unimaginably
1. 基本情報と概要
単語: unimaginably
品詞: 副詞 (adverb)
意味(英語): in a way that is impossible to imagine
意味(日本語): 「想像を絶するほど」「信じられないほど」
「unimaginably」は「想像がつかないほどに」強調して伝えるときに使われる副詞です。たとえば、「unimaginably large」といえば「信じられないほど大きい」、というニュアンスになります。
- 活用形: 副詞のため、格や時制変化などはありません。
- 他の品詞:
- 形容詞: unimaginable (想像できない)
- 形容詞: imaginative (想像力に富んだ)
- 動詞: imagine (想像する)
- 形容詞: unimaginable (想像できない)
CEFRレベル: B2 (中上級) 〜 C1 (上級)
日常的な文脈でも使われますが、やや硬め・強い意味合いを持ちやすいため、英語学習でも中上級〜上級レベルで扱われることが多いです。
2. 語構成と詳細な意味
- 語根 (root): “imagine” (想像する)
- 接頭辞 (prefix): “un-” (~でない、反対の意味を表す)
- 接尾辞 (suffix): “-ably” (形容詞
imaginable
の副詞形になる際の形)
派生語
- imagine (v.): 想像する
- imaginable (adj.): 想像できる
- unimaginable (adj.): 想像できない
- imaginative (adj.): 想像力豊かな
よく使われるコロケーション(例と日本語訳)
- unimaginably large (信じられないほど大きい)
- unimaginably complex (想像を絶するほど複雑な)
- unimaginably expensive (信じられないほど高価な)
- unimaginably high (想像もつかないほど高い)
- unimaginably distant (とてつもなく遠い)
- unimaginably vast (想像を絶するほど広大な)
- unimaginably powerful (意図を超えるほど強力な)
- unimaginably swift (想像もつかないほど迅速な)
- unimaginably intricate (考えられないほど入り組んだ)
- unimaginably difficult (とても考えられないほど困難な)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- ラテン語の “imaginari” (想像する) が語源の「imagine」に由来。
- 接頭辞 “un-” により否定的なニュアンスがプラスされ、「想像が全くできないほど」という強調の意味になる。
- ラテン語の “imaginari” (想像する) が語源の「imagine」に由来。
- 歴史的使用:
- 「imagine」は古くから “to form a mental picture” の意味で用いられてきた語です。その名詞形や形容詞形に否定の接頭辞がつき、さらに副詞形に変化したものが “unimaginably” です。
- 「imagine」は古くから “to form a mental picture” の意味で用いられてきた語です。その名詞形や形容詞形に否定の接頭辞がつき、さらに副詞形に変化したものが “unimaginably” です。
- 使用時の注意点:
- とても強い強調の表現のため、大げさに聞こえたり、誇張のニュアンスを伴うことが多いです。
- 日常会話でも使われますが、ビジネス文書やフォーマルな場面でも “unimaginably” は「規模が大き過ぎて想像もつかない」ような内容を強調したいときにしばしば登場します。
- とても強い強調の表現のため、大げさに聞こえたり、誇張のニュアンスを伴うことが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 副詞としての位置:
- 形容詞や他の副詞を修飾する場合の位置: “The project was unimaginably complex.”
- 動詞を修飾する場合: “They worked unimaginably hard to achieve their goal.”
- 形容詞や他の副詞を修飾する場合の位置: “The project was unimaginably complex.”
- フォーマル/カジュアル:
- どちらのシーンでも使えますが、ややフォーマルないしは強い表現として認識されます。
- どちらのシーンでも使えますが、ややフォーマルないしは強い表現として認識されます。
- イディオム/決まり文句:
- 直接的な慣用句は少ないですが、“beyond (all) imagination” (全く想像を超えている) などの関連表現で “unimaginably” と近い意味を表現することが多いです。
- 直接的な慣用句は少ないですが、“beyond (all) imagination” (全く想像を超えている) などの関連表現で “unimaginably” と近い意味を表現することが多いです。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
“That movie was unimaginably scary! I couldn’t sleep all night.”
→「あの映画、想像を絶するほど怖かったよ!一晩中眠れなかった。」“His cooking is unimaginably tasty. You should definitely try it.”
→「彼の料理は考えられないほど美味しいよ。ぜひ食べてみて。」“It was unimaginably cold outside, so we stayed in.”
→「外は信じられないほど寒かったから、中にこもっていたんだ。」
ビジネス (ややフォーマル)
“The success of our new product exceeded our expectations unimaginably.”
→「新製品の成功は、私たちの想像を超えるほどのものでした。」“The budget cuts could impact the project’s scope unimaginably.”
→「予算削減はプロジェクトの範囲に想像以上の影響を及ぼす可能性があります。」“The company’s growth over the last quarter was unimaginably rapid.”
→「直近の四半期における当社の成長は、信じられないほどの速さでした。」
学術的/専門的 (フォーマル)
“Quantum mechanics presents unimaginably complex phenomena that challenge our conventional understanding.”
→「量子力学は、従来の理解を揺さぶるほどの想像を超えた複雑な現象を提示します。」“This discovery opened up unimaginably vast possibilities in the field of genetic engineering.”
→「この発見は、遺伝子工学の分野において想像を絶するほど広大な可能性をもたらしました。」“Global warming could lead to unimaginably severe environmental crises if unaddressed.”
→「地球温暖化は、対策が取られなければ想像を絶するほど深刻な環境危機をもたらし得ます。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- unthinkably (考えられないほど)
- inconceivably (想像を絶するほど)
- unbelievably (信じられないほど)
- incredibly (非常に、信じられないくらい)
これらはいずれも「想像を超えているような度合いで」という意味合いを持ちます。ただし、「unbelievably」「incredibly」は日常会話でよりカジュアルに用いやすく、「inconceivably」「unthinkably」は少し硬い響きを持つことが多いです。
反意語 (Antonyms)
- conceivably (考えられる範囲で)
- believably (信じられる範囲で)
これらは「想像がつく範囲で」「信じられる範囲で」というニュアンスをもち、“unimaginably” とは反対の意味を持ちます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˌʌnɪˈmædʒɪnəbli/
- アクセント: “i*ma*”の部分に主アクセント。子音と母音のつながりで “-ibly” (イブリー) と日本語表記になりやすい点に注意。
- アメリカ英語とイギリス英語:
- どちらも大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「アニマジナブリー」に近い発音で、日本語耳には「アニマジナブリー」と聞こえることがあります。イギリス英語では“ʌ”音が少し深めになる傾向があります。
- どちらも大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「アニマジナブリー」に近い発音で、日本語耳には「アニマジナブリー」と聞こえることがあります。イギリス英語では“ʌ”音が少し深めになる傾向があります。
- よくある発音ミス:
- /ʌ/ (ア) と /ɪ/ (イ) の区別があいまいになり、“uinmaginably” のように聞こえてしまうことがあるので注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “unimaginably” は長い単語なので、
unimagniably
やunimaginebly
などのつづり間違いに注意。 - 同音/類似表記との混同: “unbelievably” と似たニュアンスで使われますが、 つづりが全く違うので、使い分けやスペルに気をつけましょう。
- 試験での出題傾向:
- TOEICや英検などでは、文意の強調や文脈クローズテスト(穴埋め問題)で登場する可能性があります。副詞の働きを問う問題で選択肢に出されたり、文意の強さを表す副詞として選ばれることがあります。
- TOEICや英検などでは、文意の強調や文脈クローズテスト(穴埋め問題)で登場する可能性があります。副詞の働きを問う問題で選択肢に出されたり、文意の強さを表す副詞として選ばれることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のコツ:
un- + imagine + -able + -ly
と順番に意味を足し算すると覚えやすいです。- 「想像 (imagine) + できる (able) + ない (un-) + 副詞化 (-ly)」 → “想像ができないほど” と分解してイメージすると定着しやすいです。
- イメージ:
- 遠くの星や、驚異的な数値・規模など、人の常識を超えるものに対してよく使うため、壮大なイメージを連想すると記憶しやすいでしょう。
- 遠くの星や、驚異的な数値・規模など、人の常識を超えるものに対してよく使うため、壮大なイメージを連想すると記憶しやすいでしょう。
以上が「unimaginably」の詳細解説です。「想像を絶するほど」「信じられないほど」というニュアンスを、ぜひ表現の幅を広げるために活用してみてください。