最終更新日:2025/02/25

彼女は慈悲深い性格で知られています。

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She is known for her benevolent nature.

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元となった辞書の項目

benevolent

形容詞

慈悲深い,情け深い;善意のこもった,親切な

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解説

1. 基本情報と概要

単語: benevolent

品詞: 形容詞 (Adjective)

意味(英語): kind and generous, showing goodwill towards others

意味(日本語): 慈悲深い、善意のある、心が優しい

「benevolent」は、人や団体が他者に親切や善意を向け、思いやりのある行動をとる様子を表す形容詞です。日常会話では「とても優しい」「慈悲深い」といったニュアンスになります。慈善活動や思いやり深い性格、団体の理念などを表現する際によく使われます。

活用形


  • 形容詞: benevolent

  • 副詞: benevolently(善意をもって、慈悲深く)

  • 名詞: benevolence(善意、慈悲)

「benevolent」は他の品詞としては、副詞形と名詞形に変化します。たとえば、「He always acts benevolently.(彼はいつも慈悲深く行動する)」のように使われます。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): ある程度複雑な表現が理解・使用できるレベル。エッセイや会話の中で、自分の感情や倫理観を表す単語として登場する可能性があります。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: bene-(ラテン語由来で「良い、善い」を意味する)

  • 語幹: vol(ラテン語 velle, 「~を望む、~したいと思う」から)

  • 接尾語: -ent(形容詞を作る語尾)

「benevolent」は、直訳すると「良きことを望む」というような意味合いを持ち、他人に対して善意をもって接するというポジティブで温かいニュアンスがあります。

派生語や類縁語


  • benefit(利益)

  • benign(良性の、優しい)

  • benevolence(善意)

コロケーション(共起表現)10選


  1. benevolent smile


    • 日本語訳: 慈悲深い笑み


  2. benevolent gesture


    • 日本語訳: 善意に基づくしぐさ


  3. benevolent leader


    • 日本語訳: 慈悲深い指導者


  4. benevolent society


    • 日本語訳: 善意に満ちた社会


  5. benevolent ruler


    • 日本語訳: 慈悲深い支配者


  6. benevolent act


    • 日本語訳: 善行


  7. benevolent spirit


    • 日本語訳: 思いやりのある心


  8. benevolent organization


    • 日本語訳: 慈善団体


  9. genuinely benevolent


    • 日本語訳: 心から慈悲深い


  10. benevolent approach


    • 日本語訳: 思いやりのある取り組み



3. 語源とニュアンス

「benevolent」はラテン語の bene(良い)と velle(望む・願う)が組み合わさった言葉が起源です。歴史的には「他人に幸せを望む」「好意を持って接する」という意味合いから、慈善活動や友好的な態度を形容する言葉として使われてきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「benevolent」はわりとフォーマルな表現であり、日常会話でも使用されますが、文章やスピーチ、ビジネスの文脈でより好まれます。

  • 「kind」よりも「慈善活動を行う」「社会貢献をする」といった広い意味合いを持ち、より高尚あるいは尊敬を込めた表現になることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞を修飾する形(attributive)や、補語として使う形(predicative)で使用されます。


    • 例: “He is a benevolent person.”(主格補語)

    • 例: “She was known for her benevolent nature.”(名詞の修飾)


イディオムや構文:


  • “a benevolent force” (幸運をもたらす存在、善意で動く存在)

  • “be benevolent towards someone” (~に対して善意を示す)

フォーマル・カジュアル両方で使えるが、benevolentはややかしこまった印象があるため、カジュアルな文脈では「kind」や「generous」が多用されます。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “My grandmother is so benevolent. She’s always helping neighbors in need.”


    • 「私の祖母はとても慈悲深いんです。いつも困っている近所の人を助けています。」


  2. “He showed a benevolent attitude, offering food to homeless people.”


    • 「彼は親切な態度を示し、ホームレスの人々に食事を提供しました。」


  3. “That benevolent smile of yours always cheers me up.”


    • 「あなたの優しい笑顔は、いつも私を元気づけてくれる。」


ビジネスでの例文


  1. “Our company aims to adopt a benevolent approach to corporate social responsibility.”


    • 「当社は企業の社会的責任に対して、慈悲深い(善意に満ちた)取り組みを行うことを目指しています。」


  2. “The CEO’s benevolent leadership boosted employee morale.”


    • 「CEOの思いやりのあるリーダーシップが、従業員の士気を高めました。」


  3. “They are well-known for their benevolent foundation and charity work.”


    • 「彼らは慈善財団とチャリティー活動でよく知られています。」


学術的/公的な文脈での例文


  1. “Her benevolent governance model is often cited in political science journals.”


    • 「彼女の慈悲深い統治モデルは、政治学の学術誌でしばしば引用されています。」


  2. “A benevolent policy framework can enhance social welfare.”


    • 「慈悲深い政策の枠組みは、社会福祉を向上させる可能性があります。」


  3. “Historians argue that certain kings were truly benevolent, focusing on the well-being of their subjects.”


    • 「歴史家たちは、特定の王たちが臣民の幸福に焦点を当てた、真に慈悲深い統治者であったと主張しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. kind(優しい)


    • 「benevolent」よりも日常的かつ幅広いシーンで使える。


  2. generous(気前の良い)


    • お金や労力を惜しまないイメージが強く、親切さというよりは「惜しみなく与える」ニュアンス。


  3. charitable(慈善的な)


    • 組織や行為が慈善を目的とする際に使われ、より具体的に「寄付・慈善活動」への関わりを示す。


反意語


  1. malevolent(悪意のある)


    • 「benevolent」と対照的に「他人に不幸を望む」ニュアンスを持つ。


  2. malicious(悪意を持った、意地悪な)


    • 行動レベルで直接的な悪意を感じさせる。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (アメリカ英語): /bəˈnɛv.əl.ənt/

  • IPA (イギリス英語): /bəˈnev.əl.ənt/

主アクセントは “-nev-” の部分に置かれます。


  • アメリカ英語でもイギリス英語でも大きな違いはなく、母音の長短やつながり具合に若干の差があります。

  • しばしば /i/ や /ə/ が聞き取りにくいことがあり、速く発音するとベネボレントのように聴こえがちです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “benevolent” のスペルが長くて “benevolant” や “benev olent” など誤りを起こしやすい。

  • 同音異義語との混同: 類似の綴りの単語は少ないですが、“benevolent” と “malevolent” は綴りが似ていて、意味が正反対。

  • 資格試験などでは、形容詞の文脈や人物描写、社会貢献に関する文章中に出ることがあります。意味をしっかり理解しておくと、文脈判断しやすい単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 接頭語「bene-」は「良い、善い」(例: benefit, benign) と覚えると応用が効きます。

  • 「benevolent」は「bene + vol (wish) + ent」で「良いことを望む」イメージ。

  • 「malevolent」とセットで覚えると(bene- は良い、male- は悪い)それぞれ逆の意味だと理解しやすいです。

以上が「benevolent」の詳細な解説になります。日常生活でもフォーマルな場面でも、他人の優しさや慈悲深い行動を表したいときに活用してみてください。

意味のイメージ
benevolent
意味(1)

慈悲深い,情け深い;善意のこもった,親切な

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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