最終更新日:2025/09/19
During the pandemic, people were required to undergo quarantine upon arrival in the country.
正解を見る
パンデミック中、人々は国に到着した際に隔離を受けることが求められました。
編集履歴(0)
元となった辞書の項目
quarantine
解説
1. 基本情報と概要
単語: quarantine
品詞: 名詞 (場合によっては動詞としても使われます)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- 専門的あるいは公的な場面でよく使われる単語であり、ニュースなどで見かける機会が多いですが、日常会話としてはやや専門的な響きがあります。
英語の意味: a period or place of isolation in order to prevent the spread of disease
日本語の意味: 感染症の拡大を防ぐために、ある人や動物、物を一定期間隔離すること。
「特定の感染症に感染している(またはその疑いがある)人や動物などを一定期間、他者との接触から遠ざける」というニュアンスの単語です。
- 活用形(名詞): 特に変化形はありません(複数形は“quarantines”ですが、あまり一般的ではありません)。
- 動詞形: to quarantine (…を隔離する)
- 例: If someone is infected, we quarantine them for two weeks.
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: quarantine
- 接頭語・接尾語がはっきり分かれるタイプの単語ではなく、イタリア語由来の言葉が変化して英語になっています。
- 接頭語・接尾語がはっきり分かれるタイプの単語ではなく、イタリア語由来の言葉が変化して英語になっています。
関連単語・派生語
- quarantine(動詞): 隔離する
- quarantined(形容詞): 隔離された
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- “impose a quarantine” (隔離措置を課す)
- “lift a quarantine” (隔離措置を解除する)
- “quarantine period” (隔離期間)
- “under quarantine” (隔離下にある)
- “voluntary quarantine” (自主的な隔離)
- “mandatory quarantine” (義務的な隔離)
- “quarantine facility” (隔離施設)
- “quarantine protocol” (隔離手順)
- “quarantine station” (検疫所・隔離所)
- “break quarantine” (隔離を破る、隔離措置に従わない)
3. 語源とニュアンス
- 語源: イタリア語の「quarantina」(40日間)から由来しています。かつて、ペストなどの感染症の伝染を防ぐために、船員や旅人を40日間港で待機させる制度があったことに由来します。
- 歴史的背景: 歴史的には海港や国境で、疫病の拡散を防ぐための施策として使われてきました。近代では航空機の渡航者に対しても適用されるなど、公共衛生や感染予防の場面で重要な用語です。
- ニュアンス:
- 公式な場所・公共政策として使われる場面が多い。
- 口語でも使われますが、少し硬い響きがあり、公的・医療的要素が感じられる単語です。
- 公式な場所・公共政策として使われる場面が多い。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞用法:
- 不可算名詞として用いられる場合が多いですが、文脈によっては可算名詞として “quarantines” の形で使われることもあります。
- 例: “The quarantines imposed on different countries varied in length.”
- 不可算名詞として用いられる場合が多いですが、文脈によっては可算名詞として “quarantines” の形で使われることもあります。
- 動詞用法: “to quarantine + 目的語”
- 他動詞として、直接人や物を目的語に取ります。
- 例: “The government decided to quarantine all incoming travelers.”
- 他動詞として、直接人や物を目的語に取ります。
一般的な構文
- “(Someone) is in quarantine.”(誰かが隔離状態にある)
- “(Authority) imposes a quarantine on (someone/something).”(当局が〜に対して隔離を課す)
- “(Someone) breaks quarantine.”(誰かが隔離を破る)
5. 実例と例文
日常会話での使用例
- “I can’t visit my friend right now because he is in quarantine.”
- (友達が今隔離中だから会いに行けないんだ。)
- “They might impose a short quarantine if you’ve been exposed to the virus.”
- (ウイルスに接触した可能性があるなら、短期の隔離になるかもしれないね。)
- “It’s tough, but quarantine helps protect others.”
- (大変だけど、隔離措置はほかの人を守る助けになるからね。)
ビジネスシーンでの使用例
- “Our employees returning from overseas are required to go through a two-week quarantine.”
- (海外から戻ってきた社員は、2週間の隔離措置を受けないといけません。)
- “The new policy states that we must arrange quarantine accommodations for all visitors.”
- (新しい規定では、すべての来客に対して隔離用の宿泊先を手配しなければならないとされています。)
- “We have introduced remote work to support colleagues in quarantine.”
- (隔離中の同僚をサポートするためにリモートワークを導入しました。)
学術的・公的文脈での使用例
- “Historical records show that quarantine was instrumental in controlling the spread of the plague.”
- (歴史的記録は、ペストの拡散を抑制するのに隔離措置が重要な役割を果たしたことを示しています。)
- “Effective quarantine strategies can drastically reduce the transmission rate of infectious diseases.”
- (効果的な隔離戦略は、感染症の伝播率を大幅に下げる可能性があります。)
- “Public health authorities emphasize the importance of quarantine in pandemic response plans.”
- (公衆衛生当局は、パンデミック対策計画において隔離措置の重要性を強調しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- isolation(隔離・孤立)
- 病気の人や感染が疑われる人を他者から物理的に隔離する、という点では似ています。
- 「quarantine」は主に公的・制度的な響きがある一方で、「isolation」は個人や物理的な行為としてのニュアンスが強めです。
- 病気の人や感染が疑われる人を他者から物理的に隔離する、という点では似ています。
- seclusion(隠遁、隔離)
- 「人目を避けて引きこもる」というニュアンスが強く、感染症対策というよりプライバシーや静養の意味合いで使われることが多い。
- 「人目を避けて引きこもる」というニュアンスが強く、感染症対策というよりプライバシーや静養の意味合いで使われることが多い。
反意語
- integration(統合)
- 直接的な反意語ではありませんが、“quarantine” が隔離、分離を表すのに対し、“integration” は他との結びつきを示すという点で対照的な概念です。
- 直接的な反意語ではありませんが、“quarantine” が隔離、分離を表すのに対し、“integration” は他との結びつきを示すという点で対照的な概念です。
- contact(接触)
- 「隔離」(接触を断つ状態)と正反対に、「接触」という状態を指すため、状況によっては対をなすことがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ˈkwɔːr.ən.tiːn/ または /ˈkwɑːr.ən.tiːn/
- イギリス英語: /ˈkwɒr.ən.tiːn/
- アメリカ英語: /ˈkwɔːr.ən.tiːn/ または /ˈkwɑːr.ən.tiːn/
- アクセント: 最初の音節 “kwor-” または “kwar-” に強勢があります。
- よくある発音ミス:
- [kw] の音を [k] のみで発音してしまう
- “-teen” を明瞭に長めに発音しない
- [kw] の音を [k] のみで発音してしまう
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “quarantine” を “quarentine” や “quarintine” と間違える
- 同音異義語との混同: 特にはありませんが、 “quarantined” (過去形や形容詞扱い)と “guaranteed” (保証された)を似たスペリングで混同しないように注意しましょう。
- 試験での出題傾向:
- TOEICや英検などでは、読解問題や時事英語に関わるパッセージなどで見かけることがあります。医療・衛生・国際情勢などの分野の文章で頻出する可能性があります。
- TOEICや英検などでは、読解問題や時事英語に関わるパッセージなどで見かけることがあります。医療・衛生・国際情勢などの分野の文章で頻出する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源をイメージする: “quarantine” はイタリア語の “quaranta”(40)に由来するというストーリーを思い浮かべると頭に残りやすいです。
- スペルのポイント: “quar*an*tine” の “an” の位置を意識して覚えるとミスを防げます。
- イメージで連想: 「船で40日間待たされた人々の絵」を頭に思い浮かべるとイメージが湧いて覚えやすいでしょう。
以上が名詞 “quarantine” の詳細解説です。感染症や国境管理の文脈で頻繁に使われる言葉なので、新しいウイルスに関するニュース記事や政府のガイドラインなどを読む際に、ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
〈U〉隔離(検疫)期間
意味(2)
〈U〉(一般に)強制的隔離
意味(3)
(伝染病予防のための人・動物・船・積み荷などの)隔離
意味(4)
〈C〉隔離所,検疫所;停船港