最終更新日:2025/12/04

交代用の, 予備の / キャンセル待ちの / 待機の

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元となった辞書の項目

standby

形容詞

交代用の, 予備の / キャンセル待ちの / 待機の

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代役の俳優は役を引き継ぐ準備ができていました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: standby

品詞: 形容詞 (ただし、名詞・副詞としての用法も存在)

CEFRレベル: B2(中上級)


  • 日常会話やビジネスシーンでしばしば目にするが、少し専門的なニュアンスを含むこともあるため、中上級レベルと考えられます。

意味(英語&日本語)


  • 英語: “Standby” as an adjective means “ready to be used if needed” or “kept available for emergency or backup.”

  • 日本語: 「いざという時のために待機している」「予備として用意されている」という意味です。あらかじめ使われるかはわからないけれど、必要になればすぐ使えるようにしている、というニュアンスの単語です。

活用形


  • “standby” は形容詞としては変化(比較級・最上級)を取らないことが一般的です。

  • 名詞として使う場合は “standby” (単数形) / “standbys” (複数形) のようになります。

  • 副詞的に “on standby” の形で用いられることも多いです。

他の品詞


  • 名詞例: “He is on standby to take over the task.” (彼はその仕事を引き継ぐために待機している)

  • 副詞例: “The system remained on standby just in case.” (念のため、そのシステムは待機状態のままだった)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • stand + by


    • “stand” は「立つ」

    • “by” は「そばに(いる)」「近くに」などの意味


  • 組み合わさることで、「近くに立って控えている」というイメージがもとになっています。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. standby mode → 待機モード

  2. standby ticket → スタンバイチケット(空席待ちチケット)

  3. standby passenger → 空席待ちの乗客

  4. standby crew → 待機クルー

  5. standby generator → 予備発電機

  6. keep something on standby → 何かを予備として待機させる

  7. on standby for instructions → 指示を待機している

  8. put someone on standby → 誰かを待機させる

  9. standby power → 待機電力

  10. standby arrangement → 予備的な取り決め


3. 語源とニュアンス

語源


  • “stand by” は古英語由来の動詞句で、「立ち止まって傍らにいる」という意味。「何かあったらすぐ行動に移せるように待機する」というニュアンスが形容詞まで発展し、“standby” という形容詞の形でも「予備の」「待機の」という意味で使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「いつでも対応できる準備がある」というポジティブなイメージを伴います。

  • 緊急時やバックアップとしての用途、または「まだ本決定ではないが状況次第で使うかもしれない」というシーンで使われます。

  • 口語でもフォーマルでも使われますが、ビジネス文書やニュースで見ることが比較的多く、「待機・予備」といった堅めのニュアンスをもつことがあります。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文やイディオム


  • be on standby: 待機状態にある


    • 例: “We are on standby for your instructions.”


  • in standby mode: 待機モードになっている


    • 例: “The computer is in standby mode.”


フォーマル / カジュアル


  • フォーマル: “The emergency team is on standby.”

  • カジュアル: “We’re on standby if you need help.”

文法上のポイント


  • 形容詞 “standby” は限定用法で使われる(名詞の前につく)。


    • 例: “a standby generator” (待機用の発電機)


  • 名詞 “standby” は可算名詞として扱われる場合が多い。


    • 例: “We have several standbys ready in case of failure.”



5. 実例と例文

日常会話で使われる例文


  1. “I always keep a standby flashlight in my car in case of emergencies.”

    (緊急のときに備えて、車にいつも予備の懐中電灯を置いてあるんだ。)

  2. “We have a standby babysitter if our regular one isn’t available.”

    (普段のベビーシッターが無理な場合に備えて、待機中の別のベビーシッターがいるの。)

  3. “He is on standby to pick us up when we finish shopping.”

    (彼は私たちの買い物が終わるのを待って、すぐに迎えに来られるよう待機しているよ。)

ビジネスシーンで使われる例文


  1. “The backup server is on standby in case the main server goes down.”

    (メインサーバーがダウンした場合に備えて、バックアップサーバーが待機している。)

  2. “We keep a standby workforce during peak seasons.”

    (繁忙期には、予備の人員を待機させています。)

  3. “The marketing team is on standby for the product launch announcement.”

    (マーケティングチームは製品発表に備えて待機しています。)

学術的な文脈で使われる例文


  1. “A standby power source is mandatory for critical systems in the laboratory.”

    (研究室の重要システムには予備電源が必須です。)

  2. “Researchers keep standby solutions ready to prevent contamination.”

    (研究者たちは汚染を防ぐために、予備の溶液を用意している。)

  3. “The standby protocol ensures minimal downtime in case of an equipment failure.”

    (予備の手順により、機材故障時のダウンタイムを最小限に抑えられます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. backup (バックアップ)


    • 「代替・予備」という点で近い意味。例: “a backup plan”


  2. spare (スペア)


    • 同じ機能を持つ予備の物。形容詞または名詞で使われる。例: “spare tire”


  3. extra (余分・追加の)


    • 想定以上に準備している、ややカジュアル。例: “extra batteries”


反意語


  • primary (主要な)


    • 予備ではなく“メインの”というニュアンス。


  • main (主な)


    • 「サブ」や「待機」ではなく、中心となるものを指す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記: /ˈstændˌbaɪ/

  • アクセントは “stand” の母音にやや強勢がありますが、複合的に「スタンバイ」と一続きで発音されることが多いです。

  • アメリカ英語: [ˈstændˌbaɪ] (スタンバイ)

  • イギリス英語: [ˈstændˌbaɪ] (スタンバイ)


    • 大きな差はほとんどありません。


  • よくある間違いとして “standby” が “sendby” や “standbay” などと聞こえてしまう場合があります。発音は “stand” + “by” の2要素をはっきりと区切りすぎず、でも明確に意識しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “standby” を “stand by” と分けるケースがあるが、形容詞や名詞で使う時は1語が多い(ただし、副詞句としては “stand by” となる)。

  • 同音異義語との混同: 似た言葉に “stand by” (動詞句) があるが、文脈により “standby” (名詞・形容詞) との区別が必要。

  • 試験対策: 主にTOEICや英検でも、ビジネス文書や空港での “standby ticket” などで出題される可能性があります。形容詞としての用法を理解しておくことが大切です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「この場所で立って(stand)すぐに行動に入れるそば(by)にいる」という感覚から、常にスタンバイしている(待機している)状態を思い浮かべましょう。

  • 勉強テクニック:


    • “standby” と “backup” をセットで覚えると、「緊急時のための準備された状態」というイメージが定着しやすいです。

    • 「スタンバイする=いつでも『バイバイ』せずに立っている」という音の連想で覚えてみるのもよいでしょう。


以上が、形容詞 “standby” の詳細な解説です。待機・予備といった意味合いをしっかり理解して、日常会話やビジネスシーンで使ってみてください。

意味のイメージ
standby

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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