元となった辞書の項目
cardigan
解説
以下では、名詞“cardigan”をできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英語・日本語の意味
- 【英語】cardigan
- 【日本語】カーディガン
ボタンやジッパーなどで前開きになっているセーター、もしくは前が開いたニット状の上着のことを指します。
「セーターの一種で、羽織りやすい服」です。肌寒いときにサッと羽織るような、便利でカジュアルなアイテムとして使われることが多いです。
品詞
- 名詞 (countable noun): “a cardigan” / “cardigans”
活用形
- 名詞のため、数(単数・複数)で形が変わります。
- 単数形: cardigan
- 複数形: cardigans
- 単数形: cardigan
他の品詞形
- 通常“cardigan”は名詞として用いられるのみで、形容詞や動詞などの形は一般的にはありません。
難易度(CEFRレベルの目安)
- A2(初級)
衣服に関する基本的な語彙として、初級レベルでも学習者が目にする単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
“cardigan”は特定の接頭語・接尾語でできているわけではなく、人名(肩書き)から由来した言葉です。
関連性・派生語
- “cardigan sweater” と呼ばれることもありますが、基本的には“cardigan”だけで通じます。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- wear a cardigan(カーディガンを着る)
- button up your cardigan(カーディガンのボタンを留める)
- a wool cardigan(ウール素材のカーディガン)
- a lightweight cardigan(軽量のカーディガン)
- a cropped cardigan(丈が短いカーディガン)
- a cozy cardigan(暖かく快適なカーディガン)
- a cardigan over a T-shirt(Tシャツの上にカーディガンを羽織る)
- cardigan pockets(カーディガンのポケット)
- an open-front cardigan(前開きスタイルのカーディガン)
- a zip-up cardigan(ジッパー付きのカーディガン)
3. 語源とニュアンス
語源
“cardigan”は、イギリスの第7代カーディガン伯爵(James Brudenell, 7th Earl of Cardigan)にちなんで付けられた名称です。
クリミア戦争中に将校たちが着用していたニットの上着が由来とされています。
ニュアンス
防寒用途だけでなく、ファッションの一部として幅広く着られるアイテムです。男女問わずカジュアルに使える言葉ですが、フォーマルな文脈で言及することは少なく、主に日常会話やファッション関連の記事・会話で使われます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文例
- “He is wearing a cardigan.”
- “I always carry a cardigan in my bag in case it gets chilly.”
注意点
- 可算名詞なので「a cardigan」「this cardigan」「some cardigans」のように、冠詞や数詞を伴います。
- カジュアルシーン、日常会話、ファッション関係の記事などでよく使われる単語です。
5. 実例と例文
日常会話で使う例文(3つ)
- “It’s getting colder, so I’ll bring a cardigan with me.”
(段々寒くなってきたから、カーディガンを持っていくね。) - “I love your cardigan! Where did you get it?”
(そのカーディガン素敵だね!どこで買ったの?) - “You should pack a cardigan in case the restaurant is chilly.”
(レストランが寒いかもしれないから、カーディガンを持っていくといいよ。)
ビジネスシーンで使う例文(3つ)
- “Our office has a casual dress code, so wearing a cardigan is perfectly acceptable.”
(うちのオフィスはカジュアルな服装がOKなので、カーディガンを着るのは全く問題ありません。) - “For the meeting, you can swap your hoodie for a neat cardigan.”
(ミーティングには、パーカーの代わりにきちんとしたカーディガンに変えるといいですよ。) - “I often keep a spare cardigan at my desk for when the air-conditioning is too cold.”
(エアコンが効き過ぎていることがあるので、私はよくデスクに予備のカーディガンを置いています。)
学術的・専門的な文脈(3つ)
- “The study indicated that the popularity of cardigans surged in the early 20th century.”
(その研究では、カーディガンの人気が20世紀初頭に急上昇したことが示された。) - “Researchers examined the thermal properties of various cardigan fabrics.”
(研究者たちは、カーディガン生地のさまざまな熱特性を調査した。) - “Cardigans represent a period-specific fashion trend, particularly associated with British military history.”
(カーディガンは、特にイギリスの軍事史と関連のある、その時代特有のファッショントレンドを象徴しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “sweater / jumper”(セーター)
- 一般的な頭からかぶるタイプのセーターを指す。前開きでない場合が多い。
- 一般的な頭からかぶるタイプのセーターを指す。前開きでない場合が多い。
- “pullover”(プルオーバー)
- カーディガンとの違いは、前開きではないデザインのトップス。
- カーディガンとの違いは、前開きではないデザインのトップス。
- “jacket”(ジャケット)
- より厚手でフォーマル、布素材が多い。ニット素材であるカーディガンとは素材や用途が少し異なる。
- より厚手でフォーマル、布素材が多い。ニット素材であるカーディガンとは素材や用途が少し異なる。
反意語(厳密には対になるものは少ない)
- カーディガンは前開きのニット上着を指すため、明確な“反意語”はありません。「タイトなスーツジャケット」や「フーディー」などは反意語ではなく、用途が異なる別アイテムです。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA(国際音声記号):
イギリス英語: /ˈkɑː.dɪ.ɡən/
アメリカ英語: /ˈkɑːr.dɪ.ɡən/ - アクセント: 先頭の “car” の部分に強勢が来ます。
- イギリス英語では「カー・ディ・ガン」、アメリカ英語では「カー(r)・ディ・ガン」と、/r/ の発音がやや強調されます。
- 発音で注意する点は「cardi-guhn」のように、真ん中の“i”が曖昧母音になりやすい点です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「cardigen」と書いてしまうミスがよくあります。
- 同音異義語との混同はあまりありませんが、“cardinal” (“枢機卿”などの意味) と混ざると文脈が変わってきますので注意が必要です。
- 英検やTOEICなどの試験においては、衣類に関する語彙問題として出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 名前の由来をイメージすると覚えやすいです。カーディガン伯爵 (Earl of Cardigan) から来ている、と頭に入れておきましょう。
- “car” + “di” + “gan” と区切って発音をイメージすると、スペルも記憶しやすくなります。
- 実際に自分のクローゼットにあるカーディガンをイメージしたり、ファッションサイトなどの写真を見ることも記憶の手助けとなります。
以上が“cardigan”の詳しい解説です。日常使いとして非常に便利なアイテム名なので、コーディネートの話題や寒暖差のあるシーンなどで積極的に使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
カーディガン