最終更新日:2025/08/10

The waterfall formed a beautiful cascade down the mountainside.

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滝は山肌を伝って美しいカスケード(段々の流れ)を作っていた

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元となった辞書の項目

cascade

名詞

〈C〉(いく筋にもなって落ちる)小滝,(庭園などの)人工滝 / 滝状になった物 /

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滝は山肌を伝って美しいカスケード(段々の流れ)を作っていた

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解説

1. 基本情報と概要

単語: cascade

品詞: 名詞 (ただし、動詞としても使われることがあります)

意味(英語・日本語)


  • 英語: A small waterfall or a series of small waterfalls, or by extension, a process in which something (e.g., information, reactions) spreads or passes on step by step.

  • 日本語: 小さな滝、あるいは連続する小さな滝のこと。また比喩的に、何かが連鎖的に広がっていく現象を指すことがあります。

「cascade」は、自然の小さな滝をイメージしたり、物事が次々と連鎖して起こるニュアンスを表すときに使われます。例えば、「情報が次々と伝わっていく様子」や「連鎖的に発生する反応」などを指すことが多いです。

活用形


  • 名詞形: cascade (単数形), cascades (複数形)

  • 動詞形: cascade, cascaded, cascading


    • 例: The water cascaded down the rocks. (水が岩を伝って滝のように流れ落ちた)


他の品詞


  • 動詞として: “to cascade” は「滝のように流れ落ちる」「連鎖的に広がる」という意味で用いられます。

  • 形容詞形 (派生的に使われる場合): “cascading” (形容詞的にも「連続的に落ちていく」「段階を経て広がっていく」のニュアンス)

CEFRレベル


  • B2(中上級): 比較的アカデミックな文章やニュースで使われることもあり、やや専門的な文脈でも登場する単語です。日常会話でも“waterfall”に比べると頻度は低めですが、連鎖的なプロセスを表すのに便利な語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源・語幹: “cascade” はフランス語 “cascade”(イタリア語 “cascata”から)に由来し、「落下する」という意味を持つ “cascare” に関連しています。

その他の関連単語や派生語


  • cascading effects: 連鎖効果

  • cascading failure: 連鎖的失敗

  • cascading style sheets (CSS): ウェブデザインで使われる CSS(Cascading Style Sheets)の正式名称

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. a cascade of water — (水の連なり)

  2. a cascade of events — (連鎖して起こる出来事)

  3. cascade effect — (連鎖効果)

  4. downstream cascade — (下流で連続して起こる現象)

  5. cascade into chaos — (混乱に陥る)

  6. trigger a cascade — (連鎖を引き起こす)

  7. cascade reaction — (連鎖反応)

  8. cascade of information — (次々と伝わる情報)

  9. cascade of laughter — (次々と起こる笑い声)

  10. cascade in a network — (ネットワーク上で連鎖的に広がる)


3. 語源とニュアンス

語源

“cascade” は、イタリア語の “cascata”(落ちる、崩れる、滝)からフランス語を経由し、英語に取り入れられました。元々は「水が落ちる」イメージが強い言葉です。

ニュアンス・使用上の注意


  • 自然描写: 静かな小滝や優美さを表現する際、文学的に使われることがあります。

  • 比喩表現: 情報や反応などが次々と連鎖的に広がる様子を強調するカジュアル〜フォーマルな文脈でも使用されます。

  • 口語か文章か: フォーマル・カジュアルの両方で用いられますが、口語で自然現象をいうときは “waterfall” のほうが手軽です。“cascade” はやや印象的・文学的または専門的な響きがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として使うとき: 「連続する滝」「連鎖的な広がり」といった意味で、可算名詞として扱います。


    • 例: A cascade of water flowed down the cliff. (水が崖を伝って小滝のように流れ落ちた)


  • 動詞として使うとき: “to cascade” は「滝のように落ちる」「次々と広がる」という意味の自動詞で、しばしば“down”や “over” など前置詞を伴います。


    • 例: The water cascaded over the rocks. (水が岩の上を滝のように流れ落ちた)


イディオム的表現


  • “cascade into something”: ある結果や状態にどんどん流れ込んでいく/陥っていく。

  • “trigger a cascade”: 一つの出来事が連続的な反応を引き起こす。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Look at that beautiful cascade in the garden fountain!”

    →「あの庭の噴水の小さな滝、きれいだね!」

  2. “The water cascades off the roof whenever it rains heavily.”

    →「大雨が降ると、屋根から水が滝のように流れ落ちるよ。」

  3. “I love the sound of a gentle cascade in the background.”

    →「ささやかな滝の音が背景にあるのが好きなんだ。」

ビジネスでの例文


  1. “We need to prevent this issue from causing a cascade of failures in our system.”

    →「この問題が、システム内で連鎖的な不具合を引き起こさないように防ぐ必要があります。」

  2. “Information must be cascaded properly to all team members.”

    →「情報はチーム全員にきちんと連鎖的に共有されなくてはなりません。」

  3. “One small error led to a cascade of delays in production.”

    →「ひとつの小さなミスが、生産工程に連続する遅延を引き起こしました。」

学術的な文脈での例文


  1. “The hormone triggers a biochemical cascade that regulates metabolism.”

    →「そのホルモンは新陳代謝を制御する生化学的な連鎖反応を引き起こします。」

  2. “A cascade of data from multiple sources was analyzed.”

    →「複数のソースからの膨大な連続データが分析されました。」

  3. “This learning model explains how information cascades through social networks.”

    →「この学習モデルは、情報がどのようにソーシャルネットワークを通じて連鎖的に広がるかを説明しています。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. waterfall (ウォーターフォール)


    • 自然の滝を指す点では似ていますが、比喩的に「連鎖的に広がる」イメージはあまり含まれません。


  2. torrent (急流)


    • 激しく流れる水流を指しますが、滝そのものより流れの激しさを強調する語です。


  3. chain reaction (連鎖反応)


    • 化学的・物理的な連鎖反応や比喩的な連鎖を表現する語。ただし「滝」の意味は含みません。


反意語 (Antonyms)


  • “standstill (停止, 停滞)”


    • 連鎖反応や流れが止まっている状態を表します。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号): /kæˈskeɪd/


    • アメリカ英語・イギリス英語共通で、第二音節 “-cade” にアクセントがあります。

    • アメリカ英語・イギリス英語ともに比較的近い発音ですが、アメリカ英語では /æ/ がやや強めに発音される傾向があります。


よくある発音の間違い


  • 先頭の cas- を /kəs/ ではなく、しっかり /kæs/ のように “キャス” と発音する点に注意しましょう。

  • アクセント位置: “cas-CADE” の “CADE” にアクセントがくることを意識してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “cascad” などと “e” を落としてしまうミス。最後の “-e” を忘れないように。

  2. 同音異義語との混同: 似た音の単語はあまりありませんが、意外と “cascade” と “casket” を混同してしまう人もいます。スペリングと意味が全く異なるので要注意。

  3. TOEIC・英検での出題傾向: “information cascade” “cascade effect” のようにビジネスやテクニカルな文脈で出題されることがあります。連鎖的な現象を表す語として押さえておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「カスケード」と聞いて“カスカディア”や “カスケード山脈” (米国西海岸にある山脈) を思い浮かべると、滝の連続イメージに結びつけやすいです。

  • 「cascade」は「落ちる(cas) → 滝のように連続して落ちる → 連鎖的に広がる」というイメージで捉えると覚えやすいです。

  • 特に“Cascading Style Sheets (CSS)”を知っている方は、「スタイルが上から下へと連鎖する仕組み」という意味合いと関連づけると記憶に残ります。


以上が名詞「cascade」の詳細解説です。自然の“滝”だけでなく、連鎖する仕組みや現象を表す場面で使える便利な単語として、ぜひ覚えてください。

意味のイメージ
cascade
意味(1)

(いく筋にもなって落ちる)小滝,(庭園などの)人工滝

意味(2)

滝状になった物

意味(3)

小滝となって(小滝のように)落ちる

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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