(神人などに対する)『崇拝』《+of+名》 / (通例教会での)『礼拝』 / (…に対する)尊敬,賛美《+of+名》 / 《W-》《英》《your, his herなどと共に官職名の前に置いて》閣下
worship
(神人などに対する)『崇拝』《+of+名》 / (通例教会での)『礼拝』 / (…に対する)尊敬,賛美《+of+名》 / 《W-》《英》《your, his herなどと共に官職名の前に置いて》閣下
名詞 worship
の詳細解説
1. 基本情報と概要
単語: worship
品詞: 名詞 (しばしば不可算名詞として扱われる)
意味(英語): The feeling or expression of reverence and adoration for a deity or something held in high regard.
意味(日本語): 神や崇拝の対象へ深い尊敬や敬愛を示すこと、あるいはそれらを行う礼拝や儀式のこと。宗教的・精神的に深い敬意を払うニュアンスがあります。
「worship」は宗教的な文脈で用いられることが多いですが、「深く尊敬すること」という広い意味でも使われる単語です。たとえば、「アイドルを崇拝する」のような状況でも比喩的に用いられることがあります。
活用形
- 名詞形: worship (不可算)
- 動詞形: to worship (worships, worshipping/worshiping, worshipped/worshiped)
※綴りは -pp- とする形(イギリス英語)と -p- とする形(アメリカ英語)両方が見られます。
他の品詞
- 動詞: (to) worship → 「崇拝する」「礼拝する」
CEFRレベルの目安
- B2(中上級): 日常会話やニュース、書籍などで見かける単語としてはやや宗教的・フォーマルな文脈で使われるため、B2前後の目安と考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語源的には Old English の
weorthscipe
があり、「worth(価値)」と「ship(状態・性質を表す接尾語)」が結びついたとされます。
- 「~ship」は「friendship」「leadership」「membership」など、「~の状態・関係・性質」を表します。
詳細な意味
- 礼拝・崇拝(宗教的): 神や超越的存在に向かって敬いを表す行為や態度。
- 尊敬・崇拝(一般): 人物や対象へ深い尊敬や賞賛を寄せる様子。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- place of worship (礼拝所)
- act of worship (礼拝行為)
- worship service (礼拝式)
- public worship (公共の礼拝)
- house of worship (礼拝堂・寺院・教会など)
- private worship (個人的な礼拝)
- worship leader (礼拝を導く人)
- worship practices (崇拝の慣行)
- Sunday worship (日曜礼拝)
- freedom of worship (信教の自由)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「worship」は古英語の「weorthscipe」(価値+状態)に由来します。もともとは「尊厳を与える」というような意味合いがありました。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 宗教的な場面で正式に使われることが多いですが、「人を崇める」「偶像化する」という比喩的・口語的表現としても用いられます。
- 内容が深く宗教に根差しているので、文化的背景に注意する必要があります。敬意を払う対象が誰・何であれ、神聖さや重みを伴う言葉です。
- フォーマル/カジュアル問わず使えますが、宗教に関する文章ではフォーマルな印象が強いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としての
worship
は、不可算名詞 (uncountable noun) として扱われることが多いです。例:Worship is an important part of their tradition.
- 動詞としての
worship
は他動詞的に用いられることが多いです。例:They worship God.
- カジュアルな場面では、比喩的に「~を崇拝する」意味で使われる構文もあります。例:
He worships his favorite soccer player.
一般的な構文・イディオム
- worship at the altar/shrine of ~: 「~を崇拝する」「~を重要視する」というやや比喩的な表現。
- place of worship: 「礼拝所」を指す定番の名詞表現。
5. 実例と例文
① 日常会話での例文
My grandmother never misses Sunday worship at the local church.
→ うちの祖母は地元の教会の日曜礼拝を絶対に欠かしません。I have a deep worship for my mentor; she taught me so much.
→ 師匠に深い尊敬の念を持っています。彼女が私にたくさんのことを教えてくれました。Do you think we should visit a place of worship while traveling abroad?
→ 海外旅行中、礼拝所を訪れてみたほうがいいと思う?
② ビジネスシーンでの例文
Our company respects employees’ freedom of worship and ensures that everyone has space to practice their faith.
→ 当社は従業員の信教の自由を尊重し、誰もが信仰を実践できる場を確保しています。As part of our cultural training, we learn about different forms of worship in various regions.
→ 企業の文化研修の一環として、各地域におけるさまざまな礼拝形態を学びます。The schedule accommodates time off for important worship dates for employees of all faiths.
→ スケジュールでは、従業員が重要な礼拝日を休めるよう配慮されています。
③ 学術的な文脈での例文
Anthropologists study how ancient civilizations engaged in worship and religious rites.
→ 人類学者は古代文明がいかに礼拝や宗教儀式を行っていたかを研究します。The concept of worship varies significantly across different cultural and historical contexts.
→ 礼拝の概念は、文化的・歴史的背景によって大きく異なります。Some sociologists argue that worship practices can reinforce community bonds and shared identities.
→ 一部の社会学者は、礼拝の実践が共同体の絆や共有されるアイデンティティを強化すると主張しています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
reverence (尊敬・畏敬)
- 「深い敬意や畏怖」を示すときに用いられます。より厳粛なニュアンス。
- 「深い敬意や畏怖」を示すときに用いられます。より厳粛なニュアンス。
adoration (崇拝、熱愛)
- 「深い愛情や敬意」を込めた崇拝のニュアンス。宗教的にも使われますが、やや個人的・親愛な響きあり。
- 「深い愛情や敬意」を込めた崇拝のニュアンス。宗教的にも使われますが、やや個人的・親愛な響きあり。
veneration (尊敬、崇拝)
- 「崇敬の念」。特に聖人や先人などに敬意を払うときによく使われるフォーマルな語。
- 「崇敬の念」。特に聖人や先人などに敬意を払うときによく使われるフォーマルな語。
反意語 (Antonyms)
- disrespect (無礼、不敬)
- 敬意を払わないさま。
- 敬意を払わないさま。
- blasphemy (冒涜)
- 神聖なものをけがす行為や言葉。宗教的な文脈で真逆の意味。
- 神聖なものをけがす行為や言葉。宗教的な文脈で真逆の意味。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA(米音 / 英音):
- アメリカ英語: /ˈwɝːʃɪp/
- イギリス英語: /ˈwɜːʃɪp/
- アメリカ英語: /ˈwɝːʃɪp/
強勢(アクセント)は「wor」の部分に置かれます。
よくある間違いとして、 /r/ の発音をはっきり出さないと「ウォーシップ」のように聞こえてしまうことがあります。アメリカ英語ではやや
r
の音が長めに響きます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「worship」を「worshp」や「worhip」と綴りを間違えるケースがあります。
- 同音異義語との混同: 明確な同音異義語はありませんが、語尾の “-ship” は「ship(船)」と同じつづりなので注意しましょう。
- TOEICや英検などの試験対策: 宗教や文化に関する文章で出題される可能性はありますが、他の単語と比較すると頻度はそこまで多くありません。とはいえ、文脈把握のためにも押さえておくと良い単語です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「worth (価値) + ship (状態)」という語源をイメージすると、「価値を認めてあがめる・尊ぶ行為」というイメージで覚えやすいです。
- 「お参り・礼拝で 'wo'(を)する 'ship'(シップ)♪」など、自分流の語呂合わせを作ると印象に残りやすいでしょう。
- 他の
-ship
を持つ単語(friendship, leadership, partnership など)と一緒に覚えると、単語の構造の理解が深まり、暗記しやすくなります。
以上が名詞 worship
の詳細解説になります。宗教的・精神的文脈に限らず、比喩的にも使う表現であることを押さえておくと、英語表現の幅が広がるでしょう。
(神人などに対する)崇拝《+of+名》
(通例教会での)礼拝
(…に対する)尊敬,賛美《+of+名》
《W-》《英》《your, his herなどと共に官職名の前に置いて》閣下