cane
〈C〉(トウ・タケ・サトウキビなどの)『茎』 / 〈U〉(用材としての)『トウ』(いす・かごなどを作る) / 〈C〉ステッキ,トウヅエ / 〈C〉むち / 〈C〉サトウキビ / 〈人〉'を'むち打って罰する / 〈家具〉'を'トウで作る(修理する)
1. 基本情報と概要
単語: cane
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味 (英語)
- A stick used as a support when walking or as an aid for mobility.
- The stem of certain tall, woody grasses such as sugar cane.
意味 (日本語)
- 歩行を助けるための棒、杖。
- サトウキビなど、木質化した背の高いイネ科植物の茎。
「cane」は、主に人が歩く際に体を支えるための“杖”を指すときに使われます。また、“サトウキビ”のような植物の茎を指す場合にも使われる単語です。日常生活では「年配の方や足に怪我をしている人が、歩くサポートとして使う杖」をイメージしやすいですね。
活用形
- 名詞なので、複数形は “canes” になります。
他の品詞形
- 動詞形 “to cane” も存在しますが、こちらは主に「杖や棒で叩く・体罰を加える」という意味を持ちます(例: He was caned for breaking the school rules.)。
難易度 (CEFR)
B1(中級)レベル
- 日常の話題や身の回りの道具に関してある程度語彙が増えてきた学習者向けの単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- まとまった接頭語・接尾語が付く形はあまり一般的ではありません。
- 語幹は “cane” そのものです。
派生語・類縁語
- sugar cane: サトウキビ
- candy cane: キャンディケイン(クリスマス時期などに見られる杖形のキャンディ)
- cane furniture: 籐(とう)素材の家具 (“cane” が編まれた素材を指す場合も)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- walking cane (歩行杖)
- cane chair (籐製の椅子)
- cane sugar (サトウキビ由来の砂糖)
- bamboo cane (竹の杖)
- cane field (サトウキビ畑)
- white cane (視覚障害者用の白い杖)
- lean on a cane (杖に寄りかかる)
- cane harvest (サトウキビの収穫)
- cane handle (杖の取っ手)
- cane toad (オオヒキガエルの別名/サトウキビ畑に関連して導入されたカエル)
3. 語源とニュアンス
語源
- “cane” は古フランス語の “cane” やラテン語の “canna”(葦・茎などを指す)に由来し、もともとは「中が中空(ちゅうくう)になった草の茎」の意味がありました。
ニュアンス・使用時の注意
- “cane” は主に「杖」や「サトウキビ」を指すため、文脈に応じてどちらの意味なのかを明確にする必要があります。
- 「杖」の意味で使う場合、カジュアルな会話からかしこまった場面まで幅広く用いられますが、「to cane(杖や棒で叩く)」という動詞形は、体罰を連想させるため、フォーマルな文脈で使うときは注意が必要です。
- 口語では「walking stick」もよく使われるため、「cane」という単語はやや短く、直接的です。
4. 文法的な特徴と構文
名詞(可算名詞)
- 単数形: a cane
- 複数形: canes
- 単数形: a cane
to cane (動詞)
- 他動詞として “to cane someone” を取る。例: The teacher was criticized for caning the student.
- 現在はあまり使われないが、歴史的または特定の地域での体罰表現として残っています。
- 他動詞として “to cane someone” を取る。例: The teacher was criticized for caning the student.
一般的な構文例
- “He walks with a cane.”
- “She used a cane after her knee surgery.”
フォーマル/カジュアルを問わず、「杖」の話題では幅広いシーンで使えます。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
“I think I might need a cane for support until my leg recovers.”
(足が治るまで支えとして杖が必要かもしれない。)“Grandpa has a fancy wooden cane he carved by himself.”
(おじいちゃんは自分で彫ったカッコいい木製の杖を持っているよ。)“I bought some cane sugar instead of regular sugar.”
(普通の砂糖の代わりにサトウキビ由来の砂糖を買ったよ。)
ビジネス (ややフォーマル)
“Our company specializes in importing premium cane sugar from organic farms.”
(当社は有機農場からプレミアム・サトウキビ糖を輸入することを専門としています。)“The new line of cane furniture has recently become very popular in our store.”
(店の新作の籐家具が、最近とても人気です。)“Please ensure that canal paths are accessible for people using a cane or wheelchair.”
(杖や車いすを利用される方が利用できるように、運河沿いの道を整備してください。)
学術的 (フォーマル・専門的)
“Cane sugar plays a crucial role in the fermentation process for biofuel production.”
(サトウキビ糖はバイオ燃料生産の発酵工程で重要な役割を果たす。)“Studies on cane yield focus on the efficient use of water resources and soil fertility.”
(サトウキビの収量に関する研究は、水資源の効率的な利用や土壌肥沃度に焦点を当てる。)“The introduction of cane toads had unexpected ecological consequences.”
(オオヒキガエルの導入は予想外の生態学的影響をもたらした。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- walking stick (ウォーキングスティック)
- 杖としては同じ意味だが、少しフォーマルな響きがある。
- 杖としては同じ意味だが、少しフォーマルな響きがある。
- staff (スタッフ/杖)
- 本来「支柱」や「棒」の意味で、中世的なニュアンスを帯びることもある。
- 本来「支柱」や「棒」の意味で、中世的なニュアンスを帯びることもある。
- rod (棒)
- 一般的な「棒」を指すが、杖というより別の用途を含むことが多い。
- 一般的な「棒」を指すが、杖というより別の用途を含むことが多い。
反意語 (Antonyms)
- 杖やサポートとは反対の「動作を邪魔するもの」といった直接的な反意語はありませんが、文脈上では “obstacle”(障害物)などが対比として挙げられる場合があります。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /keɪn/
- アメリカ英語もイギリス英語も基本的に同じ発音: [ケイン]
- 強勢(アクセント)は単語全体に置かれ、特に “eɪ” の音が強調されます。
- “cain” とスペルを間違わないように注意(“Cain” は聖書で登場する人物名)。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “cane” と “cain”(カイン)を混同しないように注意。
- “cane” と “cain”(カイン)を混同しないように注意。
- 同音異義語との混同
- “cane” と “Kane”(人名)も綴りが異なるので混乱しないように。
- “cane” と “Kane”(人名)も綴りが異なるので混乱しないように。
- 試験対策
- TOEICや英検などでは、“cane sugar” のように産業や輸入輸出関連の文脈で登場する場合があります。
- “white cane” は視覚障害者用の杖として社会的配慮に関するトピックで出題されることがあるかもしれません。
- TOEICや英検などでは、“cane sugar” のように産業や輸入輸出関連の文脈で登場する場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「クリスマスに飾られる“キャンディケイン”(candy cane)の “cane” を思い浮かべる」と覚えやすいです。
- “cane” は “can”(~できる) + “e” とスペルが似ているので、「サポートで“歩ける”ようになる杖」とイメージすると記憶に残りやすいかもしれません。
- また、サトウキビの艶やかなイメージを思い浮かべておくと、「甘いもの=サトウキビ=cane sugar」とすんなり結びつけやすいでしょう。
以上が名詞 “cane” の詳細解説です。杖とサトウキビという二つの意味があることがポイントで、それぞれの文脈に合わせて使い分けるようにしてください。学習にお役立てください!
〈C〉(トウ・タケ・サトウキビなどの)茎
〈U〉(用材としての)トウ(いす・かごなどを作る)
〈C〉ステッキ,トウヅエ
〈C〉むち
〈C〉サトウキビ
〈家具〉'を'トウで作る(修理する)
〈人〉'を'むち打って罰する