最終更新日:2025/08/08
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彼女は転んでおしりを痛めました。

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元となった辞書の項目

bum

名詞

おしり

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解説

1. 基本情報と概要

単語: bum

品詞: 名詞 (主に口語)

意味 (英語): a homeless person, a vagrant, or someone who avoids work and wanders around

意味 (日本語): ホームレスの人や定職に就かずにさまよっている人、また怠け者を指す口語表現

「bum」は「ホームレスの人」や「何もしないでぶらぶらしている人」を指す、少し軽蔑的・スラング寄りの表現です。相手に対して直接使う場合はきつい印象にもなりますので、使う場面には注意が必要です。また、イギリス英語では「おしり」を指すスラングとしても使われることがあります。


  • 主な活用形


    • 特に名詞形には活用はありません(複数形:bums)。


  • 他の品詞


    • 動詞: “to bum” (~をせがむ) “Can I bum a cigarette?”

    • 形容詞: “bum” (だめな、機能が悪い) “a bum deal”, “a bum leg”


CEFRレベル: B2 (中上級)


  • 理由: スラングとしての使い方や、文脈に注意して使う必要があるため、文法的には易しいものの、適切な使われ方を理解するのがやや難しい。


2. 語構成と詳細な意味


  • 特に接頭語・接尾語は含まれていません。

  • 「bum」は単独で「怠け者、ホームレスの人」という意味を持ちます。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10個)


  1. “a street bum” — (路上生活者)

  2. “a lazy bum” — (怠け者)

  3. “bum around” — (ぶらぶらと過ごす)

  4. “bum a ride” — (ヒッチハイクする、車に便乗する)

  5. “bum a cigarette” — (タバコをせがむ)

  6. “a bum job” — (嫌な仕事 / 面倒な仕事)

  7. “a down-and-out bum” — (どん底のホームレス)

  8. “turn into a bum” — (落ちぶれる、ホームレスになる)

  9. “bums on the street” — (路上にいるホームレスたち)

  10. “to feel like a bum” — (自分がだめに感じる、落ちぶれた気がする)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「bum」は19世紀ごろのアメリカ英語で登場したと言われ、当時は “bummer” として「ごろつき」「役立たず」という意味が定着していったという説があります。

ニュアンスと使用時の注意点


  • アメリカ英語では「ホームレス」や「怠け者」を軽蔑的に呼ぶ表現。相手に対して直接使うと失礼になる場合が多いので注意が必要です。

  • イギリス英語では「おしり」(buttocks) を意味するスラングとしても広く知られています。会話の文脈で意味が変わるので混乱しやすい点です。

  • 全体的に口語/カジュアルな言葉なので、フォーマルな場では避けたほうが無難です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として使う場合は可算:「a bum / two bums」として数えられます。

  • 動詞としては、口語で「~をせがむ」「たかる」の意味で使われます (例: “bum some money off someone”)。

  • 形容詞としては、「役に立たない」「ひどい」という意味のスラングです。

一般的な構文例


  • “He is a bum.” = 彼は怠け者だ / ホームレスだ。

  • “Don’t bum around all day.” = 一日中ぶらぶらしてないで。

  • “That’s a bum deal.” = それはひどい取引だ / ついてないな。

フォーマル/カジュアル


  • 明らかにカジュアル(口語的)。フォーマルな文章ではほとんど使われません。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Stop being such a lazy bum and do your chores!”


    • (そんなに怠けてないで、家事をしなさいよ!)


  2. “I saw a bum sleeping on the bench in the park.”


    • (公園のベンチでホームレスの人が寝ていたよ。)


  3. “Don’t just bum around the house; let’s go out!”


    • (家でゴロゴロしてないで、外に出ようよ!)


(2) ビジネスシーンでの例文

※ ビジネスではあまり使われない、もしくは使うと失礼な印象を与えるため、使うべきではない表現ですが、あえて例を挙げます。


  1. “If you call him a bum in the office, it might offend him.”


    • (オフィスで彼のことを怠け者と呼ぶと、気分を害するかもしれません。)


  2. “We shouldn’t refer to unemployed people as bums in professional settings.”


    • (職場で失業者を「バム」と呼ぶのは控えるべきです。)


  3. “Avoid using slurs or words like ‘bum’ in any official report.”


    • (公式のレポートで侮蔑的な表現や「バム」のような言葉は避けてください。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Sociological studies often explore the challenges faced by ‘bums’ or homeless individuals.”


    • (社会学的研究では、ホームレスと呼ばれる人々が直面する課題についてよく探究します。)


  2. “The term ‘bum’ carries strong negative connotations in public discourse.”


    • (「バム」という語は社会の言説で強い否定的な含意を伴います。)


  3. “While ‘bum’ is colloquial, academic texts usually prefer terms like ‘homeless person.’”


    • (「バム」は口語的なため、学術文献では通常「ホームレスの人」という用語が好まれます。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. “vagrant” (浮浪者)


      • よりフォーマルで、法律や行政の文脈で使われることがある。


    2. “tramp” (放浪者)


      • 同じく古い表現で、やや侮蔑的ではあるが「足で放浪する人」の原義がある。


    3. “hobo” (浮浪者)


      • アメリカ英語のスラングで列車で移動する放浪者などを指すことが多い。


    4. “deadbeat” (役立たず、義務を果たさない人)


      • 仕事をせずに借金の返済もしなかったりする人へ否定的に使う。



  • 反意語


    1. “hard worker” (勤勉な人)

    2. “go-getter” (やる気のある人、積極的に行動する人)



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /bʌm/

  • アメリカ英語: 「バム」のように、「ʌ」の母音が「ア」に近い短い音

  • イギリス英語: ほぼ同じ /bʌm/ ですが、イギリス英語のほうが「ʌ」が若干明確な音に聞こえる場合も。

  • アクセント: 短い1音節語なので、特にアクセントの移動はなし。

  • よくある誤り: “boom” (/buːm/) や “bomb” (/bɒm/ in BrE, /bɑːm/ in AmE) と混同しやすいので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルの混同: “bum” と “bummer” はニュアンスが似ていますが、使い方が微妙に違うので注意。 “Bummer” は「残念なこと」「最悪だ」という感嘆的なスラングとして使われることが多いです。

  • 同音異義語との混同: “bomb” や “boom” と混同しないように発音に要注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などの一般的な試験ではスラングが出題されることは少ないですが、読解問題などで登場するケースもあるので意味を知っておくと役に立つことがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のヒント: 「バム(bum)」は「なんにもしないでぶらぶらしている人」というイメージ。

  • “B” が “business”(仕事)をしない人、というふうに覚えると印象に残るかも。

  • イギリス英語のスラングとしては「おしり」の意味があることも併せて頭に入れておくと、会話で混乱しにくくなります。


以上が名詞「bum」の詳細解説です。スラングとして使われることが多いため、使いどころが難しい単語ですが、その分ニュアンスをしっかり理解しておくと、英語圏の会話やメディアを見るときに役立ちます。

意味のイメージ
bum
意味(1)

おしり

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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