元となった辞書の項目
bustling
解説
以下では、形容詞「bustling」について、できるだけ詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
英語表記: bustling
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): full of lively activity; busy and energetic
意味(日本語): 活気にあふれている、にぎやかな、忙しそうな
「人や物事の動きが多く、活気やエネルギーに満ちている様子」を表す単語です。たとえば、人通りの多い市場や通り、活気あふれるイベント会場などでよく使われます。
活用形
- bustling(形容詞)
- bustle(動詞)
- bustle(s) / bustling / bustled
他の品詞形
- 動詞形: to bustle(忙しく動き回る・せわしなく行動する)
例: People bustled around the market.(人々が市場で忙しなく動き回っていた)
CEFRレベルの目安
- B2(中上級): 日常会話でよく出てくる「busy」「crowded」に比べると、やや文学的・上級寄りですが、ニュースや観光ガイドなどでも比較的よく目にします。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: bustl- (動き回る、活気づく)
- 接尾語: -ing(形容詞化する働きをもつことが多い)
他の単語との関連性
- bustle (動詞): 忙しく動き回る、バタバタする
- bustle (名詞): にぎやかさ、活気
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- bustling city(にぎやかな都市)
- bustling streets(活気ある通り)
- bustling marketplace(にぎわう市場)
- bustling crowd(にぎわう人ごみ)
- bustling center(活気ある中心地)
- bustling atmosphere(にぎやかな雰囲気)
- bustling port(活気ある港)
- bustling nightlife(にぎやかな夜の街)
- bustling commuter hub(通勤ラッシュで混雑する拠点)
- bustling with activity(活動でにぎわっている)
3. 語源とニュアンス
語源
「bustling」の元となる動詞「bustle」は、中期英語(Middle English)で動き回る様子を表す「bosten」などが変化してきたとされます。活気、活発さを伴う動き回りを指すニュアンスが古くから含まれてきました。
ニュアンス・使用時の注意
- ポジティブなイメージ: 活気がある、エネルギッシュでやる気が満ちているような印象。
- ややカジュアル〜フォーマル両方で使用可: 場所や状況描写でよく用いられ、観光ガイドやニュース、日常会話でも出てきます。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞なので、名詞を修飾して使われます(例: bustling streets)。
- 動詞形の「bustle」は多くの場合自動詞で使われ、「〜の中をせわしなく動き回る」というニュアンスが強いですが、目的語を伴うこともあります。
一般的な構文・イディオム
- A place is bustling with ~: 「(場所が)〜で活気づいている」
例: The city is bustling with tourists in the summer.(その都市は夏に観光客でにぎわう)
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “The café is always bustling with people on weekends.”
(週末になると、そのカフェはいつも人でにぎわっているよ。) - “It’s too early; the streets aren’t bustling yet.”
(まだ早いから、通りはそんなににぎわってないね。) - “I love the bustling vibe of this neighborhood.”
(私はこの地域の活気ある雰囲気が大好きなんだ。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Our office is bustling with new projects this quarter.”
(今期、私たちのオフィスは新しいプロジェクトで活気にあふれています。) - “The conference room was bustling before the meeting began.”
(会議が始まる前、会議室はとてもにぎやかでした。) - “The lobby is bustling with attendees waiting for registration.”
(ロビーには登録を待つ参加者があふれていてにぎやかです。)
(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文
- “The museum’s exhibit hall was bustling with curious visitors.”
(その博物館の展示ホールは好奇心旺盛な来館者でにぎわっていた。) - “Urban planners must consider how to manage bustling city centers effectively.”
(都市計画者は、にぎわう都心部を効果的に管理する方法を検討しなければならない。) - “The university campus is bustling during graduation week.”
(大学のキャンパスは卒業式の週にとてもにぎわう。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(synonyms)
- lively(にぎやかな)
- bustlingよりも「生き生きとしている」ニュアンスが強め。
- bustlingよりも「生き生きとしている」ニュアンスが強め。
- busy(忙しい、混雑した)
- 日常的に非常によく使われる基本語。より幅広いシーンで使いやすい。
- 日常的に非常によく使われる基本語。より幅広いシーンで使いやすい。
- vibrant(活気のある)
- 芸術や文化の発展など、「活気と多彩さ」を強調する際に使われる。
- 芸術や文化の発展など、「活気と多彩さ」を強調する際に使われる。
- energetic(エネルギッシュな)
- 場所だけでなく人にも使えて、力強さを表す。
- 場所だけでなく人にも使えて、力強さを表す。
反意語(antonyms)
- quiet(静かな)
- calm(穏やかな)
- peaceful(平和で落ち着いた)
- deserted(人気のない、閑散とした)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈbʌs.lɪŋ/
- アクセント(強勢)は、最初の音節「bus-」が強く読まれます。
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありません。
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありません。
- 「u」の音は「バス(bus)」の「u」と同じように短い /ʌ/ で発音されます。
- よくある間違い:語末の「-ling」を「-lin(リン)」と弱めに発音しすぎたり、「bustling」と「busting」を混同しないよう注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングの間違い: “bustling”の「t」と「l」の位置を間違えたり、余計な “e” を入れたりしやすい。
- 「busy」「crowded」と混同しがちですが、bustlingは「にぎわいと活発な動き」を強調する度合いがやや強いです。
- 試験(TOEICや英検)で、街の様子を描写する問題などで出題されることがあります。特に「〜with activity」や「〜with people」などの表現でよく見かけます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 音のイメージ: “bus” + “-tling” = 活気あふれる通りにバスがいっぱい走っているイメージを思い浮かべると覚えやすいかもしれません。
- 関連ストーリー: たとえば“bustling city”と聞いたときに、タイムズスクエアのような人やイベントで混雑している場面を思い描くと単語のイメージが鮮明になります。
- 勉強テクニックとして、似たような「busy」「lively」「vibrant」を並べて一緒に覚えると、ニュアンスの違いも理解しやすくなります。
以上が「bustling」の詳細な解説です。「街中が活気づいている様子」を表現したいときに非常に便利なので、ぜひ使いこなしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
忙しそうな;混雑している,ざわめいた
意味(2)
はつらつとした, 活気のある