最終更新日:2025/12/03
〈U〉(隠れた事実などを)『明らかにすること』,暴くこと《+『of』+『名』》 / 『明らかにされたこと』,暴露された事実 / 〈U〉(神の)啓示,黙示 / 《the R-》ヨハネによる黙示録(新約聖書の最後の書;《略》『Rev.』)
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元となった辞書の項目
revelation
IPA(発音記号)
名詞
〈U〉(隠れた事実などを)『明らかにすること』,暴くこと《+『of』+『名』》 / 『明らかにされたこと』,暴露された事実 / 〈U〉(神の)啓示,黙示 / 《the R-》ヨハネによる黙示録(新約聖書の最後の書;《略》『Rev.』)
解説
1. 基本情報と概要
単語: revelation
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): A surprising or previously unknown fact that is disclosed or made known.
意味(日本語): 何か新しく驚くべき事実が明らかになったり、知られていなかった情報が公表されたりすること。
「revelation」は「新たな発見や事実が明るみに出る」といったニュアンスがあり、特に衝撃的、驚きを伴うような場面でよく用いられます。「まさかそんなことが!」というような驚きを含む表現です。
活用形
- 名詞なので動詞のような時制による活用はありません。
- しかし形容詞形や動詞形に関連語として以下の例があります。
他の品詞形
- 動詞形: reveal (レヴェール 「明らかにする」)
- 形容詞形: revelatory (レヴェラトリー 「啓示の、驚くべき事実を明らかにする」)
CEFRレベルの目安
- B2 (中上級): ニュース記事や本などで見かけることがあり、抽象度の高い表現として使われるため、中上級レベル程度が目安です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- re-:強意や強調を表す接頭語として解釈される場合がありますが、ラテン語起源としては再び/後ろから、という意味を含むことも。
- vela- (ラテン語: velare 「覆う」) の語根と関連している説があります。
- -tion:名詞化する接尾語。「~する行為・状態・結果」などを表します。
派生語や類縁語
- 【動詞】reveal (明らかにする)
- 【形容詞】revealing, revelatory (示唆に富む、啓示的な)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- a shocking revelation
- 衝撃的な新事実
- 衝撃的な新事実
- a surprising revelation
- 驚くべき新事実
- 驚くべき新事実
- a divine revelation
- 神からの啓示
- 神からの啓示
- a personal revelation
- 個人的な気づき
- 個人的な気づき
- a sudden revelation
- 突然のひらめき / 発覚
- 突然のひらめき / 発覚
- the moment of revelation
- 発覚の瞬間
- 発覚の瞬間
- revelation about one’s past
- 自分の過去についての発覚
- 自分の過去についての発覚
- the book of Revelation (聖書)
- (聖書の)黙示録
- (聖書の)黙示録
- revelation to the public
- 公に明らかにすること
- 公に明らかにすること
- an eye-opening revelation
- 目を見張るような新発見
- 目を見張るような新発見
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の「revelare(覆いを取り除く)」から来ています。「覆いを外して見えるようにする、明らかにする」という意味が語源です。
- また、キリスト教の文脈では神からの“黙示” (特に「ヨハネの黙示録」= the Book of Revelation) の意味でよく使われました。
使用時の注意点とニュアンス
- 「revelation」は本当に大きな驚きや衝撃的な内容を伴う場合が多いです。口語でも使いはしますが、そこそこフォーマルなニュアンスか、劇的な場面を強調する時に用いられます。
- 宗教的・精神的な文脈では「神の啓示」を意味する場合もあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞として扱われます。大抵は単数形で用いられますが、複数形「revelations」で「いくつかの驚くべき事実」となる場合もあります。
- 一般的に「a revelation」や「the revelation」と冠詞を伴い、「a(re) revelation of ~」と「~に関する(新事実の)発覚/明かされること」という形の構文でよく使われます。
使用シーン
- フォーマル: 報道文、文学的文脈、アカデミックな論文
- カジュアル: 「It was such a revelation to me!(本当に目から鱗だったよ)」のような個人的驚きを示す会話
5. 実例と例文
日常会話(3例)
- “I just had a revelation about where I left my keys— they’re in my other coat!”
- 「カギをどこに置いたかわかったんだ!別のコートに入れっぱなしだよ!」
- 「カギをどこに置いたかわかったんだ!別のコートに入れっぱなしだよ!」
- “It was a revelation to see how kind he truly is.”
- 「彼が本当に親切だって知って、びっくりしたよ。」
- 「彼が本当に親切だって知って、びっくりしたよ。」
- “Learning how to cook was a revelation for me. I never knew it could be so fun.”
- 「料理を覚えたのは衝撃的な体験だった。こんなに楽しいなんて知らなかったよ。」
ビジネス(3例)
- “The financial report brought a revelation about the company’s spending habits.”
- 「その財務報告で、会社の支出傾向について新事実が明らかになりました。」
- 「その財務報告で、会社の支出傾向について新事実が明らかになりました。」
- “His revelation concerning the upcoming merger took everyone by surprise.”
- 「彼の今度の合併に関するリーク情報は、皆を驚かせました。」
- 「彼の今度の合併に関するリーク情報は、皆を驚かせました。」
- “The new strategy was a revelation in terms of boosting sales.”
- 「その新しい戦略は売上増の面では目から鱗が落ちるような発見でした。」
学術的な文脈(3例)
- “This study’s findings are a revelation in neuroscience, shedding new light on brain plasticity.”
- 「この研究の発見は神経科学において画期的で、脳の可塑性に新たな光を当てています。」
- 「この研究の発見は神経科学において画期的で、脳の可塑性に新たな光を当てています。」
- “The paper provides a revelation about the historical context of the war previously misunderstood.”
- 「この論文は、これまで誤解されていた戦争の歴史的背景について新たな事実を明らかにしています。」
- 「この論文は、これまで誤解されていた戦争の歴史的背景について新たな事実を明らかにしています。」
- “Her revelation that cultural factors influence language acquisition has changed the field’s perspective.”
- 「文化的要因が言語習得に影響を及ぼすという彼女の発見は、その分野の見方を変えました。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- disclosure (ディスクロージャー、暴露)
- 「情報の開示/暴露」を意味し、ややフォーマル。必ずしも驚きを伴うとは限りません。
- 「情報の開示/暴露」を意味し、ややフォーマル。必ずしも驚きを伴うとは限りません。
- unveiling (アンヴェイリング、ベールを外すこと)
- 「公開する、披露する」、新しい芸術作品や新製品の発表でも使います。
- 「公開する、披露する」、新しい芸術作品や新製品の発表でも使います。
- epiphany (エピファニー、突然のひらめき)
- 宗教的意味もありますが、ふとしたひらめきや悟りのような意味を持つことも多いです。
- 宗教的意味もありますが、ふとしたひらめきや悟りのような意味を持つことも多いです。
- insight (インサイト、洞察)
- 「ものごとを深く理解する」ニュアンス。驚きというよりは、観察と理解の過程に重点。
反意語 (Antonyms)
- concealment (コンシールメント、隠蔽)
- 「隠すこと」、秘密にしておくこと。revelation が「明かすこと、発覚」であるのに対し、その逆です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˌrɛv.əˈleɪ.ʃən/
- アクセント: 第3音節「-la-」に強勢があります。[rev-uh-LAY-shun]に近い発音です。
- アメリカ英語: [レヴァレイション]、イギリス英語もほぼ同じですが、若干第一音節が revと [rɛv] の差がある程度です。
- よくある発音ミス: 「revelation」の[ve]部分を “ビー” とする/ “ベイ”の変化を間違ったり、stressが前に寄って “RE-ve-lay-tion” となってしまう場合があります。強勢を“レイ”の部分に置くのが正しいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「revelation」を「revalation」や「reveletion」と誤記しやすい。
- 同音・類似単語との混同: “revelation”と “revolution” は綴りが似ていますが、意味も発音も異なります。
- 試験対策: TOEIC・英検などでは文脈として「驚くべき事実の発覚」や「神の啓示」に関連した文章中で出題されることがあります。文中で「ニュース的・宗教的文脈」での‘revelation’という単語が読み取り問題などに出る場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ベール(veil)を取り除く (re- + velare) → “本体があらわになる” → “明らかになる”」というイメージ。
- 「衝撃の事実」という感覚で覚えると、いざ使うときに連想しやすいです。
- スペリングでは「rev-e-la-tion」と区切り、さらに「-tion」で名詞化と覚えると混乱せずに済みます。
ぜひ、「ベールをはがす (reveal)」イメージで、「驚くべき新事実(revelation)」が浮かぶようにすると自然に頭に残ります。
意味のイメージ
意味(1)
〈U〉(隠れた事実などを)明らかにすること,暴くこと《+of+名》
意味(2)
明らかにされたこと,暴露された事実
意味(3)
〈U〉(神の)啓示,黙示
意味(4)
《the R-》ヨハネによる黙示録(新約聖書の最後の書;《略》Rev.)