subdivision
以下では名詞「subdivision」を、さまざまな観点から詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英語: subdivision
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語)
• A section or part of something that has been divided into smaller parts.
意味(日本語)
• 何かをさらに分割したあとにできる、一部分や小区分のこと。
「subdivision」は、もともと大きな単位をいくつかに分けたうちの一つ、というニュアンスの言葉です。たとえば土地開発の場面や組織の区分、データの細分化など、「何かをさらに小分けにした区画や部分」を指すときに使われます。
活用形
名詞なので、単純な活用(複数形など)としては
• 単数形: subdivision
• 複数形: subdivisions
他の品詞形
• 動詞形: subdivide (~をさらに分割する)
• 形容詞形: subdivided (細分化された)
CEFRレベル
文脈により違いがありますが、抽象的事項に触れるためB2(中上級)〜C1(上級)程度の語彙と考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- sub-(接頭語): 「下位の」「以下の」「下に」という意味を持つ接頭語
- division(語幹): 「分割」「区分」という意味の名詞
「subdivision」は「division(分割)」のさらに下位の分割、あるいはその区画を指す言葉です。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- housing subdivision(住宅分譲地)
- administrative subdivision(行政区画)
- geographical subdivision(地理的区分)
- land subdivision(土地の小分割)
- taxonomic subdivision(分類学上の区分)
- subdivision plan(細分化計画)
- organizational subdivision(組織内の区分)
- further subdivision(さらなる細分化)
- subdivision of tasks(タスクの細分化)
- subdivision regulations(細分化に関する規制)
3. 語源とニュアンス
語源
- Latinで「sub-」は「under, below」を表し、「dividere」(分ける)から派生した「division」が合わさったものです。
- もともとの大きな“division”をさらに“sub-”で細分化する、という概念がはっきりと伝わります。
ニュアンス・使用上の注意
- 大きな土地や組織などを「一度分割した後にさらに小さく区分けする」イメージが強い単語です。
- 文章やビジネス文書、法令など、ややフォーマルなシーンでもよく登場します。口語では「part」や「section」など、よりやわらかい単語が使われることも多いですが、専門性を表す場合や正確な言い回しが必要な時に選ばれます。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞として扱われる:
- a subdivision / the subdivision / numerous subdivisions
主に「of + 名詞」の形で、何かの一部を指す構文が多い:
- “a subdivision of the company” (会社の下部組織)
法的 or 公式な文書での使用頻度が高い:
- 不動産や行政関係の文書で見かけます。
よく使われる構文例
- 【A is a subdivision of B】: AはBの下位区分です
- 【Subdivisions are created to...】: 細分化は~するために行われます
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I heard they’re building a new subdivision near the lake.”
(湖の近くに新しい住宅分譲地が建設されるらしいよ。) - “We should check if this subdivision has a community center.”
(この住宅区画にはコミュニティセンターがあるか確認してみよう。) - “My uncle lives in a large subdivision outside the city.”
(私のおじは市外にある大きな住宅分譲地に住んでいます。)
ビジネスでの例文(3つ)
- “Our company’s new subdivision will focus on research and development.”
(我が社の新設部署は研究開発に注力する予定です。) - “The team proposed a subdivision of tasks to increase efficiency.”
(チームは効率化のためタスクを細分化することを提案しました。) - “We need to revise our subdivision strategies for better project management.”
(プロジェクト管理を向上させるために細分化の戦略を見直す必要があります。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “The biological classification includes several subdivisions within each category.”
(生物分類では、それぞれのカテゴリーの中にいくつもの細分化が含まれます。) - “Geological subdivisions often depend on distinct rock formations.”
(地質学的な細分区分は、特徴的な岩層によって決まることが多いです。) - “This study examines the cultural subdivisions between rural and urban populations.”
(この研究では、農村と都市の住民の間に見られる文化的区分を調査しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
section(部分・区切り)
- 「まとまった区分」という感じで、比較的大きな分割や問題のセクションを指す。
- subdivisionの方がさらに細かく分けるニュアンスが強い。
- 「まとまった区分」という感じで、比較的大きな分割や問題のセクションを指す。
segment(区間・部分)
- 物理的または抽象的な「一塊」のような感覚が強い。
- 物理的または抽象的な「一塊」のような感覚が強い。
division(分割・区分)
- subdivisionはこの「division」をさらに細かくしたもの。
- subdivisionはこの「division」をさらに細かくしたもの。
partition(仕切り)
- 物理的・空間的に仕切る感じが強い。
- 物理的・空間的に仕切る感じが強い。
反意語
- integration(統合)
- 多くの要素を一つに統合するイメージ。細分化ではなくまとめる方向を指す。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ˌsʌb.dɪˈvɪʒ.ən/
- イギリス英語: /ˌsʌb.dɪˈvɪʒ.ən/
※ アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、母音の微妙な違いやイントネーションが異なる場合があります。
※ メインの強勢は [di] の部分にあります(/dɪˈvɪʒ.ən/ )。
よくある発音の間違い
- 「sub-」と「division」を分けて読まない
- 「division」の部分を /dɪˈbaɪʒən/ のように誤読しないように注意
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- 「subdevision」や「subdivition」などの誤りが起こりやすいので注意。
- 「subdevision」や「subdivition」などの誤りが起こりやすいので注意。
- 動詞と名詞の混同
- 動詞「subdivide」の形で覚えるときは「–divide」のスペルに注意。
- 動詞「subdivide」の形で覚えるときは「–divide」のスペルに注意。
- 同音異義語との混同
- 「division」と混ざって使うことがあるが、「subdivision」はさらに細分されたものを示す。
試験での出題傾向
- 不動産や人口統計、組織などの分割に関する文脈でのリーディング問題に出る可能性があります。
- ビジネス英語やアカデミック英語で比較的よく見られる語彙です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「sub + division」=「下にある区分」 と覚えると簡単です。
- 全体→部分のイメージをさらに分けているため、「すでに割ったものをもっと割る」というイメージで定着させましょう。
- 不動産や行政の文脈で1回でも見たり聞いたりすれば覚えやすい単語なので、実際のニュース記事や書類などで触れると効果的です。
以上が名詞「subdivision」の詳細な解説です。細かく区分された区画や、小分けされた組織などを指すときに使われる単語として、ぜひ活用してみてください。
[再]区分,細分;〈C〉(細分した)一部分