squash
…‘を'押しつぶす,ぐしゃぐしゃにする / (…の中に)…‘を'押し込める,詰め込む《+名+into(in)+名》 / 〈暴動など〉‘を'鎮圧する;《話》〈人〉‘を'やり込めて黙らせる / つぶれる,ぺしゃんこになる / (…の中に)割り込んでいく《+『into』(『in』)+『名』》
1. 基本情報と概要
・意味(英語)
“Squash” means to press or crush something so that it becomes flat or out of shape, or to suppress something (like a feeling, idea, or rumor).
・意味(日本語)
「squash」は「押しつぶす」「押し込める」「(感情などを)抑え込む」という意味の動詞です。たとえば、虫を踏み潰したり、うわさをもみ消すときに使われます。比較的カジュアルなニュアンスで使われる単語です。
・品詞
動詞 (Verb)
・活用形
- 原形:squash
- 三人称単数現在形:squashes
- 現在分詞/動名詞:squashing
- 過去形/過去分詞:squashed
・他の品詞
- 名詞として「スカッシュ」という球技や、カボチャなどウリ科の野菜を指すことがあります。例:a game of squash, a type of squash (野菜)など。
・CEFRレベルの目安
- B2(中上級):そこそこ長い文章や会話にも出てくる可能性があるレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
・語構成
「squash」は一語であり、明確な接頭語や接尾語はありません。語幹そのものが “squash” です。
・派生語や類縁語
- squashy (形容詞):押し潰すと柔らかい、ぐにゃっとする
- squasher (名詞・ややレア):潰す人〔もの〕
・よく使われるコロケーション(10例)
- squash a bug(虫を潰す)
- squash a rumor(うわさを潰す/もみ消す)
- squash an idea(アイデアを潰す/握り潰す)
- squash one’s enthusiasm(熱意を削ぐ)
- squash opposition(反対を抑え込む)
- squash a rebellion(反乱を鎮圧する)
- squash hopes(希望を打ち砕く)
- squash into a small space(狭い空間になんとか詰め込む)
- get squashed by the crowd(群衆に押し潰される)
- squash the spread of gossip(ゴシップの広がりを押さえ込む)
3. 語源とニュアンス
・語源
「squash」は古フランス語の “esquachier(押しつぶす)” に由来すると言われています。
・ニュアンスや使用上の注意
- 「強く押す」「物理的に押しつぶす」ニュアンスがありますが、比喩的に「(うわさ・提案などを)潰す」「感情を抑え込む」というイメージでも使われます。
- カジュアルにもフォーマルにも使われますが、「quash(法律の文脈などで使われる『破棄する』)」とは意味も用法も微妙に異なるので注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞
例) “I squashed the plastic bottle.”(私はプラスチックボトルを潰した。)イディオム的表現
- “to squash the beef” (スラング的に「いさかいを終わらせる」)
- “to squash a plan” (計画を潰す)
- “to squash the beef” (スラング的に「いさかいを終わらせる」)
使用シーン(フォーマル/カジュアル)
- ビジネス文書などでも “squash rumors” のように比較的カジュアルな表現で使われることがあります。
- 口語で「押し込める」「物理的に押し挟む」シーンで日常的にも使われます。
- ビジネス文書などでも “squash rumors” のように比較的カジュアルな表現で使われることがあります。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“Be careful not to squash the sandwiches in your bag!”
(カバンの中でサンドイッチを潰さないように気をつけて!)“I accidentally squashed a bug under my shoe.”
(靴の下で虫をうっかり潰してしまった。)“We all had to squash into the back seat.”
(みんなで後部座席にぎゅうぎゅうに詰め込まれた。)
(2) ビジネスでの例文
“We need to squash any unfounded rumors about the merger as soon as possible.”
(合併に関する根拠のないうわさを、できるだけ早くもみ消す必要があります。)“The manager tried to squash the employees’ concerns without proper discussion.”
(マネージャーは十分な議論もせずに従業員の懸念を封じ込めようとした。)“Let’s squash this idea for now and revisit it next quarter.”
(このアイデアはいったん潰して、次の四半期にもう一度検討しましょう。)
(3) 学術的な文脈での例文
“Researchers squashed the sample in a press to observe its structural changes.”
(研究者たちは試料の構造変化を観察するため、プレスでそれを潰した。)“His new theory aims to squash previous misconceptions in the field.”
(彼の新理論は、その分野で以前からあった誤解を打ち砕くことを目指している。)“We attempted to squash any biases in the data using statistical controls.”
(私たちは統計的コントロールを使って、データにあるバイアスを徹底的になくそうと試みた。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
crush(押し潰す)
- 物理的に「砕く」「潰す」イメージが強い。比喩的にも使われる。
- 物理的に「砕く」「潰す」イメージが強い。比喩的にも使われる。
flatten(平らにする)
- 物理的に平面化するニュアンスが強い。
- 物理的に平面化するニュアンスが強い。
quash(廃止する、破棄する)
- 法律文書などで「無効にする」「取り消す」の意味。ややフォーマル。
- 法律文書などで「無効にする」「取り消す」の意味。ややフォーマル。
反意語
- expand(広げる)
- 「押し広げる」「拡大する」という真逆のイメージ。
7. 発音とアクセントの特徴
・IPA
- イギリス英語 (BrE):/skwɒʃ/
- アメリカ英語 (AmE):/skwɑːʃ/ (または /skwɔːʃ/)
・強勢の位置
- “squash” の1音節のみの単語なので、強勢は単語全体にあります。
・よくある発音の間違い
- /sk/ の後の /w/ をはっきり発音せず “scosh” のようにならないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルを “sqash” と間違えるケースがあるので注意(“u” を忘れがち)。
- “quash” と混同することが多い。法的文脈や公式には “quash” が使われがちで、意味合いが少し違う。
- TOEICや英検ではビジネスシーンや日常会話の読み物などで登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「squash」は「squeeze(絞る)」に似た音が含まれ、その「ぎゅっと潰す」イメージを忘れないと覚えやすいでしょう。
- 文字構成も “s + qu + a + sh” と分解すると、「クイックに“シュッ”と潰す感覚」を連想して覚えやすくなります。
- 何かを押して潰すイラストなどを思い浮かべると、意味や発音ともに定着しやすいと思います。
…‘を'押しつぶす,ぐしゃぐしゃにする
(…の中に)…‘を'押し込める,詰め込む《+名+into(in)+名》
〈暴動など〉‘を'鎮圧する;《話》〈人〉‘を'やり込めて黙らせる
つぶれる,ぺしゃんこになる
(…の中に)割り込んでいく《+into(in)+名》