最終更新日:2025/08/02

His explanation was so absurd that everyone laughed.

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彼の説明はあまりに馬鹿げていて、誰もが笑ってしまった。

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元となった辞書の項目

absurd

形容詞

道理に合わない / ばかばかしい,無茶苦茶な

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解説

以下では、形容詞 “absurd” をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語: absurd

品詞: 形容詞 (adjective)

意味 (英語・日本語)


  • 英語: extremely unreasonable, silly, or illogical

  • 日本語: 道理に合わなかったり、ばかげていたりするさま。

「absurd」は、「非常識でバカバカしい」「全く理屈に合わない」といったニュアンスを伝える形容詞です。何かが理不尽で、まるで現実離れしているような場合に使われます。会話や文章で、「こんなのはあり得ない」「常識的に考えておかしい」という場面によく登場します。

活用形


  • 形容詞: absurd

  • 副詞: absurdly (例: It sounds absurdly complicated.「それはばかげて複雑に聞こえる」)

  • 名詞: absurdity (例: the absurdity of the situation「状況のばかばかしさ」)

他の品詞になった例


  • 動詞としては一般的に“absurd”の派生はありませんが、名詞 “absurdity” や副詞 “absurdly” がよく使われます。

難易度(CEFRレベル)


  • B2 (中上級)

    読解や会話の中で、抽象的な意見や批判をするときに使われることが多いため、やや上のレベルの単語として扱われることが多いです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成

“absurd” はラテン語の “absurdus” に由来します。


  • ab- (接頭語):「離れて」などの意味を持つ接頭辞

  • surdus (語幹):「耳が聞こえない」「鈍感な」を表すラテン語

語源的には「音を聞き取れない(→調和がとれない)→道理に合わない」というニュアンスに由来していると言われます。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. an absurd amount (of money)


    • (日本語) ばかげた(大金の)金額


  2. an absurd idea


    • (日本語) ばかげた考え


  3. seem absurd


    • (日本語) ばかげているように思われる


  4. perfectly absurd


    • (日本語) まったくばかげている


  5. absolutely absurd


    • (日本語) 完全にばかばかしい


  6. utterly absurd


    • (日本語) 全くもって馬鹿げた


  7. an absurd conclusion


    • (日本語) あり得ない(ばかげた)結論


  8. an absurd costume


    • (日本語) ばかげた衣装


  9. it is absurd to ~


    • (日本語) ~するのは馬鹿げている


  10. look absurd


    • (日本語) ばかげて見える



3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “absurdus” (ab-「離れて」+ surdus「耳が聞こえない」)。

  • 古フランス語を経由して中英語に入り、もともとは「不調和な」「不条理な」という意味合いを持っていました。

ニュアンスと使用時の注意


  • 「absurd」は強い否定的トーンを含み、「理にかなっていない」「ばかばかしい」というかなり強い表現になります。

  • フォーマル・カジュアルどちらでも使われますが、意味は変わらず比較的きつい印象を与える形容詞なので、使い所に注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞を修飾したり補語として使われます。

    例: The idea is absurd. / She made an absurd comment.


  • 形式


    • 叙述用法: “This sounds absurd.” / “It is absurd to suggest that...”

    • 限定用法: “an absurd proposal” / “absurd rules”


  • イディオム / 構文例


    • “Reductio ad absurdum” (主に論理学・数学で使われる「背理法」のラテン語表現)

    • “That’s absurd, isn’t it?” (カジュアルな会話)


フォーマル/カジュアル


  • フォーマルな文書や学術的な議論でも用いられます(論理が破綻していることを指摘するときなど)。

  • カジュアルな場面では「バカバカしいね!」といった率直な感想を伝える際に使われています。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “It’s absurd to go out in this heavy rain without an umbrella.”


    • (日本語) 「この大雨で傘なしで外に出るなんて、ばかげてるよ。」


  2. “The price of that coffee is absurd. I’m not paying 10 dollars for a cup!”


    • (日本語) 「あのコーヒーの値段、ばかげてるよ。10ドルなんて払わないよ!」


  3. “It sounds absurd, but trust me, it might just work.”


    • (日本語) 「ばかげて聞こえるけど、案外うまくいくかもしれないよ。」


ビジネス (ややフォーマル)


  1. “The suggestion to cut costs by 90% in a month is absurd.”


    • (日本語) 「1か月でコストを90%削減しようという提案はばかげています。」


  2. “It would be absurd to overlook our competitors’ strategies.”


    • (日本語) 「競合他社の戦略を無視するのは馬鹿げています。」


  3. “Spending that much on trivial matters is truly absurd.”


    • (日本語) 「そんな些細なことにあれほどお金を使うのは、本当にばかげています。」


学術的・アカデミック


  1. “The theory was deemed absurd by most scholars due to its lack of empirical evidence.”


    • (日本語) 「その理論は実証的裏付けがないため、多くの学者からばかげていると見なされました。」


  2. “Some argue that the concept of an ‘absurd universe’ forms the basis of existentialist thought.”


    • (日本語) 「ある人々は、『不条理な宇宙』という概念が実存主義思想の基盤を成していると主張します。」


  3. “A reductio ad absurdum approach reveals a clear contradiction in the initial assumption.”


    • (日本語) 「背理法的アプローチによって、当初の仮定に明確な矛盾があることが示されます。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. ridiculous (日本語: ばかげた)


    • ニュアンス: 「おかしい」「笑えるほど変」など、コミカルな度合いが強い。


  2. preposterous (日本語: 本末転倒の / 非常識な)


    • ニュアンス: まともな順序や常識をひっくり返しているような「明らかにあり得ない」感じ。


  3. ludicrous (日本語: 笑止な)


    • ニュアンス: 「笑いを誘うようなばかばかしさ」を強調。


反意語 (Antonyms)


  1. reasonable (日本語: 合理的な)

  2. sensible (日本語: 分別のある)

  3. logical (日本語: 論理的な)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • イギリス英語: /əbˈsɜːd/

    • アメリカ英語: /əbˈsɝd/


  • アクセント: 「後の “surd” の部分にストレス」がある (/əb-SURD/)。

  • イギリス英語では “サード(sɜːd)”、アメリカ英語では “サード(sɝd)”のように「r」の音がやや強めに発音されます。

  • よくある間違い:


    • “ab-sord” と「ソード(剣)」のような発音になる場合があるので注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “absurd” の “b” と “s” が逆になって “asburd” と書いてしまうなど。

  • 同音異義語との混同: 近い音の単語はあまりありませんが、 “ab-” で始まる単語 (“abstract”, “abuse” など) と混同しないようにしましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、引っかけで「論理的におかしい提案や解釈」を表す文脈で出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ab(離れて) + surd(耳が聞こえない) → 周りの声が聞こえない(かみ合っていない) → 不条理・ばかげた」という語源ストーリーをイメージすると覚えやすいです。

  • 「バカに聞こえる」と視覚的・聴覚的に捉えると記憶に残りやすいでしょう。

  • スペルは “ab” + “surd” と区切って覚えるのがおすすめです。


以上が、形容詞 “absurd” の詳細解説です。日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使われ、「不条理」「ばかげた」という強いニュアンスを伝えるのに役立ちます。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
absurd
意味(1)

道理に合わない(unreasonable);ばかばかしい(foolish)

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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