clap
〈手〉'を'パチン(パチパチ)とたたく / …'を'ピシャリ(パチン)とたたく(打ちつける) / (激励・あいさつとして)〈人〉'を'ポンとたたく / (ある方向・状態に)…'を'急に動かす,さっと送る / (…に)手をたたく《+for+名》 / ピシャン(パチン,バタン)と音を立てる
動詞 clap
の詳細解説
1. 基本情報と概要
単語: clap
品詞: 動詞 (時に名詞としても使われる場合あり)
CEFRレベルの目安: A2(初級:身近な動作や簡単なリアクションに使われるため)
英語での意味:
To strike one’s hands together to make a short, sharp sound, often to show approval or to keep time with music.
日本語での意味:
手を叩いて音を鳴らす、特に賞賛や音楽のリズムに合わせるときなどに使われる表現です。カジュアルな場面〜フォーマルな場面まで、幅広く使われる動作です。
活用形
- 原形: clap
- 三人称単数現在形: claps
- 現在分詞・動名詞: clapping
- 過去形・過去分詞形: clapped
他の品詞の例
- 名詞形: a clap(拍手の音、または拍手そのものを指すことがある)
例) Give him a big clap!(彼に大きな拍手を送りましょう!)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
英語の中には特別な接頭辞・接尾辞がついていないシンプルな構造の単語です。
- 語幹: clap
- 接頭語や接尾語がつかない形で、「手を叩いて音を出す」という動作を表す基本動作。
関連語や派生語
- applaud: (よりフォーマルに)拍手喝采する
- clapback: (スラング)口撃や批判に「言い返すこと」を表す俗語表現
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- clap your hands(手をたたく)
- clap loudly(大きな音で拍手する)
- clap politely(礼儀正しく拍手する)
- burst into applause/clapping(一斉に拍手喝采を始める)
- slow clap(ゆっくり拍手する → 皮肉や強調を表す場合も)
- clap in rhythm(リズムに合わせて拍手する)
- clap for the performer(演者に拍手する)
- clap someone on the back(人の背中をぽんと叩く:称賛や激励の意味)
- give a round of applause(拍手喝采を送る)
- stop clapping suddenly(突如拍手をやめる)
3. 語源とニュアンス
語源
- 中英語(Middle English)の “clappen” に遡ります。古くから「手を打ち合わせて音を鳴らす」動作を意味しており、英語の中でも比較的歴史がある単語です。
ニュアンス・使用時の注意
- 「喜びや賞賛を示すために手を叩く」という肯定的なイメージがあります。
- 「手を~」の動作以外にも、人の肩や背中を軽く叩く時に「clap someone on the shoulder/back」と使われることがあります。動作としてはカジュアルですが、シーンによっては比較的フォーマル(演説後の拍手など)にも使えます。
- 口語でも文章でも頻繁に用いられます。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞としての用法
- “He clapped his hands loudly.”
(彼は大きな音で手を叩いた。) - 拍手の対象がある場合は “clap for 〜” や “clap someone” のように使われます。
- “He clapped his hands loudly.”
自動詞としての用法
- “The audience clapped when the performance ended.”
(演技が終わった時、観客は拍手をした。)
- “The audience clapped when the performance ended.”
名詞形 “a clap”
- 可算名詞として「一回の拍手の音」を指します。
イディオムやフレーズ
- “Clap back” : スラング表現で「言い返す、反論する」という意味。(より口語的)
- “Give (someone) a round of applause” : 誰かに拍手喝采を送る。
- “Clap along” : 曲やリズムに合わせて手を叩く。
- “Clap back” : スラング表現で「言い返す、反論する」という意味。(より口語的)
5. 実例と例文
日常会話での例文(3例)
“Let’s clap for him! He did a great job.”
- 彼のために拍手しようよ!すばらしい活躍だったよ。
“The baby started to clap when she heard the music.”
- 赤ちゃんは音楽を聞くと手を叩き始めた。
“I always clap twice when I enter the shrine in Japan.”
- 日本の神社では、私はいつも入るときに二回手を叩きます。
ビジネスシーンでの例文(3例)
“At the end of the presentation, the audience clapped enthusiastically.”
- プレゼンテーションの終了後、聴衆は熱心に拍手を送った。
“Let’s give our guest speaker a round of applause.”
- ゲストスピーカーに盛大な拍手を送りましょう。
“Everyone in the meeting room clapped to show their appreciation for the team’s hard work.”
- 会議室にいた全員がチームの努力への感謝を示すために拍手しました。
学術的/フォーマルな文脈(3例)
“After the lecture, the students clapped politely before asking questions.”
- 講義の後、学生たちは質問をする前に礼儀正しく拍手をした。
“The researchers received a standing ovation as the audience clapped nonstop during the award ceremony.”
- 研究者たちは授賞式で絶え間ない拍手を受け、スタンディングオベーションとなった。
“Delegates clapped briefly to acknowledge the speaker’s concluding remarks.”
- 代表者たちは、スピーカーの締めくくりの発言に対して短い拍手を送った。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- applaud(拍手する)
- “applaud” はフォーマル度がやや高い。「感嘆や称賛」を意味する。
- cheer(歓声を上げて応援する)
- 手を叩くというより「声」で応援するニュアンスが強い。
反意語
- boo(ブーイングする)
- 「拍手(賞賛)」の反対に、やじや不賛成を示す表現。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /klæp/
- アクセント: 「clap」の1音節なので特に表記上のアクセントは最初の母音(æ)にあります。
- アメリカ英語: [klæp] (“æ” は「ア」と「エ」の中間のような音)
- イギリス英語: [klæp] (アメリカ英語とほぼ同じだが、多少母音の発音が異なる場合あり)
- よくある発音ミス: [klep] のように「e」の音になってしまうこと。母音 “æ” を正しく出すよう意識してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “clap” のつづりを “clup” や “clapp” と書くミス。
- 同音異義語との混同: 特にはありませんが、音が似ている単語には “clamp” (締め具, or 締め付ける), “clip” (切り取る, クリップで留める) などがあります。
- 試験での出題傾向: TOEIC等では「拍手を送る」「励ます」といった状況描写の問題や、リスニングで “clap” の音を描写する場合などが考えられます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 短くて覚えやすい: “clap” は4文字なので語感で覚えやすい単語です。語頭の “cl” が “click” などに似せて「パチッと音を出す」というイメージを持つと覚えやすいです。
- リラックスして覚える: 音楽やリズムに合わせて手を叩く動作なので、ガチガチに覚えるよりも「体を使った動作」としてイメージするといいでしょう。
- 練習法: 実際に拍手をしながら、「clap, clap, clap」と声に出して発音してみると、記憶に残りやすくなります。
以上が、動詞 “clap” の詳しい解説となります。手を叩くというシンプルな意味ながら、日常的にもフォーマルな場面でも使える幅広い単語なので、ぜひ色々なシーンで使ってみてください。
〈手〉'を'パチン(パチパチ)とたたく
…'を'ピシャリ(パチン)とたたく(打ちつける)
(激励・あいさつとして)〈人〉'を'ポンとたたく
(ある方向・状態に)…'を'急に動かす,さっと送る
(…に)手をたたく《+for+名》
ピシャン(パチン,バタン)と音を立てる