元となった辞書の項目
beagle
解説
1. 基本情報と概要
英単語: beagle
品詞: 名詞 (noun)
CEFRレベルの目安: B1(中級レベル:犬の種類を表す語として、日常会話や読書での理解に役立ちます)
意味 (英語)
A small to medium-sized dog breed known for its keen sense of smell and tracking abilities.
意味 (日本語)
小〜中型の猟犬で、特に嗅覚が優れており、追跡や狩猟に用いられる犬種のことです。
「ビーグル」は友好的で社交的な性格の犬で、ペットとして飼われたり狩猟に使われたりします。家族や子どもたちとも仲良くできる愛らしい犬種というニュアンスです。
派生形
- 名詞のみで使われることが多く、動詞化などの一般的な活用形はありません。
- ただし「ビーグル犬 (a beagle dog)」「ビーグルのような (beagle-like)」と形容詞的に使われる場合があります。
2. 語構成と詳細な意味
“beagle” は接頭語や接尾語がはっきりした構造単語ではありません。
その他の犬種名などとの関連性は、下記派生語などから学べます。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- adopt a beagle(ビーグルを引き取る / 里親になる)
- beagle puppy(ビーグルの子犬)
- train a beagle(ビーグルを訓練する)
- walk the beagle(ビーグルを散歩させる)
- beagle rescue(ビーグルの保護、保護団体)
- beagle temperament(ビーグルの気質・性格)
- pet beagle(ペットとしてのビーグル)
- beagle’s bark(ビーグルの鳴き声)
- beagle breeder(ビーグルのブリーダー)
- beagle owner(ビーグルの飼い主)
3. 語源とニュアンス
語源
- “beagle” の正確な語源には諸説ありますが、フランス語の “begueule” (開いた喉)やケルト語に由来するという説があります。もともと小型の猟犬を表す言葉との関連が強いとされています。
ニュアンス
- 友好的で活発という印象を与え、家庭犬としてのかわいらしさや、狩猟犬としての力強さをイメージします。
- フォーマルな場面で使われることはあまりなく、会話や文章で犬種を説明する時などに使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun) なので「a beagle」や「two beagles」のように数えられます。
- 文章で犬種を言及するときには “the Beagle breed” と書くこともあります。
- 言い回しとしては “I have a beagle.”(ビーグルを飼っている)のように使われます。
イディオムや構文の例
- “He’s a purebred beagle.” (彼は純血種のビーグルです)
- イディオムとしての特別な表現は少ないですが、“beagle” は「狩猟犬」をイメージさせる名詞であるため、犬を扱う文脈でしばしば用いられます。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I just got a beagle, and he’s so playful!”
(ビーグルを飼い始めたんだけど、すごく元気いっぱいなの!) - “My beagle loves to chase squirrels in the park.”
(私のビーグルは公園でリスを追いかけるのが大好きなんだ。) - “Have you seen my beagle? He ran off again.”
(うちのビーグル見なかった? また走っていっちゃったんだけど。)
ビジネスシーンでの例文
- “Our marketing campaign features a friendly beagle to appeal to families.”
(家族層にアピールするために、フレンドリーなビーグルを使ったマーケティングキャンペーンを行っています。) - “We partnered with a beagle rescue organization for our charity event.”
(私たちはチャリティーイベントのためにビーグルの保護団体と提携しました。) - “The new pet insurance plan covers beagles at no extra cost.”
(新しいペット保険プランでは、ビーグルも追加料金なしでカバーされます。)
学術的・専門的な文脈
- “Studies on beagle behavior show their strong scent-driven instinct.”
(ビーグルの行動に関する研究によると、嗅覚による本能が非常に強いことがわかります。) - “Beagles have been widely used in veterinary research due to their manageable size.”
(ビーグルは適度なサイズのため、獣医学研究で広く利用されてきました。) - “Genetic testing on beagles helps identify inherited conditions.”
(ビーグルに対する遺伝子検査は、遺伝性疾患の特定に役立ちます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “hound” (猟犬)
- ビーグルを含む猟犬全般を指す際に用いられます。
- “dog” (犬)
- より一般的で幅広い意味を持ちます。犬全体を指す場合に使われます。
- “pointer” / “retriever” / “spaniel” なども猟犬の一例ですが、ビーグルとは別の犬種です。
- “hound” (猟犬)
反意語 (Antonyms)
- 犬種を示す際に明確な反意語はありませんが、あえて挙げるならば狩猟目的ではない“toy breed”(愛玩犬)などの小型犬種は用途が大きく異なります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈbiː.ɡl̩/
- アメリカ英語: 「ビーグル」の「ビー」に強勢がきます。[bíːgəl] というイメージ。
- イギリス英語: 発音はほぼ同じです。
- よくある間違い: “beagel” や “bagle” とスペルミスされることがあります(特に “bagel” という別の単語と混同しやすい)。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス “begale” “beagel” などに注意しましょう。
- 食品の “bagel” (ベーグル) とよく混同されますが、まったく別物です。
- 名前固有の犬種ですので、小文字表記と大文字表記(文頭や犬種名として)で混乱する場合があります。一般的に文頭以外では “beagle” と小文字で書きます。
- TOEICや英検などでは直接的にはあまり出題されませんが、リスニングで動物の話題が出た際に犬種として出てくることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “B” は “Bark”、 “eagle” のように “-eagle” とも似ているので、猛禽類の“eagle”とは違うけれど「音が似ている」と認識すると、スペルミスを防ぎやすいです。
- “bagel” (ベーグル) と音が近く、形は犬よりパンに近いとイメージすると、その違いが強調されて覚えやすいかもしれません。
- 嗅覚に優れた「しっぽを振る可愛い探知犬」とイメージすると、狩猟犬としてのビーグルの特徴を覚えやすいでしょう。
以上が、名詞 “beagle” の詳細な解説です。ビーグルは活発で親しみやすい犬種なので、英語を学習しながら、一緒に犬種に関する知識も深めていただければと思います。
意味のイメージ
意味(1)
ビーグル犬(短脚で耳が垂れ,通例褐色・黒・白の斑点のある猟犬)