〈他〉…をびしょぬれにする,をぬらす / 《…に》…を浸す《in, into, through ... 》/ 〈水分・知識など〉を吸収する《up》 / 〈自〉(液体などに)つかる, 浸る《in, into ...》/ 《…に》〈液体が〉しみる《in, into, through ...》
soak
〈他〉…をびしょぬれにする,をぬらす / 《…に》…を浸す《in, into, through ... 》/ 〈水分・知識など〉を吸収する《up》 / 〈自〉(液体などに)つかる, 浸る《in, into ...》/ 《…に》〈液体が〉しみる《in, into, through ...》
以下では、動詞「soak」を、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
● 英語の意味
“soak” は「液体に浸す」「たっぷりと吸収する」「びしょ濡れにする」といった意味を持つ動詞です。
● 日本語の意味
「soak」は「(水や液体に)〜を浸す・浸る」というニュアンスがあります。
例えば、洗濯物をバケツの中の水に浸して、しみ込ませたり、人がお風呂にゆっくりと浸かったりというイメージです。「soak up」で「吸収する」という使い方もあります。
● 品詞・活用
- 品詞: 動詞 (Verb)
- 活用形:
- 原形: soak
- 三人称単数現在形: soaks
- 現在分詞/動名詞: soaking
- 過去形: soaked
- 過去分詞: soaked
- 原形: soak
● 他の品詞形
- 名詞形: “soak” (「浸すこと」「浸液」の意)
- 形容詞形: “soaked” (「びしょ濡れの」「ずぶ濡れになった」の意)
- 例: “I’m soaked!” (「びしょ濡れだよ!」)
● CEFRレベル目安: B2(中上級)
日常会話で耳にする機会があり、ある程度語彙が増えてきたレベルで使いこなせる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- soak 自体は 明確な接頭語・接尾語をもたず、古英語から派生した比較的短い語です。
よく使われるコロケーション(10個)
- soak in water(水に浸す)
- soak up the sun(日光を浴びる/太陽を満喫する)
- soak the dishes(皿を(洗う前に)浸け置きする)
- soak in the tub(浴槽にゆっくり浸かる)
- soak through(液体がしみ通る)
- let it soak(それを浸しておく)
- get soaked(びしょ濡れになる)
- soak up knowledge(知識を吸収する)
- soak a stain(汚れを浸す・つけ置きする)
- soak overnight(一晩浸けておく)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の “socian” から来ており、「液体に浸す」や「浸して柔らかくする」という意味合いを持っていました。
- ニュアンス:
- 何かを長時間浸して、液体や意味などを「たっぷり吸収する」というイメージが強いです。
- 「soak up the atmosphere」(雰囲気を(満喫しながら)吸収する) のように、抽象的な対象を「じっくり味わう・吸収する」という意味合いでも使われます。
- カジュアルな場面でも日常的に使われる一方、「let the beans soak overnight」のように料理の手順など、フォーマルな文章でもよく見られます。
- 何かを長時間浸して、液体や意味などを「たっぷり吸収する」というイメージが強いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞としての使い方:
- “to soak + 目的語 + 前置詞” の形が一般的。
- 例: “Soak the clothes in cold water.”(服を冷たい水に浸してください。)
- “to soak + 目的語 + 前置詞” の形が一般的。
- 自動詞としての使い方:
- “to soak in + 場所/液体” で「浸る・染み込む」という意味を表すことがあります。
- 例: “Let the couscous soak in hot water.”(クスクスをお湯でふやかしておきましょう。)
- “to soak in + 場所/液体” で「浸る・染み込む」という意味を表すことがあります。
- イディオム: “soak up” は「吸収する」「学ぶ」「満喫する」などバリエーション豊富です。
- 例: “soak up the sun / soak up knowledge / soak up the atmosphere”
- 例: “soak up the sun / soak up knowledge / soak up the atmosphere”
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)
- “I got caught in the rain and got soaked.”
(雨に降られて、びしょ濡れになっちゃった。) - “Could you soak the dishes for a while before washing them?”
(皿を洗う前に少し浸け置きしてもらえる?) - “Let’s just soak in the hot tub and relax.”
(温かい浴槽に浸かってゆっくりしようよ。)
ビジネスシーン(ややフォーマル)
- “We often need to soak the labels to remove them without damage.”
(ラベルを傷つけずに剥がすために、よく浸け置きが必要です。) - “Please allow the fabric to soak in the cleaning solution overnight.”
(繊維を一晩洗浄液に浸しておいてください。) - “After soaking the data in detail, we can propose a comprehensive strategy.”
(データをじっくり検討してから、包括的な戦略を提案することができます。)
(※ “soak the data” は比喩的に「データをじっくり把握して消化する」のようなイメージです。)
学術的な文脈(フォーマル)
- “The samples were soaked in a saline solution for 24 hours prior to examination.”
(検査の前に、サンプルは24時間生理食塩水に浸された。) - “Researchers allowed the cells to soak in the antibody solution for enhanced binding.”
(研究者たちは結合を高めるため、細胞を抗体溶液に浸した。) - “Soaking the material under constant temperature conditions ensures uniform absorption.”
(一定温度環境下で材料を浸け置くことで、均一な吸収が保証される。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- immerse(イマース)- 「完全に沈める」
- “immerse” はしっかり深く沈めるニュアンス。「学問などに没頭する」という比喩的な使い方にも。
- “immerse” はしっかり深く沈めるニュアンス。「学問などに没頭する」という比喩的な使い方にも。
- drench(ドレンチ)- 「びしょ濡れにする」
- 「上から水をかけてずぶ濡れにする」ようなイメージが強い。
- 「上から水をかけてずぶ濡れにする」ようなイメージが強い。
- saturate(サチュレイト)- 「完全にしみ込ませる」
- 科学や技術系テキストで「飽和する」「充分に満たす」という意味合いでもよく使われる。
- 科学や技術系テキストで「飽和する」「充分に満たす」という意味合いでもよく使われる。
反意語
- dry(ドライ)- 「乾かす」「乾く」
- soak とは逆に水分を取り除くイメージ。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA)
- イギリス英語: /səʊk/
- アメリカ英語: /soʊk/
- イギリス英語: /səʊk/
- アクセント(強勢): 1音節の単語のため、頭からしっかり音を出します。
- よくある発音ミス: /sɒk/(「ソック」と短い音)となってしまいがちですが、実際は「ソーク」のように発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “soak” を “sock” と書き間違えることがあるので要注意。
- 発音の取り違え: /səʊk/ と /sʌk/(suck)を混同しやすいですが、全く違う意味の単語です。
- 試験対策: TOEICや英検で「料理の手順」「洗濯の仕方」「雨の日の表現」などを説明する際に出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「“soak” には “sink” や “sponge” のように何かを吸い込むイメージ」
- 指で水を含んだスポンジをじわっと押して、液が染み出てくるイメージで覚えるとよいでしょう。
- 指で水を含んだスポンジをじわっと押して、液が染み出てくるイメージで覚えるとよいでしょう。
- 「“soak up”=『~を吸い上げる』→ スポンジが水を吸うイメージ」というストーリーで関連づけると記憶しやすいです。
- スペルの最後に “k” があることをしっかり意識して、綴りを覚えるのがポイントです。
以上が「soak」の詳細解説です。料理、洗濯、入浴など、日常場面でもよく使われる便利な単語なので、ぜひ覚えてみてください。
…‘を'びしょぬれにする,ぬらす / (…に)…‘を'浸す,つける《+名+in(into, through)+名》 / 〈水分・知識など〉‘を'吸収する《+up+名,+名+up》 / 〈汚れなど〉‘を'しみ出させる《+out+名,+名+out》 / 《話》〈人〉‘に'法外な値段をふっかける / (液体などに)つかる,浸る《+in(into)+名》
(…に)〈液体が〉しみる《+in(into, through)+名》