最終更新日:2025/06/07

別れた後も、二人は友人であり続けることにした。

正解を見る

After the breakup, they decided to remain friends.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

breakup

名詞

解体,分散;崩壊 / (学期末の)終業;解散,散会 / (夫婦,婚約者などの)別離,別居

このボタンはなに?

別れた後も、二人は友人であり続けることにした。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: breakup

品詞: 名詞 (countable/uncountable 両方で使われることがあります)

意味(英語)


  1. The act or process of ending a relationship, typically romantic.

  2. The division or separation of something into smaller parts.

  3. The collapse or disintegration of a system, organization, or situation.

意味(日本語)


  1. (主に恋愛関係の)別れや破局

  2. 分割、分裂

  3. 組織や状態の崩壊

「breakup」は、人間関係(特に恋愛関係)が終わるときに使われたり、物事がバラバラになるイメージを表すときに使われる単語です。誰かとの交際を終わらせるときなど、少し感情的なニュアンスを含むことが多いです。

活用形

名詞のため活用(動詞のような変化)はありませんが、動詞形「break up」や、形容詞「broken-up」など関連表現があります。


  • 動詞形 (phrasal verb): break up


    • 例: “They decided to break up.”(彼らは別れることにした。)


  • 形容詞形: broken-up (あまり一般的ではありませんが、「バラバラになった状態」や「感情的に傷ついた状態」を示す際に用いられます)


CEFRレベルの目安


  • おそらく B1(中級) 程度の語彙


    • 人間関係など、日常会話で使われる重要な単語です。A1やA2レベルではあまり頻繁には出てきませんが、B1ころになると、友人同士の会話などで自然に登場してきます。



2. 語構成と詳細な意味

「breakup」は、もともとは動詞句 “break up” が名詞化した形です。


  • break: 壊す、割る、分断する

  • up: 上や終わりを示したり、完全に何かを終わらせるニュアンスを与える小辞(副詞/前置詞)

他の単語との関連性


  • break(動詞・名詞)

  • breakdown(名詞: 故障、崩壊、精神的な衰弱など)

  • makeup(名詞: 化粧、構成など)

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. a messy breakup


    • (泥沼の別れ/ぐちゃぐちゃな別れ)


  2. an amicable breakup


    • (円満な別れ)


  3. a painful breakup


    • (つらい破局)


  4. to go through a breakup


    • (別れを経験する)


  5. the breakup of a family


    • (家族の崩壊)


  6. a sudden breakup


    • (突然の別れ)


  7. relationship breakup


    • (恋愛関係の破局)


  8. business breakup


    • (事業・会社の解散)


  9. breakup letter


    • (別れの手紙)


  10. post-breakup period


    • (別れた後の時期/破局後の期間)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語や古英語の「break(壊す・壊れる)」と副詞「up」の組み合わせから来ています。元々は「バラバラになる/する」という動作を指していましたが、17世紀頃から「関係の解消」を指すようにも使われ始めました。

  • ニュアンス: 「恋愛や友情が終わる」「組織がバラバラになって崩壊する」という、どちらかと言えばネガティブな感情を伴う場面で使われることが多いです。

使用時の注意点:


  • 日常会話では「We had a breakup.」のようにカジュアルにも使えます。

  • フォーマルな文書ではほとんど登場しませんが、ニュース記事で会社の分割や政治同盟の解散について使う場合はあります(例: “the breakup of the alliance”)。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算: 「breakup」は一般的には可算名詞として扱われることが多いですが、状況によっては不可算的に用いられるケースもあります。


    • 可算的用法: “I had three breakups in the past.”

    • 不可算的用法(やや少ない): “Breakup is never easy.”


  • 「break up」は自動詞・他動詞の両方の使い方があり、文脈に応じて目的語を取る場合があります。


    • 自動詞: “They broke up.”(彼らは別れた。)

    • 他動詞: “They broke up the company.”(彼らは会社を解体した。)


一般的な構文


  • Having a breakup with + 人/組織

  • The breakup of + 集団/組織

  • Go through a breakup(別れを経験する)


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “We had a terrible breakup, and we’re not speaking to each other now.”

    (ひどい別れ方をして、今はお互いに口をきいてないんだ。)


  2. “How are you coping after the breakup with your boyfriend?”

    (彼氏との別れの後、どうやって乗り越えてるの?)


  3. “I heard about your breakup. Are you doing okay?”

    (別れのこと聞いたよ。大丈夫?)


ビジネスシーン


  1. “The breakup of the large conglomerate resulted in several new independent companies.”

    (大企業グループの解体によって、いくつもの新たな独立企業が生まれた。)


  2. “We should negotiate carefully to avoid a sudden breakup of the partnership.”

    (提携関係が突然解消されないように、慎重に交渉すべきだ。)


  3. “The board is discussing whether a breakup of the corporation might increase market value.”

    (取締役会では、会社の分割が市場価値を高めるかどうか検討している。)


学術的/フォーマル


  1. “Historical records show the breakup of the empire was a gradual process spanning decades.”

    (歴史的な記録によれば、その帝国の崩壊は数十年にわたって段階的に進んだ。)


  2. “Economists analyze the breakup of trade blocs to understand the impact on global markets.”

    (経済学者は、貿易圏の解体が世界市場に与える影響を理解するために分析を行う。)


  3. “The breakup of ice sheets will have significant environmental consequences.”

    (氷床の崩壊は、深刻な環境への影響をもたらすだろう。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. separation(分離・別居)


    • 恋愛関係にも組織にも使えるが、感情要素が少なめ。


  2. split(分裂・分割)


    • カジュアルの文脈では“breakup”に近い意味。大きな組織が分裂する時にもよく使う。


  3. division(分割)


    • 飛躍的にフォーマルで、感情面を伴わない。


反意語 (Antonyms)


  1. reconciliation(和解)


    • 別れた人間関係が修復して戻るイメージ。


  2. union(結合、合併)


    • 組織が一つにまとまる、あるいは結婚を指す場合も。


  3. connection(つながり)


    • むしろ離れていない状態を強調する言葉。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(アメリカ英語): /ˈbreɪkˌʌp/

  • 発音記号(イギリス英語): /ˈbreɪkʌp/

  • アクセントは “break” の部分の「breɪk」にあります。

  • よくある間違い: “break”の母音をあいまいにしすぎると “brick” に近い音になってしまうので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “breakup” を “break up” と書くのか “break-up” とハイフンを入れるのか迷うことがあります。名詞としての固まり感が強いときは “breakup” と書くのが一般的です。

  • 同音異義語: “brake” (ブレーキ) と混同しないようにしましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検では、ビジネスシーンにおける “the breakup of a company” や “the breakup of a partnership” が出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “break” + “up” のイメージで、「壊して離れていく」→「関係・組織が解体されていく」という連想をすると覚えやすいです。

  • 自分の経験や想像上のストーリーに結びつけると印象に残りやすくなります。(「友達の別れ話を聞いたときの気持ち」など)

  • スペリングは “break” に “up” をつなげただけなので、“break + up = breakup”と覚えましょう。


以上が、名詞 「breakup」 の詳しい解説です。日常会話からビジネス、さらには歴史や科学の文脈にも登場する便利な単語なので、ぜひ使い方をマスターしてください。

意味のイメージ
breakup
意味(1)

解体,分散;崩壊

意味(2)

(学期末の)終業;解散,散会

意味(3)

(夫婦,婚約者などの)別離,別居

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★