blaze
〈C〉〈U〉炎,火炎 / 〈C〉〈U〉『強烈な光』,閃光(せんこう) / 〈C〉〈U〉燃え立つような輝き / 《a blaze》(感情・怒り・りの)突然の激発(outburst)《+『of』+『名』》 / 《複数形で》《話》《遠回しに》地貯
1. 基本情報と概要
英単語: blaze
品詞: 名詞 (ただし、動詞としても使われます)
意味(英語): a large, bright fire or a strong burst of light, color, or emotion
意味(日本語): 大きく明るい火、または強烈な光・色・感情のほとばしり
「blaze」という単語は、燃え盛るような火や光をイメージする言葉です。非常に激しく燃える火の様子や、色彩が鮮烈な場面などに使われるため、感情や雰囲気が強烈に現れているシーンでも用いられます。
活用形(名詞の場合): 複数形は blazes ですが、通常は可算名詞として使われます。
他の品詞形:
- 動詞: “to blaze” (燃え上がる、炎を上げる)
- 形容詞: “blazing” (燃え盛っている、眩しく輝いている)
CEFRレベル: B2 (中上級)
火事や強い光、感情を表す知識が求められるため、中上級レベルの語として扱われます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- blaze は特に明確な接頭語・接尾語・明示的な語幹が分かれる単語ではありません。
派生語や関連語
- blaze (名詞) : 燃え盛る火
- to blaze (動詞) : 火が燃え上がる、光が眩しく輝く
- blazing (形容詞) : 燃え盛る、非常に熱い・眩しい
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ (10個)
- a blaze of glory → 栄光に包まれるような輝き
- in a blaze of color → 色彩が鮮烈に輝いて
- the building was in flames/a blaze → 建物が炎上していた
- a blaze in the fireplace → 暖炉の燃え盛る火
- eyes blazing with anger → 怒りで目が燃えている(ような)
- in a blaze of publicity → 大きく報道されて
- a sudden blaze of passion → 突然湧き上がる情熱
- police arrived at the blaze → 消火に向けて警察が火災現場に到着した
- blaze a trail (動詞句) → 先駆けとなる、新しい道を切り開く
- the blaze spread quickly → 火が(急速に)広がった
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語 “blæse” (白く輝く炎) が起源とされ、明るく輝くという意味合いを持っていました。
- 中世以降 “bright flame” の意味が強調され、今日のように「燃え盛る火」というニュアンスで使われるようになりました。
ニュアンスや使用時の注意点
- 「強く明るく燃え盛る火」をイメージする語感があるため、落ち着いた火よりは激しさを伴います。
- 感情や色彩などにも「強烈な、激しい」という印象で使われることがあります。
- 口語でも文章でも使われますが、「a blaze of glory」のような表現はやや文語的・文学的なニュアンスもあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞として扱われるのが一般的です。具体的な火事や炎を指す場合に用いられます。
- 動詞 “to blaze” は自動詞として「燃え上がる」の意味で使われますが、「blaze a trail」のように比喩的に「先駆けとなる」という使い方もあります。
一般的な構文・イディオム
- “The blaze was under control.” → その火事は制御された。
- “He was caught in the blaze.” → 彼は火事に巻き込まれた。
- “Blaze a trail in the tech industry.” → テクノロジー産業の先駆けとなる(先導する)。
使用シーン
- フォーマル/インフォーマル問わず使用可能。報道や説明文などでは「fire」より「blaze」のほうが印象的に伝わる場合があります。
5. 実例と例文
① 日常会話 (3例)
- “I love sitting by the fireplace, watching the blaze on a cold winter night.”
- 「寒い冬の夜に暖炉の火を眺めるのが大好きなんだ。」
- “Your eyes are blazing with excitement right now!”
- 「今、あなたの目は興奮で燃えているみたいだね!」
- “The sky was suddenly lit up by a blaze of fireworks.”
- 「花火の輝きで空が一気に明るくなったんだ。」
② ビジネス (3例)
- “Several workers attempted to extinguish the blaze before the fire department arrived.”
- 「消防隊が到着する前に、複数の従業員が火を消そうと試みました。」
- “Our marketing campaign ended in a blaze of success.”
- 「私たちのマーケティングキャンペーンは大成功に終わりました。」
- “The company is determined to blaze a trail in renewable energy solutions.”
- 「その会社は再生可能エネルギーソリューションの分野で先駆けとなる決意をしています。」
③ 学術的な文脈 (3例)
- “Historical records indicate that the city was destroyed by a massive blaze in the 17th century.”
- 「歴史的記録によると、その都市は17世紀に大規模な火事で壊滅したとされています。」
- “The phenomenon known as solar flares can appear as a sudden blaze of radiation.”
- 「太陽フレアと呼ばれる現象は、突発的な放射線の放出として現れることがあります。」
- “Literary scholars often refer to the poet’s final work as his blazing masterpiece.”
- 「文学研究者たちは、その詩人の最後の作品を燃え盛るような傑作と呼ぶことが多いです。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- fire (火)
- “fire” は最も一般的な「火」の意味ですが、強さや鮮烈さは必ずしも含みません。
- “fire” は最も一般的な「火」の意味ですが、強さや鮮烈さは必ずしも含みません。
- flame (炎)
- 個々の炎や燃え上がるものに焦点があり、形や揺らぎに注目がいくニュアンスです。
- 個々の炎や燃え上がるものに焦点があり、形や揺らぎに注目がいくニュアンスです。
- conflagration (大火災)
- 大規模で破壊的な火事を表し、フォーマル寄りの表現です。
- 大規模で破壊的な火事を表し、フォーマル寄りの表現です。
- flare (パッと燃え上がる炎)
- 瞬間的に燃え上がったり光ったりするイメージがあります。
- 瞬間的に燃え上がったり光ったりするイメージがあります。
反意語 (Antonyms)
- darkness (暗闇)
- 光や炎がない状態を指します。
- 光や炎がない状態を指します。
- gloom (陰鬱、薄暗がり)
- 光が弱く暗い印象を与える場合に使われます。
- 光が弱く暗い印象を与える場合に使われます。
「blaze」は強い光や炎を伴うのに対し、反意語は暗さや照明の欠落を想起させる言葉です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /bleɪz/
- アクセント(強勢)は単語全体の最初(bleɪz)に置かれます。
- アメリカ英語とイギリス英語でほぼ同じ発音です。
- “a” の伸ばす音 “/eɪ/” をはっきりと発音するのがポイントです。
- よくある間違いとして “bless” (/bles/) と混同しないように注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “balze” や “blaize” といった綴り間違いに注意。
- “blase” (無関心な、飽きた) とつづりが似ているため混同しがちですが、意味が全く異なります。
- 試験対策: TOEICや英検などで出題される場合は、火に関するニュース記事やコロケーション表現(in a blaze of ~)が問われることがありますので、文脈も含めて理解すると役立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “blaze” は “さっと燃え上がる強い炎” をイメージすると覚えやすいです。
- スペルのポイント: “bla + z + e” のシンプルな構成ですが、 “z” がしっかり入っていることに注意。
- 覚え方のコツ: 「ブレイズ」と片仮名表記にして、その音の響きから「強く燃え上がる炎」を連想すると記憶に残りやすいでしょう。
以上が名詞 “blaze” の詳しい解説となります。日常会話やビジネスから学術的文脈まで使いどころがある単語なので、コロケーションも合わせて覚えると活用の幅が広がります。
〈C〉〈U〉炎,火炎
〈C〉〈U〉強烈な光,閃光(せんこう)
〈C〉〈U〉燃え立つような輝き
《複数形で》《話》《遠回しに》地貯
《a blaze》(感情・怒り・りの)突然の激発(outburst)《+of+名》