最終更新日:2025/08/06

(アスファルトなどで)…‘を'『舗装する』《+『名』+『with』+『名』》

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

pave

動詞

(アスファルトなどで)…‘を'『舗装する』《+『名』+『with』+『名』》

このボタンはなに?

建設班はアスファルトで道路を舗装する予定です。

このボタンはなに?
解説

以下では、動詞“pave”について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英語での意味

“pave”とは、「道路や床などの表面を平らにするために石やアスファルトなどを敷き詰める」という意味です。

日本語での意味

「(道路などを)舗装する、舗設する」という意味です。

「pave」は「道路や歩道、道筋をしっかり整える」というニュアンスの単語です。たとえば、「舗装して歩きやすくする」「基盤を作る」といったときに使われます。

品詞


  • 動詞 (Verb)

活用形


  • 原形 (Base form): pave

  • 三人称単数現在形 (Third-person singular): paves

    例: He paves the road every summer.

  • 現在分詞/動名詞 (Present participle/Gerund): paving

    例: They are paving the sidewalk.

  • 過去形 (Past tense): paved

  • 過去分詞 (Past participle): paved

他の品詞形


  • 形容詞 (例): “paved” …「舗装された」という形容詞的用法 (Ex. paved road)

  • 名詞形としては “pavement” (舗装、または舗装した道路) や “paver” (舗装工) などがあります。

CEFRレベルの目安


  • B1 (中級)

    学習者にとっては、具体的な行為を表す動詞であり、ニュース記事や技術的な文脈でよく出てくる単語です。頻出語ではありますが、初級レベルではあまり登場しないかもしれません。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “pave”


    • ラテン語の “pavire” (踏み固める) が語源とされています。


接頭語や接尾語がついた派生形はあまり多くありませんが、名詞形の “pavement” や “paver” などが関連語として挙げられます。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ (10個)


  1. pave a road → 道を舗装する

  2. pave a driveway → (家の)私道を舗装する

  3. pave the street → 通りを舗装する

  4. pave a path → 小道を舗装する

  5. pave with asphalt → アスファルトで舗装する

  6. pave with concrete → コンクリートで舗装する

  7. pave the way (for ...) → (...のために)道を切り開く

  8. newly paved road → 新たに舗装された道路

  9. try to pave → 舗装を試みる

  10. fully paved surface → 完全に舗装された表面


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “pavire” (踏み固める) が語源で、そこからフランス語を経由して英語に入ってきたとされています。

ニュアンス


  • 「道路などを敷き固める」という具体的な意味がありますが、比喩的に「pave the way for ~」という構文で「~への道を切り開く」「~を可能にする」のような、“基盤を作る” ニュアンスでも頻繁に使われます。

  • 口語・文章の両方で使われます。特に「pave the way」はビジネスや政治の文脈でもフォーマルに使われる表現です。


4. 文法的な特徴と構文


  • “pave”は基本的に他動詞 (transitive verb) として使われ、「(人が) ~を舗装する」という形をとります。目的語として「道路」や「表面」などが来るのが一般的です。

  • 「pave with ~」のように、どの素材で舗装するのかを示すために“with”を伴うこともあります。

  • イディオムとしては「pave the way for ~」が非常に有名です。「~への道を切り開く」「~の準備をする」という比喩的表現で、フォーマル・カジュアルのどちらでも使えますが、主に書き言葉やスピーチなどでよく使われます。


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “They’re paving the street outside my house, so it’s quite noisy right now.”

    (今、家の前の通りを舗装しているから、結構うるさいんだ。)


  2. “I need to pave the walkways in my garden to make them safer.”

    (庭の小道をもっと安全にするために舗装しなくちゃ。)


  3. “My neighbor paved his driveway last weekend.”

    (隣の人は先週末に自宅の私道を舗装したよ。)


ビジネス (3例)


  1. “Our company is responsible for paving the new parking lot.”

    (私たちの会社が新しい駐車場の舗装を担当しています。)


  2. “Paving the entrance area will give our customers a better first impression.”

    (入口周りを舗装することで、顧客により良い第一印象を与えられるでしょう。)


  3. “We’ve hired a contractor to pave the pathways around the office.”

    (オフィス周辺の歩道を舗装するために、業者を雇いました。)


学術的 (3例)


  1. “This research paved the way for future studies in road surface technology.”

    (この研究は道路表面技術の将来の研究への道を切り開きました。)


  2. “By paving the experiment site with permeable materials, we can analyze water runoff.”

    (実験場所を透水性のある素材で舗装することで、水の流出を分析することができます。)


  3. “Urban planners have proposed paving sidewalks with ecofriendly materials to reduce heat.”

    (都市計画家たちは、熱を抑えるために環境に優しい素材で歩道を舗装することを提案してきました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “surface” → 「表面を覆う」


    • 舗装とかなり近いですが、paveは「敷いて固める」というニュアンスが強いのに対し、surfaceは「表面をカバーする」という広義の意味が含まれます。


  2. “cover” → 「覆う」


    • こちらも広い意味を持ち、「何かの上に覆いかぶせる」という一般的な動詞です。


  3. “lay” → 「敷設する」


    • タイルやブロックなどを敷き詰める際に使われる表現です。


反意語 (Antonyms)

明確な反意語は少ないですが、「剥がす」「壊す」に近い単語として以下が考えられます。


  • “remove” → 取り除く

  • “break up” → (地面などを) 破砕する


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /peɪv/

  • アメリカ英語 (AmE) とイギリス英語 (BrE) では、ともに /peɪv/ と発音し、ほぼ違いはありません。

  • 強勢(アクセント)は1音節しかないので単語全体にありますが、母音は “-ay-” と同じ“エイ”の音です。

  • よくある間違いとしては、母音を /a/ と発音したり、無駄に「パーヴ」と伸ばしたりするケースがあります。短く切らずに「ペイヴ」という感じで発音するとよいでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミスとして “pave” を “pav” などと省略してしまうミスに注意してください。

  • “pave” と “pavement” の混同にも気をつけましょう。 “pavement” は名詞で「歩道」や「舗装された面」を意味します。

  • TOEICなどのビジネス英語でも “pave” は「(工事関連や準備を)進める」という文脈で出題される可能性があります。特に “pave the way for ~” は実際の記事や報告書でよく目にします。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “pave”は「道を作る、固める」と覚えるとイメージしやすいでしょう。

  • 「pavement (歩道)」と関連づけて、「pave → pavement → 道」とつなげて記憶する方法がおすすめです。

  • “pave the way” は比喩的に「未来の道を切り開く」として、とても便利な表現です。ニュースの記事見出しなどでもよく登場するので、実際に目にしたら覚えておきましょう。


以上が、動詞“pave”の詳細解説です。道路や歩道を「舗装する」だけでなく、比喩的な表現として「道を切り開く」という意味でも多用される便利な単語ですので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
pave
意味(1)

(アスファルトなどで)…‘を'舗装する《++with+

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★