最終更新日:2025/11/06

『振動する』,揺れる;振動音を出す,〈音が〉反響する / 〈人・心などが〉(…で)『おののく』,どきどきする《+with+名》 / …‘を'揺り動かす,振動させる

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元となった辞書の項目

vibrate

動詞

『振動する』,揺れる;振動音を出す,〈音が〉反響する / 〈人・心などが〉(…で)『おののく』,どきどきする《+with+名》 / …‘を'揺り動かす,振動させる

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メッセージを受け取ると、携帯電話が振動します。

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解説

以下では、動詞「vibrate」をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: vibrate

品詞: 動詞 (verb)

意味(英語):

• To shake or move continuously and quickly back and forth or up and down.

意味(日本語):

• 「振動する」「震動させる」という意味です。物や体が素早く小刻みに揺れる様子を表します。ビリビリと震えるようなイメージで、携帯電話が“バイブで震える”状況などにもよく使われます。

ニュアンス・使い方:


  • 「物体が小刻みに揺れる」「音や衝撃で振動する」という場面で用いられます。

  • 「感情などが強く揺れ動く」という比喩的表現でも使われることがあります。

活用形


  • 現在形: vibrate

  • 三人称単数現在形: vibrates

  • 過去形: vibrated

  • 過去分詞形: vibrated

  • 現在分詞形: vibrating

他の品詞形


  • 名詞: vibration (振動、震動)

  • 形容詞: vibrational (振動の)

  • 副詞形はあまり一般的ではありませんが、vibrationally(振動的に)で使われることがあります。

CEFRレベルの目安


  • B2 (中上級)


    • 日常会話にもよく出てくる単語ですが、より深い使い方(比喩的表現や物理学的文脈)に触れるには中上級程度の理解力が必要です。



2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 語幹: “vibr-”

    これは「揺れる」「震える」に関連するラテン語由来の要素です。

  • 接尾語: “-ate”

    動詞を作る典型的な接尾語のひとつです。ラテン語から派生した英単語に多く見られます。

関連語・派生語


  • vibration (名詞): 振動、震動

  • vibrant (形容詞): 活気に満ちた、鮮やかな

  • vibratory (形容詞): 振動の、振動による

よく使われるコロケーション10選


  1. vibrate gently

    (優しく振動する)

  2. vibrate violently

    (激しく振動する)

  3. make something vibrate

    (何かを振動させる)

  4. my phone vibrates

    (私の携帯が振動する)

  5. vibrate with energy

    (エネルギーで振動する)

  6. vibrate at a certain frequency

    (ある周波数で振動する)

  7. cause the windows to vibrate

    (窓を振動させる)

  8. the building vibrates

    (建物が振動する)

  9. vibrate in resonance

    (共鳴して振動する)

  10. vibrate with excitement

    (興奮で震える)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “vibrare”(揺れ動かす、振動させる)に由来します。そこから古フランス語や中英語を経由して現代英語の “vibrate” となりました。

歴史的な使い方


  • 元々は「揺れ動く」「振り子のように動く」といった物理的な動きを表す意味合いが強かったですが、現代では「心が揺れる」比喩表現、「音や空気の波動による振動」など、幅広い場面で用いられています。

使用時の注意点・ニュアンス


  • 物理的な文脈(音波、衝撃など)から感情面(興奮や共感)まで幅広い文脈で使われます。

  • 口語でも文章でも問題なく使えますが、フォーマルな文書よりはややカジュアルまたは科学的・技術的文脈で目にすることが多い単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞 (intransitive): The phone vibrates.(その携帯電話が振動する)

  • 他動詞 (transitive): The loud music vibrated the windows.(大音量の音楽が窓を振動させた)

一般的な構文


  • S + vibrate.

    例: My phone vibrates.

  • S + vibrate + O (他動詞として)

    例: The loud noise vibrated the entire building.

イディオム

特に決まった熟語表現は多くありませんが、比喩的に “vibrate with excitement” (興奮で震える) などがイディオム的に使われます。


  • vibrate with + 感情表現: 感情で心が大きく揺れ動く様子を表します。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “My phone is on silent mode, so it just vibrates.”

    (携帯はマナーモードだから、振動だけするんだ。)

  2. “I can feel the bass vibrate through the floor at this concert!”

    (コンサートで、床を通して低音が振動するのが感じられるよ!)

  3. “When the train passes, the windows in my room vibrate.”

    (電車が通過すると、私の部屋の窓が振動するんだ。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Please switch your phone to vibrate mode during the meeting.”

    (会議中は携帯をバイブモードにしてください。)

  2. “The new machinery can vibrate at different frequencies for better performance.”

    (新しい機械は、より良い性能のために様々な周波数で振動できます。)

  3. “Excessive noise caused the floor to vibrate, which could affect our product tests.”

    (大きすぎる騒音が床を振動させ、製品テストに影響が出かねません。)

(3) 学術的な文脈での例文


  1. “All matter has the potential to vibrate when external energy is applied.”

    (全ての物質は外部からエネルギーが加えられると振動する可能性がある。)

  2. “Researchers observed that the membrane would vibrate at a precise frequency.”

    (研究者たちは、その膜が正確な周波数で振動することを観察した。)

  3. “We analyzed how sound waves cause this instrument to vibrate harmonically.”

    (音波がどのようにこの楽器を調和的に振動させるかを分析した。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. shake (シェイク)


    • 物や体を揺らす一般的な動詞。“shake”は上下左右に動かすイメージで、必ずしも連続的な小刻み振動とは限りません。


  2. tremble (トレンブル)


    • 「震える」という意味。寒さや恐怖、興奮など感情面で体が細かく震えるときに使われることが多いです。


  3. quiver (クイヴァー)


    • 「(恐怖や緊張で)小刻みに震える」。tremble より繊細でかすかな震えを表すことが多いです。


  4. resonate (レゾネイト)


    • 「共鳴する」。物が振動するだけでなく、音や意味が“心に響く”ニュアンスを伴います。


反意語


  • stay still (静止する)


    • 振動しない、動かないという意味での対義表現です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /vaɪˈbreɪt/

    (Cambridge Dictionaryなどでは第2音節にストレスを置いた記載があります。アメリカ英語では第1音節に強勢を置くこともありますが、典型的には /vaɪˈbreɪt/ として発音されることが多いです。)


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • 大きな差はありませんが、イギリス英語では “t” の音がややはっきり発音される場合があります。アメリカ英語では “t” が軽くなることがあります。


  • よくある間違い:


    • /ˈvaɪbreɪt/ と /vaɪˈbreɪt/ のアクセント位置の混同など。実際には両方聞かれることもありますが、/vaɪˈbreɪt/ が一般的という辞書も多いです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: vibrate → “viberate” × などと余分な “e” を入れてしまうことがある。

  2. 同音異義語との混同: 特に紛らわしい同音異義語はありませんが、“vibrate” と “vibrant” は綴りが似ていて意味が違うので注意。

  3. 品詞間違い: 「vibration(名詞)」と「vibrate(動詞)」を使い分けるのを忘れがち。

  4. 試験攻略: TOIECや英検などでは、科学技術系のリーディングパッセージやスマートフォンの設定の説明文などに出ることがある。「バイブレーション機能」などからも関連する単語なので、読み書きでポイントになることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「バイブレーションモード(振動モード)」 でおなじみの携帯電話の機能を連想すると覚えやすいです。

  • 「ビリビリ」と小刻みに揺れるイメージの”vibe”と結びつけて、「vibration=振動」という一連の単語をセットで覚えておくと便利です。

  • 物理や音楽など、「揺れる」感覚をイメージすると記憶に残りやすくなります。


以上が、動詞「vibrate」の詳細解説です。物理的な振動から感情的な揺れ動きまで幅広く使われる単語なので、例文や関連語と合わせてしっかり覚えておくと便利です。

意味のイメージ
vibrate
意味(1)

振動する,揺れる;振動音を出す,〈音が〉反響する

意味(2)

〈人・心などが〉(…で)おののく,どきどきする《+with+名》

意味(3)

…‘を'揺り動かす,振動させる

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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