最終更新日:2024/06/17

中世の教会は肉体をさげすみ霊をたたえた。

正解を見る

The medieval church despised the body and exalted the spirit.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

exalt

動詞

(高い地位に)〈人〉‘を'『昇進させる』,上げる《+『名』〈人〉+『to』+『名』》 / 〈人など〉‘を'ほめる,賞賛する

このボタンはなに?

中世の教会は肉体をさげすみ霊をたたえた。

このボタンはなに?
解説

以下では、動詞 “exalt” をできる限り詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: exalt

品詞: 動詞 (Verb)

活用形:


  • 原形: exalt

  • 三人称単数現在形: exalts

  • 現在分詞・動名詞: exalting

  • 過去形・過去分詞: exalted

英語での意味:

“to raise someone or something to a higher position or level,” “to praise highly or glorify”

(誰かや何かをより高い地位やレベルに引き上げること、強く称賛・讃えること)

日本語での意味:

「(地位やレベルを) 高める」「大いに称える、崇める」というニュアンスです。宗教的・フォーマルな文脈では「神聖視する」「崇高なものと見る」というような意味合いも持ちます。

(「誰かの偉大さや功績を讃える」「身分を引き上げる」ような場面でよく使われる、ややかしこまった感じの言葉です。)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)からC1(上級)程度


  • B2(中上級):ニュースや新聞など、かなり内容のある英文を理解できるレベル

  • C1(上級):専門的な会話や文章も概ね理解でき、表現も高度なレベルが必要となる段階

他の品詞への変化例:


  • 名詞形: exaltation (エグザルテーション) … “大いなる賞賛” “高揚感” といった意味


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • ex- : 「外へ」「上へ」「超えて」などを表すラテン語由来の接頭辞

  • alt(語幹) : ラテン語の “altus” (高い)に由来

つまり “exalt” は「高みへ引き上げる」「上へと大きく持ち上げる」といったニュアンスを持っています。

他の単語との関連性


  • exaltation (名詞) : 高揚、崇敬、歓喜

  • exalted (形容詞) : 高貴な、崇高な、高揚した

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. exalt someone to a position

    (誰かをあるポジションに引き上げる)

  2. exalt the virtues of …

    (…の美徳を大いに称える)

  3. be exalted for one’s achievements

    (功績により讃えられる)

  4. exalt the Lord (宗教的文脈)

    (主を崇める)

  5. exalt one’s status

    (地位を向上させる)

  6. exalt in a speech

    (スピーチで熱烈に称賛する)

  7. exalt over the success

    (成功を大いに称賛する)

  8. place someone on an exalted pedestal

    (誰かを非常に高い評価・立場で見る)

  9. exalt the importance of …

    (…の重要性を強調する)

  10. feel exalted by praise

    (賞賛によって高揚感を抱く)


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語の “exaltare” (ex-「外へ/上へ」 + altus「高い」) に由来します。

古フランス語経由で英語に入っており、「高く掲げる・高揚させる」という意味が伝承されてきました。

ニュアンス・注意点:


  • 「物理的に高く上げる」というより、「地位や名誉を高める」「精神的・感情的に高揚させる」という比喩的ニュアンスを多く持ちます。

  • 宗教やフォーマルな文章、称賛の表現で使われることが多く、口語的な場面ではあまり頻出しません。

  • 崇敬の感情や誇らしさを伴うことが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. “exalt” は基本的に 他動詞 (transitive verb) として使われます。


    • 例: “They exalt him.” (彼を讃える)


  2. イディオム的な用法はあまり多くありませんが、宗教的あるいは文学的文章で “exalt above all others” (すべての他者より讃えられる) のような表現があります。

  3. フォーマルな文脈・宗教的文脈でよく使用されるため、カジュアルな口語では代わりに “praise” や “elevate” などが使われることが多いです。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I wouldn’t say I exalt him, but I do admire his hard work.”

    (彼を過剰に称えているわけではないけれど、努力は本当にすごいと思うよ。)

  2. “She exalts her old teacher whenever she talks about her success.”

    (成功談を語るときは、いつも彼女は昔の先生のことをとても高く評価するんだ。)

  3. “You don’t have to exalt me, I just did what anyone would.”

    (そんなに僕を称えなくてもいいよ、誰でもやることをやっただけだから。)

(2) ビジネスでの例文


  1. “The board decided to exalt the project leader to a higher management role.”

    (役員会は、そのプロジェクトリーダーをより上級の管理職に引き上げる決定を下しました。)

  2. “Our marketing campaign aims to exalt the brand’s reputation.”

    (私たちのマーケティングキャンペーンは、ブランドの評判を大きく高めることを狙っています。)

  3. “He was exalted by the entire team for securing the important contract.”

    (重要な契約を獲得して、彼はチーム全体に讃えられました。)

(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “In his paper, the philosopher exalts the value of moral integrity.”

    (その哲学者は論文の中で、道徳的誠実さの価値を高く称えている。)

  2. “The literature often exalts heroes who sacrifice themselves for the greater good.”

    (文学作品には、大義のために自己を犠牲にする英雄を高く讃えるものが多い。)

  3. “Religious texts frequently exalt divine beings as omnipotent and benevolent.”

    (宗教的文書では、神々が全能で慈悲深いものとしてしばしば讃えられている。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. praise(賞賛する)


    • 日常会話での使用頻度は “exalt” より高い。

    • “He praised her efforts.” など、よりカジュアルに使われる。


  2. laud(称賛する)


    • やや文語的。フォーマルなスピーチや文章で使われる。


  3. elevate(昇進させる、地位を高める)


    • 身分・地位もしくは精神性を高めるときに使われるが、称賛というより物理的・比喩的に「上げる」ニュアンスが強い。


  4. glorify(崇める、栄光をたたえる)


    • 宗教的文脈や、過度にほめそやすニュアンスがあるときに使われる。


  5. uplift(励ます、高揚させる)


    • 感情的に元気づけるニュアンスが強い。


反意語 (Antonyms)


  • demean(品位を下げる、中傷する)

  • degrade(降格させる、格下げする)

  • belittle(見くびる、小さく扱う)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • イギリス英語 (BrE): /ɪɡˈzɔːlt/

  • アメリカ英語 (AmE): /ɪɡˈzɔːlt/ または /ɪɡˈzɑːlt/

強勢(アクセント)


  • “ex-alt” の “alt” 音節に主な強勢が来ます。

  • 「イグゾールト」のように発音するとイメージしやすいですが、/z/ に続く母音の違いでイギリス英語だと /ɔː/、アメリカ英語だと /ɔː/ または /ɑː/ になる傾向があります。

よくある発音の間違い


  • “exalt” /ɪɡˈzɔːlt/ と “exult” /ɪɡˈzʌlt/ を混同しないように注意(“exult” は「歓喜する」という意味)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “ex” + “alt” であり、途中に “u” は入らない。 “exult” と混同しやすいので注意。

  2. 意味の混同: “exalt” は「大いに讃える、高める」、 “exult” は「大いに喜ぶ」。スペリングと意味の両方で区別が必要。

  3. 試験対策: TOEICや英検などではハイレベルの読解問題や、宗教・政治・文学的なパッセージに出てくることがあります。特に文脈から「高く称える」という意味を推測させる問題として出題されやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ex-” は「外へ/上へ」、 “alt” は「高い」を思い出して、「高いところへ押し上げる」とイメージすると覚えやすいです。

  • 「エグザルト」と音を分解すると “ex + alt” が目立つので、「“高いところへ(ex) + 高さ(alt)”」で「高くする」というイメージで記憶にとどめると良いでしょう。

  • 同音・類似スペリングの単語 “exult” と区別するために、「exalt は “alter(高い)” に関連」と考えると紛らわしさが減ります。


以上が、“exalt” の詳細な解説です。口語ではあまり使わないかもしれませんが、フォーマルな文脈や文章、宗教的儀式などでよく登場する語なので、特にリーディングで頻出する可能性が大いにあります。ぜひ区別や活用形に注意しながら覚えてみてください。

意味のイメージ
exalt
意味(1)

(高い地位に)〈人〉‘を'昇進させる,上げる《+〈人〉+to+

意味(2)

〈人など〉‘を'ほめる,賞賛する

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★