stew
名詞 “stew” の徹底解説
1. 基本情報と概要
英語: stew
日本語: シチュー、あるいは煮込み料理
品詞: 名詞 (可算・不可算両方の用法があります)
意味: 肉や野菜、魚などを弱火でじっくり煮込んだ煮込み料理を指します。 「stew」は家庭料理やレストランでよく出てくる、暖かくて濃厚な料理です。
「寒い日に食べると体が温まるような煮込み料理」をイメージすると分かりやすいでしょう。
活用形:
名詞なので変化はありませんが、複数形では “stews” となります。
- 単数形: a stew / the stew
- 複数形: stews
他の品詞になった形:
動詞 “to stew” (他動詞/自動詞)
- 例: “I like to stew vegetables in a pot.”(野菜を鍋で煮込むのが好きです)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- B1(中級): 日常会話で料理の話題が出るとき、ある程度分かりやすい単語ですが、初心者だと知らない場合もある単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
“stew” は短い単語で、接頭語や接尾語を含まず、一つの語として成立しています。語幹 “stew” だけで意味を表します。
そのほかの関連語や派生語
- “stewed” (形容詞/過去分詞): 「煮込んだ、煮込まれた」
例: “stewed apples” (煮りんご) - “stewing” (動名詞): 「煮込み(の過程)」
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- beef stew(ビーフシチュー)
- chicken stew(チキンシチュー)
- fish stew(魚の煮込み料理)
- vegetable stew(野菜の煮込み)
- lamb stew(ラムシチュー)
- hearty stew(ボリュームのあるシチュー)
- stew pot(シチュー鍋)
- stew recipe(シチューのレシピ)
- slow-cooked stew(ゆっくり煮込んだシチュー)
- stew over low heat(弱火でシチューを煮込む)
3. 語源とニュアンス
語源
“stew” は中英語(Middle English)の “stewen” に由来するとされ、古フランス語の “estuve”(蒸し風呂、温室)との関連があるといわれています。もともとは「熱い湯、湯気に浸る・浸す」といったニュアンスがあり、それが料理の「煮込み」へとつながったと考えられています。
ニュアンス・使用時の注意
- 温かさと家庭的な響き: “stew” は温かく、家庭的なイメージがあります。カジュアルな場面で、日常会話にもよく登場します。
- フォーマルかカジュアルか: 一般にカジュアルな場面で使われますが、レストランのメニューなどでも「stew」と書かれることはあります。
- 感情的な響き: 「ほっこりする」「温かい」「手作り感がある」などの印象を与えやすい単語です。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞 / 不可算名詞
- 可算: “a stew” → 一種の料理として1つずつ数えるとき
- 不可算: “some stew” → シチューの材料や内容を総称して扱うとき
- 可算: “a stew” → 一種の料理として1つずつ数えるとき
一般的な構文
- “(Someone) makes / cooks stew.” → 誰かがシチューを作る・調理する
- “(Someone) eats stew for dinner.” → 夕食にシチューを食べる
- “(Someone) makes / cooks stew.” → 誰かがシチューを作る・調理する
動詞 “stew”
- 他動詞: “to stew vegetables/meat” → 野菜や肉を煮込む
- 自動詞: “The meat is stewing.” → 肉が煮込まれている
- 他動詞: “to stew vegetables/meat” → 野菜や肉を煮込む
フォーマル/カジュアルな使用シーン
- 日常会話やカジュアルな料理シーン: “We had a delicious stew last night.”
- レストラン・メニュー: “Today’s special is a hearty beef stew.”
- 日常会話やカジュアルな料理シーン: “We had a delicious stew last night.”
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
- “I made a big pot of stew for dinner tonight.”
- 今夜は大きな鍋いっぱいのシチューを作ったよ。
- “Could you pass me the salt for the stew?”
- シチュー用に塩を取ってもらえますか?
- “This stew tastes amazing, what did you put in it?”
- このシチューすごく美味しいね。何を入れたの?
ビジネス (3例)
- “The cafeteria’s special today is chicken stew and fresh bread.”
- 社員食堂の本日のスペシャルはチキンシチューと焼きたてのパンです。
- “We are organizing a charity lunch; I plan to serve a homemade stew.”
- チャリティランチを企画中で、自家製シチューを提供するつもりです。
- “The client enjoyed the stew at the conference dinner.”
- クライアントはカンファレンスの夕食時に出たシチューを気に入っていました。
学術的な文脈 (3例)
- “Ethnographic studies show that stew-like dishes have been part of traditional diets worldwide.”
- 民族学の研究によると、シチューのような煮込み料理は世界各地の伝統食の一部であることが示されています。
- “This culinary experiment tested how the cooking time affects the flavor profile of a meat stew.”
- この料理実験では、肉のシチューの風味に調理時間がどのように影響するかをテストしました。
- “Nutritionists argue that adding more vegetables to a stew significantly increases its nutritional value.”
- 栄養士たちは、シチューにより多くの野菜を加えることで栄養価が大幅に高まると主張しています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “casserole” (キャセロール): オーブンで焼く煮込み料理。焼く/煮るの違いがありますが、素材をまとめて調理する点が似ています。
- “soup” (スープ): 液体が多いが、具材を煮込む点が似ています。ただし “soup” は汁分が多いものを指すのが一般的。
- “hotpot” (鍋料理): アジア圏などでよく使われる「鍋料理」。テーブル上で煮ながら食べるスタイルも含む。
反意語
煮込み料理の明確な反意語はありませんが、調理法の違いとして “grill” (グリル料理) や “fry” (揚げ料理) などがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /stuː/ (アメリカ英語) または /stjuː/ (イギリス英語)
- アメリカ英語: ス・トゥー
- イギリス英語: ス・チュー と “y” 的な音が入ります。
- アクセント: 単音節語のため、単語全体が強調されます。
- よくある発音ミス: 日本語の「シチュー」との混同。英語では [スチュー / ストゥー] のような音です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “stew” を “stewt” などと誤記しないように注意。
- 同音異義語との混同: “stew” は “steward” (客室乗務員などを指す) などの部分だけを見るとつながりがありそうですが意味が全く異なる単語です。
- 動詞 “stew” との混乱: 名詞だけ覚えず、動詞としても使えることを理解しておくと、文脈を正しく判断しやすくなります。
- 試験対策: 料理や食べ物に関する問題やリスニングでの料理シーンなどで出題される可能性があるため、“soup” との違いなどを意識しておくと良いでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “Stew” の頭文字 “S” は “slow-cook (ゆっくり煮込む)” の “S” と結び付けて覚えるとイメージしやすいです。
- 日本人にとっては「シチュー」とカタカナで馴染みがありますが、英語では “スチュー / ストゥー” と音が違う点がポイントです。
- 心が温まる、ホッとする料理のイメージを持つと覚えやすいでしょう。
以上が名詞 “stew” の詳細な解説です。寒い日やホームパーティなどのシーンで頻繁に使われる便利な単語なので、ぜひ覚えてみてください。
〈C〉《話》気をもむこと
〈C〉〈U〉シチュー(肉・野菜などをとろ火で煮込んだ料理)