最終更新日:2025/02/25

木の板を固定するためにボルトが必要です。

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I need a bolt to fasten the wooden planks together.

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元となった辞書の項目

bolt

名詞

『ボルト』(木・鉄板を締め合わせる締めくぎ) / (戸締まりの)『かんぬき』,差し錠 / 石弓(crossbow)用の短く太い矢 / 『いなずま』,電光 / 《単数形で》(突然の)脱走,逃亡 / (布・紙の)一巻き《+『of』+『名』》 / 《米》脱党

このボタンはなに?

木の板を固定するためにボルトが必要です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: bolt

品詞: 名詞 (可算名詞)

英語での意味:

1) (金属製の)ボルト(ねじ付きの留め具)

2) 布地などの巻き取り単位(a bolt of cloth のように使う)

3) 弓やクロスボウで放つ矢(特に短い矢)

4) 稲妻、電光(lightning bolt)

日本語での意味:

1) ボルト(ネジやナットと一緒に使う留め具)

2) 一反分の布地

3) 弓やボウガンなどで使う矢

4) 稲妻、電光

「bolt」は主に「留め具」や「電光」をイメージさせる単語です。日常会話では「lightning bolt」や「nuts and bolts(要点、基本的な部分)」というフレーズでよく使われます。また、工学ではネジと組み合わせて使ったり、クロスボウの矢を指したり、布地を一巻き分あらわすなど、多用途で使われる名詞です。

活用形(名詞の数え方)


  • 単数形: bolt

  • 複数形: bolts

他の品詞になる例


  • 動詞: to bolt(急に駆け出す、 bolt a door で「ドアをボルトで固定する」など)


    • 活用形: bolts, bolting, bolted


CEFRレベルの目安: B2(中上級)

「bolt」は工学的な文脈やイディオムなど、幅の広い意味をもつため中上級レベル向けの単語です。ある程度語彙を身につけてから使いこなしやすくなります。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成: 特に一般的な接頭語・接尾語は含まれず、単独の語です。

  • 関連語・派生語:


    • bolt cutter(ボルト・カッター…ボルトを切る工具)

    • nuts and bolts(ナットとボルト、転じて「物事の核心」や「基本事項」)


よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ10選


  1. a bolt of lightning(一本の稲妻)

  2. nuts and bolts(物事の要点・基本)

  3. crossbow bolt(クロスボウの矢)

  4. a bolt from the blue(青天の霹靂)

  5. bolt the door(ドアにボルトをかける)

  6. bolt upright(急にまっすぐに立ち上がる)

  7. bolt down your food(食べ物をガツガツ食べる ※動詞用法ですが参考に)

  8. a bolt of cloth(一反分の布)

  9. tighten the bolts(ボルトを締める)

  10. loosen the bolts(ボルトを緩める)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古英語(Old English)の “bolt” に由来し、もともとは「短い矢」を意味していました。そこから「ボルト(留め具)」や「電光」の意味へ発展していきました。

ニュアンス・注意点:


  • 「bolt」の語感は「固定」「急速」「稲妻のような速さ」などを連想させます。

  • 口語的には「a bolt from the blue」で「突然の出来事」や「予想外」のニュアンスを表すことがあります。

  • フォーマル・カジュアルどちらでも使用されますが、「nuts and bolts」などのイディオムはやや口語的に使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての可算・不可算: 「bolt」は基本的に可算名詞で、複数形は “bolts” となります。

  • 典型的な構文:


    • “a bolt of 〜” (bolt of cloth, bolt of lightning)

    • “nuts and bolts of 〜” (〜の肝心な部分)


  • イディオム:


    • “bolt from the blue” → 青天の霹靂、予期せぬ出来事

    • “make a bolt for it” → 急いで逃げようとする(動詞用法を含むフレーズ)


使用シーン


  • 工学・DIY・建築などの文脈で「留め具」として使う

  • 気象表現や日常会話で「稲妻」を表す

  • イディオムで突然の出来事や驚きを表現


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Did you see that bolt of lightning last night? It was so bright!”

    (昨夜あの稲妻見た? すごく明るかったね!)


  2. “I need a longer bolt for this table leg. Do we have one?”

    (このテーブルの脚にはもっと長いボルトが必要だよ。ある?)


  3. “Watch out, there’s a loose bolt on the swing.”

    (気をつけて、ブランコのボルトがゆるんでるよ。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We should discuss the nuts and bolts of our marketing strategy in the next meeting.”

    (次の会議で私たちのマーケティング戦略の核心部分について話し合うべきです。)


  2. “The supply team ordered 200 bolts for the new machinery.”

    (購買チームは新しい機械のために200個のボルトを注文しました。)


  3. “Please make sure all bolts are tightened before shipping the product.”

    (製品を出荷する前に、すべてのボルトが締まっていることを確認してください。)


(3) 学術的/専門的な文脈での例文


  1. “According to the mechanical design specification, each bolt must withstand a torque of 50 Nm.”

    (機械設計仕様によれば、各ボルトは50Nmのトルクに耐えなければならない。)


  2. “A bolt of lightning can reach temperatures hotter than the surface of the sun.”

    (稲妻は太陽の表面よりも高温に達することがある。)


  3. “The researcher examined the historical use of crossbow bolts in medieval warfare.”

    (その研究者は中世の戦争におけるクロスボウの矢の歴史的使用について調査した。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. screw(スクリュー)


    • 日本語訳: ねじ

    • 「回転して留める」要素が強く、工具で回す形状。ボルトと違い、ナットとセットではなく相手材にねじ込む場合が多いです。


  2. fastener(ファスナー)


    • 日本語訳: 留め具

    • ボルトやネジ、クリップ、チャックなど「留め具」全般を指す大きな概念。


  3. arrow(アロー)


    • 日本語訳: 矢

    • クロスボウ用で短い「bolt」に対し、一般的な弓用の矢を指します。


反意語


  • 「bolt」の直接の反意語はありませんが、動詞「to unbolt」で「ボルトを外す・緩める」という意味があります。そこから「緩める」というニュアンスは「tighten(締める)」の反意語として「loosen」があげられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /boʊlt/

    • イギリス英語: /bəʊlt/


アクセントの位置:


  • 「bolt」は1音節なので特に強勢の移動はありません。音節の最初の “b” に注意してはっきり発音します。

よくある発音の間違い:


  • “boat” (/boʊt/ or /bəʊt/) や “bold” (/boʊld/ /bəʊld/) と混同しないように、「l」をしっかり挟むことがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「bolt」を「bold」や「bort」と間違えやすい。

  • 同音異義語との混同: “bolt” (留め具/稲妻) と “bowl”(ボウル)は音が似ていますが異なる語。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などで「nuts and bolts(基本事項)」「bolt from the blue(突然の出来事)」などのイディオムが出題されることがあります。

    • 稲妻の意味で出題される場合もあるので、コンテクストに合わせて意味を見極めましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ボルト」はネジとセットのイメージで覚えるとわかりやすい: “nuts and bolts” → ナットとボルトのイメージから「重要な要素」というイディオムも思い出しやすい。

  • 「bolt of lightning」は「電光石火」をイメージしやすい: “light”と同じく「稲妻のまぶしさ」とセットで覚えると記憶に残りやすい。

  • スペリングのコツ: “b–o–l–t” と綴り、中の “ol” をしっかり発音しながら言うと「boat/bold」と区別しやすい。

以上が、名詞「bolt」の詳細な解説です。用途やイディオムが多いので、コンテクストごとの使い方をしっかり覚えておくと便利です。

意味のイメージ
bolt
意味(1)

(戸締まりの)かんぬき,差し錠

意味(2)

石弓(crossbow)用の短く太い矢

意味(3)

いなずま,電光

意味(4)

《単数形で》(突然の)脱走,逃亡

意味(5)

(布・紙の)一巻き《+of+

意味(6)

《米》脱党

意味(7)

ボルト(木・鉄板を締め合わせる締めくぎ)

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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