最終更新日:2025/10/18

The habitant of the small village lives a simple life.

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その小さな村の住人はシンプルな生活を送っています。

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元となった辞書の項目

habitant

名詞

住民

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解説

以下では、英単語 “habitant” について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

意味


  • 英語: “habitant”

  • 日本語: 「住民」「居住者」など

「ある場所に住んでいる人」という意味の名詞です。一般には “inhabitant” や “resident” のほうがよく使われますが、地域や文脈によって “habitant” が使われる場合もあります。やや古風なニュアンスや歴史的文脈をもたらす単語で、特にフランス語圏(カナダなど)の文脈で見られることがあります。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形


  • 単数形: habitant

  • 複数形: habitants

この単語は名詞として使われることが一般的で、他の品詞形はあまり使われません。英語では “inhabit” (動詞: 居住する) -> “inhabitant” (名詞: 居住者) という形のほうがポピュラーですが、“habitant” 単独で動詞形に変化することはありません。

CEFR レベル(目安)


  • B2 (中上級)

    → 日常的な単語ではありませんが、リーディング素材や歴史・文化的文脈で登場する可能性があります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源的にはラテン語 “habitare” (住む) に由来します。

  • “habitant” はラテン語動詞から派生したフランス語形 “habitant” を、そのまま英語化した形と考えられます。

派生語や類縁語


  • inhabit (動詞): 居住する

  • inhabitant (名詞): 住民、居住者

  • habitation (名詞): 住居、居住

  • habitable (形容詞): 住むのに適した

コロケーション・関連フレーズ 10 選


  1. “a permanent habitant”


    • 永住者


  2. “a local habitant”


    • 地元の住民


  3. “the habitant population”


    • 居住者の人口


  4. “wildlife habitant”


    • 野生生物の居住者(文脈によっては「生息動物」という意味合いにも)


  5. “rural habitant”


    • 田舎(地方)の住民


  6. “urban habitant”


    • 都市の住民


  7. “the majority of habitants”


    • 住民の大半


  8. “habitants of a region”


    • ある地域の住民


  9. “long-term habitant”


    • 長期間そこに住んでいる住民


  10. “native habitant”


    • 土着の住民



3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “habitare” (住む) → フランス語 “habiter” (住む) → フランス語名詞 “habitant” (住民) → 英語の “habitant” へと形を変えてきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • やや古風で文語的/歴史的イメージが強い単語です。例えば、北米の歴史文献の中でフランス系住民を指す場合などに “habitant” が登場することがあります。

  • カナダ史やフランス系カナダ人(特にケベックの初期入植者)を指す文脈では、文化的・歴史的な用語として重要です。

  • 現代英語の日常会話では “resident” や “inhabitant” が一般的です。カジュアルよりは文章の中で見ることのほうが多いでしょう。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable)


    • 可算名詞なので、a habitant / the habitant / habitants のように扱います。


  • 使われる頻度は低く、歴史的または地域限定的なニュアンスがあります。

  • イディオムや定型表現として特定の構文が発達しているわけではありませんが、歴史書や研究文献で「~の住人」と表現したい時に見られます。


5. 実例と例文

それぞれの文脈で計3例ずつ提示します。

日常会話


  1. “I rarely hear anyone use ‘habitant’ in daily conversation.”

    (日常会話で “habitant” を使う人はめったにいないよ。)


  2. “Are you talking about the inhabitants or the habitants of this area?”

    (この地域の住人って、inhabitants のこと? それとも habitants のこと?)


  3. “The word ‘habitant’ sounds a bit old-fashioned, doesn’t it?”

    (“habitant” って少し古めかしい響きがあるよね?)


ビジネス


  1. “The report analyzes demographic data on habitants of remote regions in Quebec.”

    (このレポートは、ケベックの遠隔地域の住民に関する人口統計を分析しています。)


  2. “Our marketing strategy must consider the local habitants’ lifestyle.”

    (私たちのマーケティング戦略は、地元の住民のライフスタイルを考慮しなければなりません。)


  3. “Please collect survey responses from at least 1,000 habitants.”

    (少なくとも1,000人の住民からアンケート回答を集めてください。)


学術的・歴史的文脈


  1. “The early habitants along the St. Lawrence River were primarily French settlers.”

    (セントローレンス川沿いの初期住民は、主にフランス系入植者でした。)


  2. “In 17th-century Canada, a ‘habitant’ referred specifically to a French-Canadian farmer.”

    (17世紀のカナダでは “habitant” はフランス系カナダ人の農民を特に指していました。)


  3. “Historic documents often mention the hardships faced by the habitants of New France.”

    (歴史的文書には、ニュー・フランスの住民が直面した苦難がしばしば言及されています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. inhabitant (居住者)


    • 現代英語の中では最も一般的に「住民」をあらわす単語。


  2. resident (住民/居住者)


    • 住んでいる人全般を指す言葉で、日常会話や公式文書でも幅広く使われる。


  3. dweller (住人)


    • “city dweller” (都会住人) や “cave dweller” (洞窟住人) のように、限定的な状況と結びつけやすい。


これら3つは現代では “habitant” よりもずっと使用頻度が高いです。


  • “habitant” は歴史的・文語的ニュアンスが強い

  • “inhabitant” と “resident” は一般的・幅広い文脈で使われる

  • “dweller” は修飾語と組み合わせて “-dweller” と言いやすい(形容的に使われることが多い)

反意語


  • 流浪者 (amigratory, nomad, etc.)

    英語では “non-resident” や “nomad” などが反意的な概念を表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈhæbɪtənt/

    • イギリス英語: /ˈhæbɪtənt/


強勢(アクセント)は単語の最初 “há” の部分に置かれます。アメリカ英語とイギリス英語で、基本的に発音の違いはあまり大きくありませんが、母音のニュアンスが微妙に異なることがあります。

よくある間違いとして、第二音節を強く発音してしまうケースがありますが、正しくは “HÁ-bi-tant” のように、第一音節にストレスを置きます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “habitant” は “i” と “a” の順序が逆にならないよう要注意 (“habitan*t*” の “i” と “a” を混同しがち)。

  • “inhabitant” との混同: “habitant” と “inhabitant” は似ていますが、前者はやや古風・限定的で、後者が一般的です。

  • 試験対策: TOEIC や英検などで出題される頻度は低い単語ですが、歴史的・文化的題材を読む際には出てくる可能性があります。リーディングで見かけても慌てないように理解しておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「habit (習慣) + ant」=「いつもそこに住んでいる人」とイメージすることで覚えるとよいかもしれません。実際에는 “habitare” 由来ですが、語感的に “habit” (習慣) との類似から、「そこに居ついている人」というイメージで想起しやすくなります。

  • フランス語の「habitant (住民)」を想起すると、記憶に残りやすいでしょう。カナダの歴史書では頻繁に登場します。


以上が、名詞 “habitant” の詳細です。やや古風ではありますが、歴史的・文化的文脈で重要な単語であり、特にフランス系カナダ人の文献を読んだり、書いたりする際には目にする機会もあるかもしれません。

意味のイメージ
habitant

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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