最終更新日:2025/10/27

The judge was impartial in the trial.

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裁判官は裁判において公平だった。

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元となった辞書の項目

impartial

形容詞

片寄らない,公平な(fair)

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解説

1. 基本情報と概要

単語: impartial

品詞: 形容詞 (adjective)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2: 日常会話は問題なくこなせ、抽象的な話題にも対応できるレベルです。

意味(英語): not showing bias or favoritism; treating all sides or opinions equally

意味(日本語): 公平な、偏りのない、どちらにも肩入れしない状態

「impartial」は、意見や立場などに偏りがない、公正に取り扱うニュアンスを表す単語です。主にフォーマルな場面や文章で使われることが多いですが、日常会話でも“公平に”“公平な態度を取る”という意味合いで用いられます。

活用形

impartial は形容詞のため、変化形は比較的限られています。


  • 原形: impartial

  • 比較級: more impartial

  • 最上級: most impartial

他の品詞


  • 名詞形: impartiality (公平性)


    • 例: The judge displayed great impartiality.


  • 副詞形: impartially (公平に)


    • 例: The committee tried to judge the entries impartially.



2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭辞: im- (元々「not」などの否定を表す接頭辞)

  • 語幹: partial(「部分的な」「不公平な」という形容詞)

  • 接尾辞: 直接的な接尾辞はありませんが、「-ial」は形容詞を作る場合によく使われる形です。

「impartial」は「not + partial」の構成で、「偏らない」という意味を持ちます。

関連語や派生語


  • partial (形容詞):偏った、不公平な

  • partially (副詞):部分的に、不十分に

  • impartiality (名詞):公平性

  • impartially (副詞):公平に

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. an impartial judge → 公平な裁判官

  2. an impartial decision → 公平な判断

  3. to remain impartial → 公平な立場を保つ

  4. to act impartially → 公平に行動する

  5. impartial advice → 偏りのないアドバイス

  6. an impartial referee → 公平なレフェリー

  7. a truly impartial opinion → 真に偏りのない意見

  8. to conduct an impartial review → 公平なレビューを行う

  9. an impartial observer → 公平な観察者

  10. to ensure impartiality → 公平性を確保する


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「impartial」は、ラテン語で“部分的である”という意味の「partialis」から派生した「partial」に、接頭辞「im-」が付加されて生まれました。接頭辞「im-」は否定を表すため、「partial」=「不公平な・偏った」に「im-」が付くことで、「不公平ではない」、つまり「公平な」の意味が加わりました。

ニュアンス:


  • 「impartial」は、形式的または公的な場や文書でもよく使用されるため、どちらかといえばフォーマル寄りの表現です。日常会話でも使えますが、砕けすぎない印象があります。

  • 何かの判断をするときに偏りや個人的感情を入れないで、公正な立場でいることを強調したいときに用います。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので名詞を修飾したり、補語として使うことが一般的です。

  • “be + impartial”や“remain + impartial”などで使われることがよくあります。

  • フォーマル・カジュアルどちらでも通じますが、主に書き言葉やフォーマルな場面での使用が多いです。

使用上のポイント:


  • 「impartial」を使うときは、人や判断・意見・組織が「どちらのサイドにも肩入れしない」状態を強調します。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I want an impartial opinion on this outfit—do you think it suits me?”

    (この服装について公平な意見を聞きたいんだけど、似合うと思う?)


  2. “We need an impartial person to settle this argument.”

    (この口論を収めるには公平な立場の人が必要だよ。)


  3. “My friend’s dad is a great listener; he always gives impartial advice.”

    (友達のお父さんはすごく話を聞いてくれて、いつも偏りのないアドバイスをくれるんだ。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “The board hired an impartial consultant to evaluate our performance.”

    (役員会は、我々の業績を評価するために公平なコンサルタントを雇いました。)


  2. “It’s crucial to remain impartial during negotiations.”

    (交渉の際は偏りのない姿勢を保つことが重要です。)


  3. “Our company prides itself on making impartial decisions when awarding contracts.”

    (当社は契約を与える際に公平な判断をすることを誇りとしています。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The researcher attempted to analyze the data in an impartial manner.”

    (研究者はデータを公平な方法で分析しようと試みました。)


  2. “An impartial peer review is essential for maintaining academic integrity.”

    (学術の誠実性を保つためには、公平なピアレビューが欠かせません。)


  3. “Scholars must be impartial when reviewing contrasting theories.”

    (学者たちは対立する理論を評価する際、公平でなければなりません。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. unbiased(偏見のない)


    • 「impartial」とほぼ同義で、先入観や個人的好みがないことを強調します。


  2. neutral(中立の)


    • 「どちらの側にも属さない」立場を強調する際によく使われます。


  3. fair(公平な)


    • より日常的に使われ、広い文脈で「公平さ」を示す単語。


  4. objective(客観的な)


    • 個人の感情に左右されない、公正な判断を示す時に使われます。


反意語 (Antonyms)


  1. biased(偏った)

  2. partial(不公平な)

  3. prejudiced(偏見を持つ)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɪmˈpɑːrʃəl/


    • アメリカ英語: [ɪm-ˈpɑːr-ʃəl](インパーシャル)

    • イギリス英語: [ɪm-ˈpɑː(r)-ʃəl](インパーシャル)


  • アクセント: 「im-PAR-tial」と「PAR」の部分に強勢が置かれます。

  • よくある誤発音: “par”の部分を平坦に「パー」と伸ばしすぎたり、/ʃ/(シャ)の発音が強すぎることなどに注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “imp*art*ial” の “partial” の部分でミスしがち。

  • 同音異義語との混同: 直接的な同音異義語はありませんが、「im-」で始まる単語ではほかにも“impossible”などがあり、なぜ “im” がついているのか分からなくなるケースがあるかもしれません。これは否定辞(接頭辞)というルールを意識すると覚えやすいです。

  • TOEICや英検などでも、ビジネス文脈やニュース記事の読解パートで「impartial」という単語は出題されやすい場合があります(公正な視点を求める文脈で)。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ヒント: 「im + partial = not partial(偏らない)」という、単純な組み合わせで意味を覚えましょう。

  • イメージ: 公平な天秤をイメージして、左右が傾かない状態を頭に浮かべると「偏りがない=impartial」と結びつけやすいです。

  • 勉強テク: “partial”を「部分的で、一方寄り」という意味として覚え、否定の “im-” をつければ「それがない=公平」と理解すると整理しやすいでしょう。


以上が形容詞「impartial」の詳細解説です。偏りのない姿勢や判断を表すときにぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
impartial
意味(1)

片寄らない,公平な(fair)

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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