puzzled
1. 基本情報と概要
単語: puzzled
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): feeling confused because you cannot understand something
意味(日本語): 「困惑している」「戸惑っている」という意味です。自分が理解できず、どうすればいいのか分からなくて少し混乱している状態を表します。たとえば、「相手の言っていることが理解できなくて困っている」といったニュアンスで使われます。
活用形:
- 原形(形容詞): puzzled
- 比較級 (なし) / 最上級 (なし)
- 「puzzled」は状態を表す形容詞であり、比較級・最上級の形を取ることはあまりありません。
- 原形(形容詞): puzzled
他の品詞の例:
- puzzle (名詞) 「パズル、難題」
- puzzle (動詞) 「困惑させる、悩ませる」
- puzzling (形容詞) 「不可解な、混乱させるような」
- puzzle (名詞) 「パズル、難題」
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- B1は日常的な話題を扱いながらもう少し抽象的な内容に触れるレベルです。この単語は日常会話でも比較的よく使われますが、基本的な単語よりは少し難しめです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成: 「puzzled」は動詞 “puzzle” の過去分詞から形容詞として派生したものです。
- puzzle(動詞)+ -ed(過去形・過去分詞を作る接尾語) → puzzled(形容詞)
関連する単語や派生語:
- puzzle (n.) : パズル、謎
- puzzle (v.) : 困惑させる、難問を解く
- puzzling (adj.) : 不可解な、混乱させる
- puzzle (n.) : パズル、謎
よく使われるコロケーション(共起表現)(各10例)
- a puzzled expression → 困惑した表情
- a puzzled look → 戸惑った顔つき
- puzzled by the question → その質問に困惑している
- remain puzzled → 依然として戸惑っている
- a puzzled silence → 困惑して言葉を失った沈黙
- puzzled about the situation → 状況に混乱している
- look puzzled → 困ったような顔をする
- puzzled over the instructions → 説明書に戸惑っている
- puzzled as to why → なぜなのか分からず戸惑っている
- with a puzzled frown → 困惑して眉をひそめながら
- a puzzled expression → 困惑した表情
3. 語源とニュアンス
語源: “puzzle” は16世紀頃から使われ始めたとされ、もとは「混乱させる、困らせる」を意味する動詞として登場しました。その過去分詞形である “puzzled” は「困惑させられた状態」を示す形容詞として定着しました。
ニュアンス:
- 「puzzled」は「わからないことがあって、ちょっと戸惑っている」というややソフトなニュアンスを持ちます。強い混乱というよりは「不思議に思う」「首をひねる」感覚に近いです。
- カジュアル・フォーマル問わず使えるため、日常会話からビジネスシーンまで幅広く登場しますが、口語・文章両方で自然に使われます。
- 強い驚きや衝撃度はあまりなく、あくまで「分からなくて困っている」程度の気持ちを表します。
- 「puzzled」は「わからないことがあって、ちょっと戸惑っている」というややソフトなニュアンスを持ちます。強い混乱というよりは「不思議に思う」「首をひねる」感覚に近いです。
4. 文法的な特徴と構文
主な使用パターン
- be + puzzled: “I am puzzled.” → 「私は困惑している。」
- get + puzzled: “I got puzzled.” → 「混乱してしまった。」(少しカジュアル)
- look/appear + puzzled: “He looked puzzled.” → 「彼は困ったような顔をしていた。」
- be + puzzled: “I am puzzled.” → 「私は困惑している。」
文法上のポイント
- “puzzled” は形容詞なので、主にbe動詞、seem、appear、lookなど状態を表す動詞と一緒に使われることが多いです。
- 他動詞・自動詞としての使い分けは「puzzle」の動詞形に対して考える必要がありますが、「puzzled」は形容詞なので、目的語を必要としません。
- “puzzled” は形容詞なので、主にbe動詞、seem、appear、lookなど状態を表す動詞と一緒に使われることが多いです。
イディオム的表現
- “be puzzled by something” → 「〜に戸惑う」
- “leave someone puzzled” → 「〜を困惑させたままにしておく」
- “be puzzled by something” → 「〜に戸惑う」
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“I was puzzled by the way he suddenly left the room.”
→ 彼が突然部屋を出ていった様子に戸惑ってしまった。“She looked a bit puzzled when I asked her about the party.”
→ パーティーについて聞いたとき、彼女は少し戸惑った顔をしていた。“I’m still puzzled about how to use this new coffee machine.”
→ この新しいコーヒーメーカーの使い方がいまだによく分からなくて困っているんだ。
(2) ビジネスシーンでの例文
“The client seemed puzzled by our proposal and requested further clarification.”
→ 顧客は私たちの提案に戸惑っている様子で、さらに説明を求めてきました。“I was puzzled at first by the new regulations, but now I understand them.”
→ 最初は新しい規則に戸惑いましたが、今は理解しています。“Our team was puzzled about the sudden change in project scope.”
→ 私たちのチームは、プロジェクトの範囲が突然変わったことに困惑していました。
(3) 学術的・フォーマルな場面での例文
“Researchers were puzzled by the unexpected results of the experiment.”
→ 研究者たちは、その実験結果が予想外だったため困惑していた。“His lecture left many attendees puzzled about the theoretical framework.”
→ 彼の講義は多くの参加者を理論的枠組みに関して戸惑わせた。“The committee was puzzled about how to proceed with the conflicting data.”
→ 委員会は相反するデータへの対処法に関して困惑していた。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- confused (戸惑った、混乱している)
- “puzzled”に近い意味だが、より頭の中が混乱しゴチャゴチャしている状態を表す。
- “puzzled”に近い意味だが、より頭の中が混乱しゴチャゴチャしている状態を表す。
- perplexed (当惑した)
- 「戸惑い」がもう少し深刻・複雑な感じを与える表現。
- 「戸惑い」がもう少し深刻・複雑な感じを与える表現。
- baffled (さっぱり分からない)
- 「完全にわからなくて、手がかりすらつかめない」という強いニュアンス。
- 「完全にわからなくて、手がかりすらつかめない」という強いニュアンス。
- bewildered (当惑した、まごついた)
- 予想外や急な展開などで頭が追いつかず、軽くパニック気味な感じ。
- 予想外や急な展開などで頭が追いつかず、軽くパニック気味な感じ。
- confused (戸惑った、混乱している)
反意語
- certain (確信している)
- sure (自信のある)
- certain (確信している)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- イギリス英語 (BrE): /ˈpʌzld/
- アメリカ英語 (AmE): /ˈpʌzld/
- イギリス英語 (BrE): /ˈpʌzld/
アクセント:
- 最初の “puz-” の部分に強勢があります。
- “puzzled” の「パズ(ル)ド」のように、母音の “u” は「ア」のような音に近いです。
- 最初の “puz-” の部分に強勢があります。
よくある発音ミス:
- 「プズルド」「プズルト」のように「z」の音が不明瞭になること。
- 「パ」を強調しないと平坦に聞こえてしまいます。
- 「プズルド」「プズルト」のように「z」の音が不明瞭になること。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “puzzled” は「z」が2つ続く点に注意してください。
- 同音異義語との混同: 特に目立った同音異義語はありませんが、パズル (puzzle) の名詞形と間違いやすいので区別しましょう。
- 試験対策:
- TOEICや英検などのリーディングパートで「困惑している状態」を表す文脈で出題されることがあります。
- 英作文でも、主語の心情を表す際に “puzzled” を使うとバリエーションが増やせます。
- TOEICや英検などのリーディングパートで「困惑している状態」を表す文脈で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 「頭の中にパズルが散らばっているイメージ」です。答えが見つけられず、ピースがはまらない感じを思い浮かべると覚えやすいかもしれません。
- スペリングのポイント: puzzle + d で「puzzled」。
- 勉強テクニック: 「困惑した状態」を表す形容詞は “confused” や “perplexed” など色々ありますが、使える場面の多さを比較して覚えると記憶に残りやすいでしょう。
「puzzled」は、「パズルにうまくはまらないピースを前に、少し悩んでいる状態」と覚えると理解しやすいです。日常でもビジネスでも幅広く使える便利な形容詞なので、自然な文脈でぜひ練習してみてください。