coral
1. 基本情報と概要
単語: coral
品詞: 名詞 (一部、形容詞的に使用されることもあります)
活用形:
- 単数形: coral
- 複数形: corals
意味 (英語): A marine invertebrate of the class Anthozoa that typically lives in compact colonies of many identical individual polyps, often forming reefs in warm seas.
意味 (日本語): サンゴ。暖かい海に生息する小さなポリプ(サンゴ虫)の集まりで、固い骨格を形成し、サンゴ礁などを作る。また、装飾品として使われることもある。
「サンゴ」は海の生態系でも重要な役割を担っており、宝石としてのニュアンスもあります。ジュエリーやインテリアなどでも使われるので、自然科学からファッションまで幅広い文脈で登場します。
他の品詞になった場合:
- 形容詞: 「coral-colored」(サンゴ色の) などのように色を表す際に用いられます。
CEFRレベル: B2(中上級)
サンゴという単語自体は頻出度は高くないかもしれませんが、環境や自然に関するトピックでは早めに出会うかもしれません。
2. 語構成と詳細な意味
「coral」は、はっきりとした接頭語・接尾語を含んでいません。ラテン語「corallium」やギリシャ語「korallion」に由来するといわれ、そこからフランス語を経て英語に入ってきました。
関連語や派生語
- coral reef(サンゴ礁)
- coral bleaching(サンゴの白化)
- coral polyp(サンゴ虫)
- coral-colored / coral pink(サンゴ色)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- coral reef → サンゴ礁
- coral bleaching → サンゴの白化
- coral species → サンゴの種類
- coral jewelry → サンゴの宝飾品
- coral ecosystem → サンゴの生態系
- coral fragment → サンゴ片
- coral conservation → サンゴの保護
- coral spawning → サンゴの産卵
- living coral → 生きたサンゴ
- coral habitat → サンゴの生息環境
3. 語源とニュアンス
語源:
- ラテン語の “corallium”
- ギリシャ語の “korallion”
これが古フランス語を経て英語に入りました。古代では護符や宝飾品としても重宝されていました。
ニュアンス・使用上の注意:
- サンゴは自然科学や環境保護の文脈で重要です。
- 宝石やファッションとして扱われるときは、装飾的な・高級感のあるイメージが加わります。
- カジュアルな会話では「サンゴ色」の話題やビーチのお土産として語られることが多いです。
- フォーマルな文脈では「海洋生態系におけるサンゴの役割」のように学術的になります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算・不可算の区別:
- 一般に「サンゴ(物質、素材)」として扱うときは不可算(例: “Coral is widely used in jewelry.”)。
- 複数形の “corals” は「異なる種類のサンゴ」「サンゴの個体群」を指すときに使われます(例: “Different corals thrive in various ocean conditions.”)。
- 一般に「サンゴ(物質、素材)」として扱うときは不可算(例: “Coral is widely used in jewelry.”)。
- 形容詞的用法:
- 「coral-colored」などで「サンゴ色の」という意味で使用します。
- 「coral-colored」などで「サンゴ色の」という意味で使用します。
- フォーマル/カジュアル:
- 環境・学術文脈ではフォーマルな一面があり、日常的な色の表現や雑学としてはカジュアルに使われます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“I found a small piece of coral on the beach today!”
(今日ビーチで小さなサンゴのかけらを見つけたよ!)“That coral necklace looks amazing with your dress.”
(そのサンゴのネックレス、あなたのドレスにすごく合ってるね。)“My favorite nail polish is a bright coral shade.”
(私のお気に入りのマニキュアは、鮮やかなサンゴ色なんです。)
(2) ビジネスシーンでの例文
“Our company supports coral reef preservation through charitable donations.”
(我が社はサンゴ礁の保護のために、慈善寄付を行っています。)“We have launched a new tourist program focusing on eco-friendly coral reef tours.”
(環境に配慮したサンゴ礁ツアーに注力する新しい観光プログラムを立ち上げました。)“Raising awareness about coral conservation is crucial for sustainable development.”
(持続可能な発展のために、サンゴの保護に関する意識を高めることが重要です。)
(3) 学術的な文脈での例文
“Recent studies show that climate change significantly impacts coral bleaching.”
(最近の研究によれば、気候変動がサンゴの白化に大きな影響を及ぼしていることがわかっています。)“The genetic diversity of coral species is vital for reef resilience.”
(サンゴ種の遺伝的多様性は、サンゴ礁が持続するために不可欠です。)“Our laboratory is investigating the symbiotic relationship between coral and algae.”
(当研究室では、サンゴと藻類の共生関係を調査しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “reef-building organisms” (サンゴ礁を形成する生物)
- “coral polyps” (サンゴのポリプ) ※サンゴ自体はポリプの集まりですが、やや学術的・限定的な表現
- “marine invertebrate” (海洋性の無脊椎動物)
いずれも完全な同意語ではなく、「サンゴ」を含む幅広い概念だったり、部分を強調したりします。
- “reef-building organisms” (サンゴ礁を形成する生物)
反意語
- 明確な反意語はありません。海洋生物同士で対になる言葉は存在しないため、ここでは提示しにくいといえます。
- 明確な反意語はありません。海洋生物同士で対になる言葉は存在しないため、ここでは提示しにくいといえます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈkɔːr.əl/(アメリカ英語), /ˈkɒr.əl/(イギリス英語)
- 第一音節「cor」にアクセントがあります。
- アメリカ英語では “コー(r)ル” のようにやや長め、イギリス英語では “コ(r)ル” と短めに発音される傾向があります。
- よくある間違いとして、/ˈkəʊ.rəl/ などと誤ってオウの音にしてしまうことがありますが、正しくは「コー(アメリカ)」「コ(イギリス)」に近い音です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “coral” を “corral(家畜を囲う柵)” や “choral(合唱の)” と混同するケースがあります。
- 同音異義語として “coral” と “choral” は文脈で見分ける必要があります。
- TOEICや英検などでは、環境問題や観光などのリーディングパッセージで「coral reef(サンゴ礁)」という形で登場することが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 美しい海や熱帯のリゾートを想像すると「サンゴ」のイメージが湧きやすいです。
- スペリングのポイント: “coral” の途中は “o” → “r” → “a” とひらがなの「あ」に近い “a” で終わります。
- 覚え方: “Coral” と “Color” は似たスペルなので、「サンゴの色(coral color)」を思い浮かべると覚えやすいかもしれません。
以上が “coral” の詳細な解説です。サンゴは美しく貴重な海洋生物ですが、環境保護という観点でも重要な存在です。自然科学・観光・ファッションいずれの文脈でもよく登場するので、ぜひ押さえておきましょう。
〈U〉サンゴ
〈C〉サンゴ細工
〈U〉サンゴ色,深紅色
サンゴ色の,深紅色の
サンゴ[製]の