最終更新日:2025/09/23

『首相』,『総理大臣』({略}P.M.)

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元となった辞書の項目

prime minister

名詞

『首相』,『総理大臣』({略}P.M.)

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首相はテレビ演説で国民に呼びかけました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: prime minister

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): The head of an elected government; the principal minister of a sovereign or state.

意味(日本語): 選挙によって選ばれた政府の長(首相・総理大臣)。いわゆる「政府を代表する主要な人物」です。国によっては大統領制があったり、君主がいたりしますが、その国の行政の最高責任者を指すことが多いです。

CEFRレベルの目安:


  • B1(中級): 政治や社会制度の基礎的な単語として、中級レベルでは理解しておきたい単語です。

活用形


  • 単数形: prime minister

  • 複数形: prime ministers

ほかの品詞形


  • 形容詞形: prime-ministerial (例: “prime-ministerial duties”「首相としての職務」)

  • 名詞形(関連): prime ministership (「首相の地位・任期」)


2. 語構成と詳細な意味


  • prime: 「第一の」「主要な」を意味するラテン語由来 (primus = first)

  • minister: 「下僕」「奉仕者」を語源に持つラテン語 minister(「奉仕する者」)から派生

他の単語との関連性


  • premier: 「首相」を意味する同義語(やや短い表現)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. British Prime Minister(イギリスの首相)

  2. Japanese Prime Minister(日本の首相)

  3. appoint a prime minister(首相を任命する)

  4. former prime minister(前首相)

  5. deputy prime minister(副首相)

  6. prime minister’s cabinet(首相の内閣)

  7. prime minister’s office(首相府/首相官邸)

  8. prime ministerial debate(首相候補による討論)

  9. serve as prime minister(首相として務める)

  10. prime minister resigns(首相が辞任する)


3. 語源とニュアンス

「prime」は「最初」「主要」、「minister」は本来「仕える者」といった意味を持ち、歴史的には「国家の最初の奉仕者」「トップの助手」といったニュアンスで成り立っています。長い歴史を持つ国では、国王や女王に仕える立場でしたが、民主主義が進むにつれ「国民の代表」「政府の長」という立ち位置になりました。


  • カジュアルな場面: 堅い政治的な話題でなければ言及頻度はあまり高くありません。

  • フォーマルな場面: ニュースや公式発表、政治関連の文章などで使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞として扱いますので、必要に応じて冠詞や複数形を使い分けます。


    • 例: a prime minister(ある首相) / the prime minister(その首相) / prime ministers(複数の首相)


  • 普通は「the prime minister」の形で特定の国・政府の首相を指すことが目立ちます。

  • イディオムとしては特にありませんが、政治的文脈で好んで使われるフレーズが多いです。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Did you hear that the prime minister is visiting our city next week?”

    (来週、首相が私たちの街に来るって聞いた?)

  2. “I wonder how the new prime minister will handle the economy.”

    (新しい首相は経済をどう扱うんだろう。)

  3. “My friend wants to meet the prime minister in person someday.”

    (私の友人はいつか実際に首相に会いたいと思っているの。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “The prime minister’s economic policies have a direct impact on corporate tax rates.”

    (首相の経済政策は、法人税率に直接影響を与えます。)

  2. “Our company was invited to a discussion panel hosted by the prime minister’s office.”

    (私たちの会社は首相官邸が主催する討論会に招待されました。)

  3. “We need to align our exports with the new trade agreement signed by the prime minister.”

    (首相が締結した新しい貿易協定にあわせて輸出を調整しなければいけません。)

学術的・政治的文脈での例文


  1. “A prime minister typically leads the executive branch and shapes government policy.”

    (首相は通常、行政府を率いて政府の政策を形作る役割を担います。)

  2. “The power of the prime minister can vary significantly depending on a nation’s constitution.”

    (首相の権限は、国の憲法によって大きく異なることがあります。)

  3. “Historically, the role of the prime minister evolved out of the monarch’s chief advisor.”

    (歴史的に見ると、首相の役割は君主の主要側近から発展していきました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • premier(プレミア): 同じく「首相・総理大臣」を指す、より短い言い方。ただし国や文脈によっては「知事」や「州首相」の意味になることもあります。

  • head of government(ヘッド・オブ・ガバメント): 「政府の長」という一般的表現。形式ばらない広義表現です。

反意語


  • 厳密な反意語はありませんが、強いて言えば monarch(君主)president(大統領) は制度上形態が異なる政体の元首を指します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(米国英語): /praɪm ˈmɪnɪstər/

  • IPA(英国英語): /praɪm ˈmɪnɪstə(r)/

アクセントは “prime” の「praɪm」と “minister” の「mɪn」の部分に強勢が置かれがちです。

よくある間違いは “minister” を「マイニスター」と発音してしまうケースです。最初の “min” は “ミン” と発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「prim minister」や「prime minster」など「i」が抜けてしまうミス。

  • 単語は2語表記(prime + minister)なので、ハイフンで “prime-minister” と書く必要は本来ありません。

  • president と混同しないように注意。制をとらない国もあるので文脈をしっかり把握しましょう。

  • 英検やTOEICなどの試験でも政治関連の文章中で登場することがあります。ニュース記事や時事問題に触れる際に重要単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Prime” (主要・一番) + “Minister” (管理・奉仕する立場) = “国を率いる最も主要な人物” と覚える。

  • “プライムビデオ(Prime Video)” など “prime” という言葉を見聞きする機会が多いので、「主要」「トップ」「最初」などのイメージをしっかり結び付けると覚えやすいです。

  • 政治ニュースやドラマなどで「首相」という役職を耳にしたときに “prime minister” を意識すると定着しやすいでしょう。


以上が “prime minister” の詳細な解説です。政治やニュースを扱う際によく登場する単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
prime minister
意味(1)

首相,総理大臣({略}P.M.)

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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