最終更新日:2025/08/09

彼の反応は曖昧で、いろいろな意味にとれました。

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His response was ambiguous and could be interpreted in various ways.

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元となった辞書の項目

ambiguous

形容詞

(意味が)いろいろな意味にとれる,多義の, 曖昧な / (正体などが)はっきりしない;(輪郭などが)ぼんやりとした,おぼろげな

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解説

1. 基本情報と概要

単語: ambiguous

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): Having more than one possible meaning; not expressed or understood clearly.

意味(日本語): いくつかの解釈が可能で、はっきりと特定できない、あいまいな状態を指す形容詞です。文章や発言が「どちらとも取れる」「どのようにも解釈できる」といったニュアンスを表します。


例えば「ambiguous statement (あいまいな発言)」のように、はっきり意図を示さない場面で使われます。


活用形・関連形:


  • 原形: ambiguous (形容詞)

  • 副詞形: ambiguously (あいまいに)

  • 名詞形: ambiguity (あいまいさ、曖昧性)

  • 反意形容詞: unambiguous (あいまいでない、明確な)

CEFRレベル: B2 (中上級) または C1 (上級)

B2やC1レベルの英語学習者が目にすることが多く、アカデミックやビジネスの文脈でも用いられる単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: ambig(u) (ラテン語由来で “両義性”のニュアンスを含む)

  • 接頭語や接尾語:


    • ambi-(「両方」や「二つの」)を含む形の単語に関連。例: ambidextrous(両手利きの)

    • -ous(形容詞を作る接尾辞)


関連語や派生語


  • ambiguously (副詞): あいまいな状態で

  • ambiguity (名詞): あいまいさ

  • unambiguous (形容詞): 明確な

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. ambiguous statement (あいまいな発言)

  2. ambiguous meaning (あいまいな意味)

  3. ambiguous wording (あいまいな言い回し)

  4. ambiguous answer (あいまいな答え)

  5. ambiguous language (あいまいな言語表現)

  6. politically ambiguous stance (政治的にあいまいな立場)

  7. ambiguous situation (あいまいな状況)

  8. somewhat ambiguous (いくぶんあいまいな)

  9. deliberately ambiguous (意図的にあいまいな)

  10. ambiguous context (あいまいな文脈)


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語の“ambiguus”に由来し、ambi-(両方)と agere(行う)に関連するとされます。両方向にとらえられる意味を持ち、「はっきりひとつに定まらない」というニュアンスがあります。

ニュアンス・注意点:


  • 「どちらにも解釈できる」ニュアンスを含むため、論文や契約書のような文書で使う場合は誤解を生みやすい内容を指摘する文脈で使われます。

  • 口語でも使われますが、ややフォーマルな響きがあります。カジュアルな会話では “vague” などに置き換えられることもあります。


4. 文法的な特徴と構文

用法:


  • 形容詞として名詞を修飾し、「あいまいな~」と日本語訳されます。

  • しばしば、be動詞の補語として使われ、「The statement is ambiguous.」のように用いられます。

構文例:


  1. S + be + ambiguous

    例: The feedback was ambiguous. (そのフィードバックはあいまいだった。)

  2. S + find + O + ambiguous

    例: I found the instructions ambiguous. (その指示はあいまいだと感じた。)

フォーマル/カジュアル:


  • ビジネス文書や学術論文などでも使われ、いくらかフォーマルな印象。

  • カジュアル会話で使われる場合もあるが、「vague」「unclear」などがより一般的。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “That text message you sent was ambiguous; I wasn’t sure what you meant.”

    (あなたが送ってきたメッセージはあいまいで、何を言いたかったのかわからなかったよ。)


  2. “Her response was so ambiguous that I couldn’t decide whether she was being polite or sarcastic.”

    (彼女の返答はあいまいで、それが礼儀正しいのか皮肉なのか判断できなかった。)


  3. “I think we should avoid ambiguous language when we talk about money.”

    (お金の話をするときは、あいまいな言葉を避けた方がいいと思うよ。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “The contract contains an ambiguous clause that might cause legal disputes.”

    (その契約書には法的な紛争を引き起こしかねない、あいまいな条項があります。)


  2. “We need to clarify any ambiguous points in the project plan before we proceed.”

    (プロジェクト計画の中であいまいな点があれば先に明確にする必要があります。)


  3. “An ambiguous policy statement can lead to misunderstandings within the company.”

    (あいまいな方針表明は、社内に誤解を招く可能性があります。)


学術・フォーマルな文脈での例文


  1. “The researcher’s conclusions were ambiguous, requiring further study for certainty.”

    (研究者の結論はあいまいで、確実性を得るにはさらなる研究が必要でした。)


  2. “Ambiguous labels in the dataset can affect the accuracy of machine learning models.”

    (データセット内のあいまいなラベルは、機械学習モデルの精度に影響を及ぼす可能性があります。)


  3. “The philosopher critiqued the ambiguous terminology used in modern ethics discussions.”

    (その哲学者は、現代の倫理議論で用いられているあいまいな用語を批判しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. vague(ぼんやりした/漠然とした)


    • ambiguous よりも「具体性がない」ニュアンスが強い。よりカジュアル。


  2. unclear(はっきりしない)


    • 情報が不足していて、理解できない感じ。


  3. equivocal(はっきりしない/両義にとれる)


    • 教養が感じられる、さらにフォーマルな表現。


  4. indefinite(不確定な/明確でない)


    • 時間や量などが不確実な場合に使うことも多い。


反意語:


  1. clear(明確な)

  2. definite(明確な/限定的な)

  3. explicit(明白な/はっきりした)

  4. unambiguous(あいまいでない)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /æmˈbɪɡjuəs/

    • イギリス英語: /æmˈbɪɡjuəs/ (ほぼ同じ)


  • アクセント:


    • 第2音節「-bɪg-」にアクセントがあります。


  • よくある間違い:


    • 後半の “-guous” を「グウス」や「グアス」と発音しないように注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “ambigious” などと “u” を抜かす誤りが多いです。

  • 同音異義語との混同: 特にありませんが、ラテン系接頭語 “ambi-” が付く単語(ambivalent, ambidextrous など)とニュアンスを混ぜないよう注意。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検では、文脈上の「曖昧さの指摘」で出題されることがあります。

    • 「明確でない」という形容詞を問う設問や文章穴埋め問題で見かける可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “ambi-” は「両方」の意。両方の方向を向いていてはっきり定まらない「もやっ」としたイメージで覚えられます。

  • スペリングのポイント: “ambi + gu + ous” の三つに区切って考えてみると覚えやすいかもしれません。

  • 勉強テクニック: 「Ambiguous = あいまい」をセットで覚え、派生語(ambiguity, ambiguously, unambiguous)も一緒に単語帳にまとめておくのが効果的です。


「ambiguous」は、ビジネスや学術でも比較的よく使われます。あいまいさを表現したい時に使ってみてください。

意味のイメージ
ambiguous
意味(1)

(意味が)いろいろな意味にとれる,多義の

意味(2)

(正体などが)はっきりしない;(輪郭などが)ぼんやりとした,おぼろげな

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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