最終更新日:2025/11/10

(人が)真実をいう,誠実な / (記述・説明などが)真実の,正確な(accurate)

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元となった辞書の項目

truthful

形容詞

(人が)真実をいう,誠実な / (記述・説明などが)真実の,正確な(accurate)

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解説

以下では、形容詞 “truthful” について、できるだけ詳しく説明していきます。


1. 基本情報と概要

意味(英語)

• truthful: “honest, telling or expressing the truth”

意味(日本語)

• 「正直な、嘘をつかない」という意味です。

「正直に物事を言う人や、偽りがなく真実を語る人・性質」を指すときに使われます。

「嘘を言わない」のニュアンスが強いので、「正直者だね」「ごまかしをしない人だね」という場面でよく使われる形容詞です。

品詞

• 形容詞 (Adjective)

活用形

形容詞なので原則的には変化しませんが、比較級・最上級は以下の形となります。


  • 比較級:more truthful

  • 最上級:most truthful

他の品詞形


  • 副詞:truthfully(正直に)

  • 名詞:truthfulness(正直さ、誠実さ)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)レベル

    “truthful” は「正直な」や「誠実な」といった意味の形容詞ですが、やや抽象的ニュアンスを含むため、ある程度英語に慣れた中上級レベルで見かける単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹:truth(真実)

  • 接尾辞:-ful(「~で満ちている」「~を多く含む」の意味を持つ接尾辞)

つまり、“truthful” は「真実で満ちた、真実を含んだ(=正直な)」というイメージを持っています。

関連単語・派生語


  • truth(名詞:真実)

  • truthful(形容詞:正直な)

  • truthfulness(名詞:正直さ、誠実さ)

  • truthfully(副詞:正直に)

コロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. a truthful statement(正直な発言)

  2. be truthful about one’s feelings(自分の感情について正直である)

  3. remain truthful(正直なままでいる)

  4. a truthful account of events(出来事の正直な説明)

  5. appear truthful(正直そうに見える)

  6. brutally truthful((時に相手を傷つけるほど)正直な)

  7. to be perfectly truthful(全く正直に言うと)

  8. encourage others to be truthful(他人に正直でいるように促す)

  9. honest and truthful(正直で誠実な)

  10. more/less than truthful(「とても正直/あまり正直ではない」)


3. 語源とニュアンス

語源

“truthful” は Middle English(中英語)頃から使われている “truth(真実)”+ “-ful(~で満ちている)”の組み合わせで成り立っています。古くから「真実にあふれた」という意味で使われてきました。

使用時の注意点やニュアンス


  • “honest” よりも「真実を語る・嘘をつかない」といったニュアンスが強調されます。

  • 「過度に率直」よりは、「誠実で嘘をつかない」というポジティブなイメージです。

  • 日常会話でもフォーマルでも使える単語ですが、特に人物評や態度を評価するときなどに用いられます。


4. 文法的な特徴と構文

文法的なポイント


  • 形容詞として“be動詞”や“become”、その他のコピュラ動詞(seemなど)の補語として使われることが多いです。

  • 「a truthful person」のように名詞を修飾する形容詞としても使われます。

よく使われるパターン


  1. S + be + truthful (about ...)


    • 例:He was quite truthful about his past.


  2. S + become + truthful


    • 例:She became more truthful after realizing her mistakes.


  3. (形容詞として修飾) a truthful answer/person


    • 例:He gave a truthful answer to the interviewer.



5. 実例と例文

以下では日常会話・ビジネス・学術的な文脈の3つずつ例文を挙げます。

日常会話


  1. “I appreciate you being truthful with me about my cooking.”

    (料理に関して正直に言ってくれてありがとう。)

  2. “You can always count on her to be truthful.”

    (あの子はいつも正直だから安心できるよ。)

  3. “To be truthful, I didn’t like the movie that much.”

    (正直に言うと、その映画はあまり好きじゃなかった。)

ビジネス


  1. “A truthful report on sales figures is essential for decision-making.”

    (売上データの正直な報告は、意思決定に不可欠です。)

  2. “We need a truthful assessment of our team’s performance.”

    (私たちのチームのパフォーマンスについて、正直な評価が必要です。)

  3. “She’s known for her truthful communication style with clients.”

    (彼女はクライアントに対して正直なコミュニケーションをすることで有名です。)

学術的・フォーマル


  1. “The researcher’s findings were considered credible due to her truthful methodology.”

    (研究者の手法が正直なものであったため、彼女の研究結果は信頼されました。)

  2. “A truthful representation of historical facts is crucial in academic writing.”

    (歴史的事実を正直に示すことは、学術論文において非常に重要です。)

  3. “It is vital to provide a truthful analysis when publishing experimental results.”

    (実験結果を公表する際には、正直な分析を行うことが不可欠です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. honest(正直な)


    • 一般的に幅広く「正直で嘘をつかない」場面で使用。


  2. sincere(誠実な)


    • 感情面での偽りの無さを強調する場合に多用。


  3. candid(率直な)


    • 遠慮なく率直な意見を述べるニュアンス。


  4. frank(率直な)


    • 「思ったことをはっきり言う」という意味で日常会話でも多用。


反意語(Antonyms)

• dishonest(不正直な)

• deceitful(人を欺くような)

いずれも “truthful” の「真実を語る」というポジティブな意味とは対照的に、「嘘をつく」や「騙す」というネガティブな意味になります。


7. 発音とアクセントの特徴

● 発音記号 (IPA)


  • イギリス英語: /ˈtruːθ.fəl/

  • アメリカ英語: /ˈtruθ.fəl/

● アクセント位置

最初の “truth” の部分に強勢があります(TRU-thful)。

● 発音の違い・注意事項


  • イギリス英語は /uː/ と少し長めに発音される傾向があります。

  • アメリカ英語では /u/ や /ʊ/ に近い音になることがあります。

  • “th” の発音 (/θ/) をしっかり出すことで「trus-ful」と混同しにくくなります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “truthful” を “truethful” や “truthfull” と書いてしまうミス。

    • “-ful” は “-full” と誤記しやすいので注意。


  2. 同音・似たスペルとの混同


    • “trustful” と混同しないように(“trustful” は「信用している・信頼を寄せている」という意味)。


  3. 試験対策での出題傾向


    • 英検やTOEICなどで、同義語・反意語の選択問題に出る場合があります。

    • ビジネスシーンでの語彙問題や読解問題で “truthful” が使われることも。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “truth” + “ful” = 「真実で溢れている」というイメージを思い浮かべると覚えやすいです。

  • “ful” は他の単語(helpful, useful, thankfulなど)でも同じように「~に満ちた」というニュアンスを持つので、まとめて覚えると良いでしょう。

  • 「デタラメな話をしない→嘘で満たされない→truthful」というストーリーで覚えると印象に残りやすいです。


以上が “truthful” の詳細解説になります。正直に何かを表現したいときにとても便利な形容詞ですので、ぜひさまざまな文脈で使ってみてください。

意味のイメージ
truthful
意味(1)

(人が)真実をいう,誠実な

意味(2)

(記述・説明などが)真実の,正確な(accurate)

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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