ、意味としては「強く結ばれた、しまりのある」といったニュアンスでした。

  • ドイツ語やスカンジナビアの言語にも同系統の意味をもつ単語が存在し、すべて「きつい」「しっかりした」に関連しています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 口語的: 主に会話やくだけた場面では “Hold tight!” や “Sit tight!” のように副詞的に用いられることが多いです。

  • フォーマル: 書き言葉やよりフォーマルな場面では “tightly” を使うほうが一般的です。

  • 「しっかり」「きっちり」と、ある程度の力のこもった状態を表すので、ニュアンスとしては「少しもゆるめない」という感覚があります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 副詞 “tight”


    • カジュアルな文脈で使用されることが多い。

    • 例: “Hold tight to the rope.”


  2. 形容詞 “tight”


    • きつい、窮屈な、厳しい(スケジュールなど)

    • 例: “My schedule is tight today.”


  3. 他動詞 / 自動詞 の使い分け


    • “tight” そのものは動詞ではありませんが、「締める」という意味の動詞 “tighten” は他動詞として使われます。

    • 例: “Tighten the screws.” (ネジを締める)


イディオム


  • sit tight: 状況の変化を待つ、動かずに待機する

  • hold tight: しっかりつかむ、(感情を)抑える


5. 実例と例文

以下は、日常会話・ビジネス・学術的な文脈それぞれでの例文です。

日常会話(カジュアル)


  1. “Hold tight! The roller coaster is about to start!”

    (しっかりつかまって!ジェットコースターが出発するよ!)


  2. “Can you tie this bag tight so it won’t open?”

    (このバッグが開かないように、しっかり結んでくれる?)


  3. “Sit tight, I’ll be back in a minute.”

    (じっとして待ってて、すぐ戻るから。)


ビジネス(ややフォーマル)


  1. “We have to keep our budget tight this quarter.”

    (今期は予算を厳しく管理しなければなりません。)


  2. “Make sure the lid is closed tight before shipping.”

    (出荷前にフタがしっかり閉まっているか確認してください。)


  3. “Please hold tight to these guidelines to maintain consistent quality.”

    (品質を安定させるために、このガイドラインをしっかり守ってください。)


学術的・専門的(フォーマル)


  1. “The experiment requires sealing the container tight to avoid contamination.”

    (実験では、コンタミネーションを防ぐために容器をしっかり密封する必要がある。)


  2. “In biomechanics, joints must be held tight to ensure accurate measurement.”

    (生体力学においては、正確な測定を行うために関節をしっかり固定する必要がある。)


  3. “Maintaining a tight confidence interval is crucial for reliable statistical analysis.”

    (信頼できる統計分析を行うには、信頼区間を厳密(きつめ)に設定することが重要だ。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. firmly (しっかりと)


    • “Tight” よりフォーマル。特に「揺らぎなく」という意味合い。


  2. securely (安全に、しっかりと)


    • 防犯や安全性と関連して使われることが多い。


  3. closely (しっかり、密接に)


    • 距離感や観察の細かさを表すのに用いられる。


反意語 (Antonyms)


  1. loosely (ゆるく、ゆったりと)


    • ぴったりしていない、または緩んでいる状態。


  2. slackly (たるんでいる様子で)


    • 緩んでいてしまりのない表現。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /taɪt/

  • アクセント: 1音節のみなので、単純に タイト と発音

  • アメリカ英語: [taɪt] (「タイト」に近い発音)

  • イギリス英語: [taɪt] (大きな差はありません)

  • よくある間違い: “tight” の「gh」は発音しないので、/taɪt/ と一息で発音するように注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “tite” や “thight” など、特に “gh” を入れるか迷いやすい点に注意。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は厳密にありませんが、「tied(結ばれた)」や「tighten(〜を締める)」と混同しがち。

  • TOEIC や英検などの試験対策: ビジネス文脈で “tight budget” や “tight schedule” のように形容詞的な使い方が頻出。副詞としての “tight” は比較的口語的なので、読解問題などで見かけることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “tight” は “tie” (結ぶ)とイメージを近づけると覚えやすいです。実際にはスペルは違いますが、「結んでしっかりと固定する」という共通イメージで “tight = しっかり固定された状態” と連想しやすくなります。

  • “light” や “night” と同じ「-ight」をもつスペル仲間で、「gh」を発音しない共通点もおさえておきましょう。

  • 「タイトな服」と日本語でも言うように、イメージ的には「ぎゅっと締めつける感覚」がキーワードです。


以上が副詞 “tight” の詳細解説です。会話でもビジネスでも、また学術的な場面でも「すき間なくしっかりと」というニュアンスを伝える重要な表現として役立ちます。

意味のイメージ
tight

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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