compress
1. 基本情報と概要
単語: compress
品詞: 名詞 (可算名詞)
活用形: compress (単数形), compresses (複数形)
意味(英語): A pad of cloth or other material applied firmly to the body to relieve discomfort or reduce swelling.
意味(日本語): 痛みや腫れを和らげるために身体の一部に当てる布や素材のパッドのことです。「冷却パッド」「温湿布」などをイメージするとわかりやすいです。医療場面でよく使われる単語で、「患部に当てるもの」というニュアンスがあります。
- 他の品詞例:
- 動詞
to compress
: 圧縮する・圧力をかける - 活用形: compress, compresses, compressing, compressed
- 動詞の名詞形
compression
: 圧縮、圧迫
- 動詞
CEFRレベル目安: B2(中上級)
- 普段の会話というよりは、医療用語や正式な文書などで使われる場合が多く、やや専門的な単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語根 (press): 「押す」という意味を持つ。
- 接頭語 (com-): 「共に」「一緒に」を意味し、ラテン語由来。
もともと「一緒に押す」というイメージの言葉で、名詞では「押し当てるパッド」を指します。
関連語や派生語
- compression (名詞): 圧縮、圧迫
- compressive (形容詞): 圧縮の、圧迫の
- compressible (形容詞): 圧縮できる
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- cold compress
- 「冷湿布」
- 「冷湿布」
- hot compress
- 「温湿布」
- 「温湿布」
- apply a compress
- 「湿布をあてる」
- 「湿布をあてる」
- soothing compress
- 「痛みを和らげる湿布」
- 「痛みを和らげる湿布」
- sterile compress
- 「滅菌した湿布・ガーゼ」
- 「滅菌した湿布・ガーゼ」
- gauze compress
- 「ガーゼ湿布」
- 「ガーゼ湿布」
- pressure compress
- 「圧迫用パッド」
- 「圧迫用パッド」
- remove the compress
- 「湿布を外す」
- 「湿布を外す」
- replace the compress
- 「新しい湿布に替える」
- 「新しい湿布に替える」
- keep the compress on
- 「湿布をつけたままにする」
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の「com(共に)」+「pressare(押す)」が由来で、「一緒に押し当てるもの」が原義です。
- 歴史的使用: 古くから治療やケアの目的で、温めたり冷やしたりするための布やパッドを指して使われています。
- ニュアンス・使用時の注意点:
- 主に医療・看護や応急処置の文脈で使われます。
- カジュアルな口語では「hot pack」「cold pack」という言い方をすることもありますが、文書や医療現場では「compress」が使われる傾向があります。
- フォーマルまたは医療従事者同士のやり取り、説明書などでもよく見かける表現です。
- 主に医療・看護や応急処置の文脈で使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞として使われるので、数えられます。
- 例: one compress, two compresses
- 例: one compress, two compresses
- 動詞形は to compress(圧縮する・圧迫する)で、こちらは他動詞として使われることが多いです。
- 名詞の
compress
は「パッドの具体物」を指すため、文中では「a compress」「the compress」という形で登場します。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
“I have a headache. Could you bring me a cold compress?”
- 「頭痛がするの。冷たい湿布を持ってきてもらえる?」
- 「頭痛がするの。冷たい湿布を持ってきてもらえる?」
“Applying a hot compress sometimes eases the pain in my neck.”
- 「温湿布を当てると首の痛みが楽になることがあるよ。」
- 「温湿布を当てると首の痛みが楽になることがあるよ。」
“I always keep a cold compress in my freezer for emergencies.”
- 「緊急時のために冷却用パッドをいつも冷凍庫に入れてあるんだ。」
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
“The first aid kit in the office should have a sterile compress.”
- 「オフィスの救急箱には滅菌された湿布が入っているはずです。」
- 「オフィスの救急箱には滅菌された湿布が入っているはずです。」
“When handling workplace injuries, ensure you use a clean compress.”
- 「職場でけがが起きたときは、清潔なパッドを使用してください。」
- 「職場でけがが起きたときは、清潔なパッドを使用してください。」
“Our safety protocol requires a compress for immediate swelling control.”
- 「私たちの安全手順では、すぐに腫れを抑えるためのパッドを使うことが求められています。」
学術・医療の文脈での例文 (3つ)
“A cold compress can reduce inflammation by constricting blood vessels.”
- 「血管を収縮させることで、冷湿布は炎症を抑制する効果が期待できます。」
- 「血管を収縮させることで、冷湿布は炎症を抑制する効果が期待できます。」
“The hospital recommends applying a warm compress to improve circulation.”
- 「病院では、血行を促進するために温湿布を当てることを推奨しています。」
- 「病院では、血行を促進するために温湿布を当てることを推奨しています。」
“Use a sterile compress to cover the wound and prevent infection.”
- 「傷を覆って感染を防ぐために、滅菌した湿布を使ってください。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- bandage(包帯)
- 「包帯」は傷口を覆ったり固定したりする用途で、より広い意味で使われます。
- 「包帯」は傷口を覆ったり固定したりする用途で、より広い意味で使われます。
- dressing(処置用の覆い)
- 「ドレッシング」は医療現場で傷や術後の保護として使う覆いの総称です。
- 「ドレッシング」は医療現場で傷や術後の保護として使う覆いの総称です。
- pad(当て布)
- 一般的に「パッド」と呼ばれ、医療用に限らず使われます。「compress」はより医療的ニュアンスが強いです。
反意語
- 名詞の
compress
に厳密な反意語はあまり見られませんが、強いて言えば「外す」「外すもの」という概念で “removal” などがあります。 - ただし、使用語としての直接的な反意語はありません。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈkɒm.pres/ (イギリス英語), /ˈkɑːm.pres/ (アメリカ英語)
- アクセント: 第1音節「com」に強勢が置かれます。
- よくある間違い:
- 動詞の
compress
( /kəmˈpres/ ) との混同。動詞形は後ろの音節に強勢がありますが、名詞形は前の音節に強勢が来ます。 - 母音の発音を短く/長く間違えやすいので注意が必要です。
- 動詞の
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “comress” や “compres” と綴りを一字落としてしまうミスが起こりやすい。
- 動詞との混同: 名詞と動詞でアクセントが異なるため、リスニングでも注意が必要です。
- TOEICや英検などでの出題傾向: 医療や健康関連の話題で語彙問題として出題される可能性があります。「cut」「bruise」などの文脈で使われることがあるため、セットで覚えておくと便利です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: “com-” で「一緒に」+ “press” で「押す」=「押し当てるもの」。
- 記憶法: 「傷口にプレスする物 ⇒ compress」と関連付けると覚えやすいです。
- 勉強テクニック:
- 実際に「cold compress」「hot compress」を写真や実物と一緒にイメージすると、単語の印象が残りやすいです。
- 動詞と名詞でアクセント位置が違うため、音声学習でしっかり聞き比べて練習するのが効果的です。
- 実際に「cold compress」「hot compress」を写真や実物と一緒にイメージすると、単語の印象が残りやすいです。
以上が名詞「compress」の詳細な解説です。医療シーンを中心に出現する単語なので、実際の利用場面をイメージしながら覚えると定着しやすいでしょう。