最終更新日:2024/06/13

州知事はテレビ演説を行い、州全体で水を節約するよう市民に呼びかけた。

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The governor delivered a televised address, urging citizens to conserve water statewide.

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元となった辞書の項目

statewide

IPA(発音記号)
副詞

《米》州全体にわたって

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州知事はテレビ演説を行い、州全体で水を節約するよう市民に呼びかけた。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: statewide

品詞: 副詞 (adverb)

意味(英語): “Throughout an entire state.”

意味(日本語): 「州全体で」「州全域にわたって」。

「州」の範囲全体で行われることや影響が及ぶことを表します。たとえば「州のすべての場所で有効に機能する」「州全体に広がっている」というニュアンスです。アメリカのような「州」制度がある国でよく用いられ、ニュースや公的な文書、ビジネス文書などで「この施策は州全体に及びます」と表現したいときに使われます。


  • 活用形: 副詞なので特定の活用形はありません。

  • その他の品詞形:


    • 形容詞として「statewide」が使われる場合もあります。例: “a statewide campaign” (州全体でのキャンペーン)。


CEFRレベル: B2(中上級)


  • 「state(州)」がA1〜A2程度の単語ですが、「statewide」は主にニュースや公的情報で見られる表現のため、少し上のレベルといえます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • “state” + “wide”

    • “-wide” という接尾語は「~の範囲全体に」を意味します。たとえば “nationwide(全国的に)” や “worldwide(世界的に)” と同じ構成です。


  • 派生語・類縁語:


    • “state” (州)

    • “statewide” (州全域・全州で)

    • “nationwide” (全国的に)

    • “countywide” (郡全域で)


  • よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


    1. “statewide policy” → 「州全域の政策」

    2. “statewide election” → 「州全体で行われる選挙」

    3. “statewide campaign” → 「州全域キャンペーン」

    4. “implement statewide” → 「州全域で実施する」

    5. “statewide measures” → 「州全域での対策」

    6. “apply statewide” → 「州全域に適用する」

    7. “conduct a statewide survey” → 「州全域調査を行う」

    8. “statewide coverage” → 「州全域の報道・適用範囲」

    9. “announce statewide” → 「州全域へ発表する」

    10. “available statewide” → 「州全域で利用可能な」



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • “state” はラテン語系の “status(状態)” を起源にしていますが、アメリカでの「州」という意味合いは、国家の構成単位を示す英単語です。

    • “wide” は古英語 “wīd” から派生し、「広い範囲で」という意味があります。

    • これらが組み合わさり「州全体に広がる」という意味を持つようになりました。


  • ニュアンス:


    • “statewide” は公的・正式な文脈で使われることが多いです。ニュース、政府の告知、法的文章などでよく目にします。口語で使う場合もありますが、少し硬い印象を与えることがあります。

    • 口語で「州全体にわたって」を強調したいときには少しフォーマルよりの単語として使うイメージです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞としての “statewide” は文全体や他の動詞・形容詞を修飾します。

    例) “The new law applies statewide.”(新しい法律は州全域に適用される)

  • 形容詞として使う場合は名詞を修飾し、「州全体の」という意味を表します。

    例) “They launched a statewide campaign.”(彼らは州全体のキャンペーンを開始した)

  • フォーマル・インフォーマル:主にフォーマル寄り。

  • 文法上は、可算・不可算などの区別は特にありません(副詞のため)。


5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文


  1. “I heard there’s going to be a statewide lockdown next week.”


    • 「来週、州全体でロックダウンがあるって聞いたよ。」


  2. “They announced a statewide ban on plastic bags.”


    • 「州全体でレジ袋の禁止が発表されたんだって。」


  3. “This event is held statewide, so people from all over the state will come.”


    • 「このイベントは州全域で開催されるから、州中から人が来るよ。」


5.2 ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company plans to expand statewide next quarter.”


    • 「次の四半期には、当社は州全体に事業を拡大する計画です。」


  2. “The new regulations will affect our operations statewide.”


    • 「新たな規制は州全域の業務に影響を及ぼします。」


  3. “We’re aiming for statewide recognition of our brand.”


    • 「私たちは自社ブランドを州全域で認知してもらうことを目指しています。」


5.3 学術的/公的な文脈での例文


  1. “The research was conducted statewide to gather diverse data.”


    • 「多様なデータを得るために、この調査は州全域で実施されました。」


  2. “A statewide initiative was proposed to improve public health.”


    • 「公衆衛生を改善するために州全域イニシアチブが提案されました。」


  3. “Educational reforms have been implemented statewide.”


    • 「教育改革が州全域で実施されています。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. “nationwide” → 「全国的に」


      • “statewide” は「州」という単位、「nationwide」は「国全体」の単位。


    2. “countrywide” → 「国中で」


      • “nationwide” とほぼ同義ですが、国土をイメージさせる表現。


    3. “regionwide” → 「地域全域で」


      • “statewide” より小さかったり大きかったりする「地域」単位を指す。



  • 反意語:


    • “localized” → 「地域限定の」「局地的な」

    • 「通用範囲を限定する」という意味で、全州にわたる“statewide”の対極です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号:


    • アメリカ英語 (IPA): /ˈsteɪtˌwaɪd/

    • イギリス英語 (IPA): /ˈsteɪtˌwaɪd/


  • アクセント: “STATE-wide” のように最初の “state” の部分が強調されます。

  • アメリカ英語とイギリス英語で発音の違いはほぼありませんが、母音のニュアンスが若干変わるので、アメリカ英語では [eɪ] がややフラットに発音される傾向があります。

  • よくある間違いとして、“statewide” を “statwide” とつづり間違える場合や、“state wide” のように2語に分けられることがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “statewide” は一語で、“state wide” や “statwide” と書かないように注意が必要です。

  • 同音異義語との混同: 特にありません。「-wide」の派生形は他にも “nationwide,” “citywide,” “worldwide,” などがあるので混同を避けましょう。

  • 試験対策での出題傾向:


    • TOEICなどでビジネスシーンの文章や公告・ニュースにおける語彙問題で登場する可能性が比較的あります。

    • 公共政策についての英文読解問題でも採用される場合があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “statewide” は「state(州)」と「-wide」の組み合わせ → 「州+全域にわたって」。

  • “wide” を「幅広く」「全域に」というイメージで捉えると覚えやすいです。

  • 他の “-wide” 系の単語 “worldwide,” “nationwide,” “citywide” とセットで覚えると、派生単語もイメージしやすくなります。

  • 覚えるときは “state” + “wide” = “州全体” と音声やスペリングのリズムで丸ごとフレーズとして暗記すると良いでしょう。


以上が副詞 “statewide” の詳細な解説です。州の単位で実施される施策や影響範囲を示すときに便利な言葉ですので、ニュースやビジネス文脈などで見たときには、ぜひ思い出して活用してみてください。

意味のイメージ
statewide

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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